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インバウンド需要から注目される、進化形カプセルホテル

199 views 2017.2.22
インバウンド需要から注目される、進化形カプセルホテル
東京オリンピックを3年後にひかえ、今後ますます増加が見込まれるインバウンド需要。
不動産業界も、このインバウンド需要に応えるべく民泊の整備などが進んでいます。その中で、簡易宿泊施設の代表格ともいえるカプセルホテルが注目されているのをご存じでしょうか。
カプセルホテルは今どのように変化しているのか。新しい不動産ビジネスとして注目される「進化形カプセルホテル」をご紹介します。
目次

1.そもそも進化形カプセルホテルとは?

2.進化形カプセルホテルが注目される理由

3.不動産ビジネスとしての進化形カプセルホテル

4.進化形カプセルホテル経営の課題とは?

5.インバウンド需要を見越した狭小空間ビジネス

1.そもそも進化形カプセルホテルとは?

東京都内を中心に「進化形カプセルホテル」と呼ばれる簡易宿泊施設が増えています。カプセルホテル自体は、簡易宿泊施設として全国各地に存在していますが、一体どのあたりが「進化形」なのでしょうか。
進化形カプセルホテルとは、これまでのカプセルホテルの簡易宿泊所としての利便性に加え、付加価値を向上させたもの。
進化形カプセルホテルの付加価値は、以下のようなものが挙げられます。

・居住性の良さ
・女性専用スペースの確保
・アメニティの充実
・デザインへのこだわり
・コワーキングスペースやビジネスデスクの設置
・供食の充実


このように、進化形カプセルホテルは、単に「終電に乗り遅れた男性客」だけをターゲットしているわけではありません。女性でも安心して快適に泊まれるような空間や、外国人観光客を迎えるための施設としてブラッシュアップされているのです。

2.進化形カプセルホテルが注目される理由

進化形カプセルホテルが注目される理由
進化形カプセルホテルが増えている理由としてインバウンド需要の増加があります。
訪日外国人観光客は、2015年時点で前年比47%、数にして1970万人強※1を記録し、「激増」といっても過言ではない伸び方をしています。また、2016年では2015年比で約22%増、約2400万人※2という結果が出ていることから、今後もインバウンド需要は増加の一途を辿るでしょう。

これだけ急激に増え続ける訪日外国人を受け入れるには、既存のホテルだけでは不十分なのです。民泊の整備も進んではいるものの、条件面で折り合いが付かなかったり、アクセスが不便であったりすることで、今一つ効果を発揮していないというのが実情です。さらに、外国人観光客の中には当然若い女性も含まれており、女性が気軽に、なおかつ安全に宿泊できる施設への需要がありました。

このような需要にマッチしたのが「進化形カプセルホテル」といえるでしょう。
すでにJR西日本では、施設内にカプセルホテル事業者を設置すると発表しています。
「飛行機のファーストクラス」をイメージした進化形カプセルホテルを展開する「ファーストキャビン」がその事業者。JR西日本との共同出資で、「JR西日本ファーストキャビン」を設立し、西日本を中心に進化形カプセルホテルの出店を加速する方針とのことです。 ※出典:日本政府観光局(JNTO)

3.不動産ビジネスとしての進化形カプセルホテル

このように大手の参入によって一気にメジャーな存在になりつつある進化形カプセルホテルですが、不動産ビジネスとしても注目が集まっています。

カプセルホテル事業のメリットとしては、
・顧客回転率の良さ
・収容数の多さ
・比較的安価な設備投資

といったものが挙げられるでしょう。
例えば、カプセルホテルベッドを販売する「株式会社ランド」では、以下のような試算を発表しています。

●30坪(100平米)で20ベッドを設置したカプセルホテル経営の場合(回転率70%、1泊3400円)
・ベッド投資額…1600万円
・売上予測…142万8000円
・家賃…20万円
・人件費…42万円
・水道光熱費…10万円
・雑費…10万円
・償却5年返済…27万円
・営業利益…338000円


もちろん、これはあくまでも概算です。進化形カプセルホテルを経営するのであれば、アメニティーの完備やデザイン性の重視により、もう少しイニシャルコストが高くなるでしょう。

しかしながら、初期投資の少なさと回転率の良さ、今後のインバウンド需要増加による将来性を考えれば、不動産ビジネスとして候補に挙がるのではないでしょうか。
出典:株式会社ランド

4.進化形カプセルホテル経営の課題とは?

進化形カプセルホテル経営の課題とは?
進化形カプセルホテル経営を考える上で、課題となるものは大きく3つあると考えられます。
まず、1つ目は許認可について。カプセルホテルは、旅館業法上の「簡易宿泊営業所」に該当するため、都道府県知事からの許可が必要です。
2つ目は、ネガティブイメージの払拭。
進化形カプセルホテルは、女性客や観光客を出迎える施設という側面も持つことから、「割安で安全かつ快適に宿泊できる場所」というイメージが重要です。これまでの「男性を中心とした酔客の仮宿」といったイメージを払拭するような外観、広告を打たなければいけません。
最後の3つめは、アクセスの良さ。
進化形とはいえ、繁華街や駅からあまりにも遠く離れていては、わざわざカプセルホテルに泊まるという動機自体が無くなってしまいます。公共交通機関から徒歩圏内、なおかつ繁華街に近いという場所が理想となるでしょう。

5.インバウンド需要を見越した狭小空間ビジネス

進化形カプセルホテル事業は、インバウンド需要の波に乗った狭小空間ビジネスと言えるかもしれません。

不動産ビジネスの中では初期投資額が低めに抑えられることもあり、手堅く小さく始めるには適したビジネスではないでしょうか。
ゴンロク

ライターゴンロク

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