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猫OK物件(猫共生物件・猫可物件)で差別化を図るという選択肢

174 views 2017.1.30
猫OK物件(猫共生物件・猫可物件)で差別化を図るという選択肢
2016年11月22日、福岡の不動産管理の株式会社三好不動産は、「ねこといっしょに暮らせる部屋」を開発しました。

階段式キャットウォークや可動式猫用個室部屋などを備えたリノベーション物件で、城南区樋井川に第一号を施工。今後はブランド化して福岡都市圏で展開する予定とのことです。総合プロデュースを行ったのは作詞家、歌手でタレントの依布サラサ氏。三好不動産は、今後も依布氏とともに猫共生物件が少ない福岡に猫部屋のブームを作っていく考えのようです。

猫OK物件は全国的にはまだ少ないのが現状です。「ペット可」の賃貸物件であっても、問い合わせてみると「犬は可、猫は不可」という物件は少なくありません。その大きな理由として、猫の爪とぎが挙げられます。猫は爪とぎで壁紙、柱、ふすまなどを傷付け、内装を損傷してしまう恐れがあるため、ペット可の賃貸物件でも「猫は不可」となるケースがあります。

とはいえ、今日においては猫の飼育頭数は犬の飼育頭数と同程度になってきていますし、猫OK物件のみを取り扱っている賃貸サイトもあります。また、オーナー側の工夫で爪とぎ対策などを行うことも可能です。空室率を改善するために、あるいは猫と共存しやすい地域づくりに貢献するために、猫OK物件で差別化を図るというのも選択肢の一つといえます。
目次

1.犬の飼育頭数は減少、猫の飼育頭数は横ばい

2.猫OK物件で差別化を図る際のポイント

1.犬の飼育頭数は減少、猫の飼育頭数は横ばい

一般社団法人ペットフード協会の「平成28年 全国犬猫飼育実態調査」によると、過去5年間(2012年~2016年)の犬・猫の飼育頭数は下記の通りです。

【犬の飼育頭数】
2012年:約1153万4000頭
2013年:約1087万2000頭
2014年:約1034万6000頭
2015年:約991万7000頭
2016年:約987万8000頭

【猫の飼育頭数】
2012年:約974万8000頭
2013年:約974万3000頭
2014年:約995万9000頭
2015年:約987万4000頭
2016年:約984万7000頭
※外猫(野良猫、地域猫)は除く

犬はやや減少傾向、猫はほぼ横ばいであり、犬と猫の飼育頭数にそこまで差がなくなっていることが分かります。このような推移から、猫の飼育頭数は数年後には犬の飼育頭数を抜く可能性が高いと考えられています。

※ただし、世帯あたりの平均飼育頭数は、過去5年間で犬が1.25頭~1.27頭の範囲であるのに対し、猫は1.76頭~1.79頭の範囲であるため、猫のほうがやや多頭買いの傾向があります。そのため、飼育世帯数で考えると数年後もまだ犬の方が優勢かもしれません。

猫の飼育頭数は犬の飼育頭数と比べて同程度になってきています。一方で、猫OK物件の数は犬OK物件の数と比べて少ない状況です。これが猫OK物件の優位性の一つです。

なお、同調査では「ペット飼育の阻害要因」についてもアンケートを取っています。回答者は犬・猫に関して非飼育かつ飼育意向ありの方々です。犬・猫ともに飼育阻害要因は「集合住宅に住んでいて、禁止されているから」が1位でした(犬は回答者705名のうち31.5%、猫は回答者523名のうち37.4%がその回答を選択)。飼育意向はあるものの、集合住宅で禁止されているから飼育できないという層が少なくないことが分かります。

2.猫OK物件で差別化を図る際のポイント

猫OK物件で差別化を図る際のポイント
猫OK物件で差別化を図る際のポイントについて考えていきます。

冒頭でも触れましたが、株式会社三好不動産は、階段式キャットウォークや可動式猫用個室部屋を備えるなどして猫の生態をふまえたリノベーションを行っています。このような猫の生態をふまえた部屋作りは、顧客のニーズを満たすだけでなく、猫のストレス軽減にもなります。

猫はストレスを感じたときに爪とぎを行いやすくなるので、猫のストレス軽減は爪とぎ対策に繋がります。大規模なリノベーションが予算的に厳しい場合でも、キャットタワーを設置するなど、猫のストレス軽減を考えた部屋作りを意識することが爪とぎ対策になります。また、猫が思う存分爪とぎ可能なウォールなどを設置したり、壁紙を傷に強い表面強化クロスにしたりすると、より効果的な対策となります。

入居者規約で室内飼いや去勢を規定している不動産会社やオーナーもいます。もちろん、入居者に室内飼いや去勢の同意・理解をしっかりと得たうえで入居してもらうことが前提となりますが、室内飼いを規定することは近隣住民とのトラブル防止にもなると考えられます。また、去勢に関しては猫の性的ストレスを軽減することにも繋がります。

その他、入居者の外出時や帰宅時に猫が外に飛び出さないよう、玄関までの仕切りとして機能するドアなどを設置することも重要です。ガラス窓にも網戸を付けておきます。また、猫は騒音でもストレスを感じます。窓ガラスを防音ガラスにすると外からの騒音を緩和できるため、騒音によるストレスを軽減・防止できます。 参考:三好不動産 http://www.miyoshi.co.jp/uimg/neko.pdf
有島 昇吾

ライター有島 昇吾

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