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フィンテックから生まれた、今話題の不動産テックとは?

232 views 2017.4.7
フィンテックから生まれた、今話題の不動産テックとは?
ここ数年IT業界を賑わせているキーワードとして、「フィンテック」という言葉があります。

「ファイナンス」と「テクノロジー」を組み合わせた造語ですが、IT技術を利用した金融サービスとして、今後さまざまなイノベーションをもたらす可能性に注目が集まっています。身近なものとしてはスマートフォンを使用したクレジット決済など、比較的小規模の事業者にも低コストで売上拡大の方法が提供されるなど、事業の効率化を実現する新たな技術として大きく期待されています。
最近では不動産分野への浸透が進み、「不動産テック」という言葉を目にする機会も増えてきています。

ここでは「不動産テック」はどのようなものなのかということと具体例について簡単にご説明します。
目次

1.フィンテックとはどういうものか?

2.フィンテックから生まれた不動産テックとは

3. 不動産テックの課題

4.まとめ

1.フィンテックとはどういうものか?

フィンテックとは日本語に訳すと「金融IT」や「金融テクノロジー」という意味になります。少し堅苦しいイメージがするので、その具体例をご紹介すると、スマートフォンでクレジットカード決済ができるシステム、すなわちモバイル決済がフィンテックの代表例となります。

いままで事業者がクレジットカード決済を導入するためには、大きな決済端末を購入し、電話回線などに接続して決済が行われていましたが、フィンテックの導入により、携帯電波を利用した決済が可能となりました。これは、事業者が決済端末を導入するコスト削減を実現できるだけでなく、カード決済機を店舗に設置する必要がなくなったことで、顧客を世界中から獲得することができるようになりました。

最近ではフィンテック技術を提供するベンチャー企業なども増え、これらはフィンテック企業と呼ばれ業種のひとつとして広く認知されつつあります。
ちなみに「フィンテック」はいわゆる和製英語ではなく英語でもしっかり伝わる単語となっていますので、海外の方と会話するときにも使うことができます。

2.フィンテックから生まれた不動産テックとは

フィンテックが「ファイナンス」と「テクノロジー」を合わせた単語であるのに対し、「不動産テック」は「不動産」と「テクノロジー」を合わせた言葉となります。これも用語を見ただけではイメージがパッと湧いてこないかもしれませんが、簡単に説明するとテクノロジーを利用して不動産の売却や購入、賃貸などのサービスの効率化を図る技術となります。

しかし実際には不動産テックと呼ばれる領域は非常に広範囲に渡り、現在もその領域は加速度的に拡大しているため、正確な定義はまだ定まっていないというのが実情となります。

たとえば、不動産テック先進国のアメリカでは、不動産物件に関するあらゆる情報がデータベース化され、掲載されています。このデータベースはアメリカにある99.9%もの物件情報が登録され、販売中なのか取り引きが成立したものなのかを調べることができるほか、物件の周辺地図や航空写真のほか、地域犯罪率などのデータまで入手することができるため、アメリカで不動産売買を行う際に、なくてはならない存在となっています。

一方日本においても、インターネットの普及とともに物件情報が充実した不動産ポータルサイトが普及しました。今までの物件探しといえば、街の不動産屋に貼りだされている物件情報や新聞の折り込みチラシを見るというのが一般的でしたが、現在では不動産ポータルサイトを見れば知りたいことがすべて掲載されている、という便利な時代になりました。
これも不動産テックがもたらした大きな変化のひとつといえるでしょう。

3. 不動産テックの課題

 不動産テックの課題
以上のように、不動産テックはこれまで一般消費者自身で探すには限界があった物件探しの幅を劇的に広げ、事業者も物件情報をデータベース化することで作業の効率化を図ることができるという双方にとっての作業の効率化に大きな影響をもたらしています。しかし、一方で日本における不動産テックにはまだまだ課題も少なくありません。

まず第一に、日本は他国と比較して、中古住宅の流通が少ないということが挙げられます。データベースを大きくしていくには、できるだけ多くの情報が蓄積されていくことが必須となりますが、流通が増えていかなければ情報が増えていかないだけでなく、データベース化する意味がないという事態に発展しかねません。

このため、不動産業界全体で中古物件を流通させる機運を高めていく必要があります。
中古物件の流通が増え、データベースの情報も蓄積されていくことで、不動産テックのさらなる重要性が再認識されることになるでしょう。

4.まとめ

不動産は、人生の中で最も高い買い物のひとつです。

それだけに購入するまでにさまざまなプロセスを経て慎重に決める必要があります。購入の決め手となるのは実際の物件を見てからということになりますが、検討段階においては、さまざまな場面で不動産テックの存在は今後不可欠な存在となっていくでしょう。

事業者としても、既存の対面サービスに加え不動産テックを活用したサービスの展開をすみ分けながら、消費者の利便性を高めていくことが重要となります。
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ライター長嶋 シゲル

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