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自動運転車が不動産業界に与えるかもしれない影響とは

55 views 2017.4.4
自動運転車が不動産業界に与えるかもしれない影響とは
Googleや大手自動車メーカーが開発に乗り出していることで知られる自動運転車。高齢者の自動車事故が社会問題となる中で、正に自動車に関する技術革命として、多方面からも期待が寄せられています。

日本でも東京オリンピックが開催される2020年までに、自動運転バスを一部のオリンピック開催スタジアムの路線で導入、また2025年頃をめどに一般の自動車メーカーから発売がされるのでは、という期待も広がっています。

実際に高速道路での運転ならば、すでに実用化できる程度の技術は開発されており、問題となっているのはむしろ技術より法制化の面ではという見方もされています。まさに未来の新技術とも言える自動運転車。もし実用化されればタクシーやバス、また流通業界に大きな影響を与えることは想像に難くありませんが、不動産業界にも影響をあたえることは考えられそうです。
ではどんな影響が予測できるでしょうか。
目次

1.急行停車駅やターミナル駅の地価が下がる

2.幹線道路沿いの不動産の価値が上がる

3. 駅前の駐車場が不要になる

4.家が要らなくなる!?

5.まとめ

1.急行停車駅やターミナル駅の地価が下がる

まず自動運転車の実用化が行われれば車で通勤する人がぐっと増えるというのは容易に想像がつきます。本当に自分でほとんど運転をしなくても良い、究極的に言えば乗っていて寝ているだけでもいいような車であるのならば、通勤の負担は大きく低下します。

家から会社まで自動車で行ってその間は寝ていてもよし、プライベートな空間にもなるのですから、わざわざ電車で通勤をする人は大きく減るでしょう。これまで電車での通勤の利便性のお陰で需要があったような急行停車駅、ターミナル駅のアドバンテージは減少し、他の駅と変わらないほどの地価になる、目的地への絶対的な距離や周囲の設備や施設こそ重視されるようになるかもしれません。

都心に近い立地の住宅地に需要があることは変わりませんが、それも1時間車で寝ていれば勝手に会社に着く、となれば郊外の広い家に住みたいという人も増えることでしょう。

2.幹線道路沿いの不動産の価値が上がる

車での移動が電車よりも重視されるようになれば、今度は車での移動が容易な立地の住宅地の地価が上がっていくことも考えられます。

首都高にアクセスしやすい場所の土地、逆に休日に電車に頼らず長距離移動できる、東名高速にアクセスの良い土地も人気が出るかもしれません。道路の重要性が大幅に増して、今度は道路の交通規制が問題になっていくこともあるでしょう。

不動産からは多少話がずれますが、自家用車の需要が大幅に増す、もしくは一時的に自分が利用したいときだけ利用できるレンタカーの需要が増すか、自動車業界の需要先は未知数とも言えます。
都心に住む人の場合は国道や幹線道路を日常的に利用をすることは少ないので、自家用車は持たずにオンデマンドタクシーのような使い方をする人が増えそうです。

3. 駅前の駐車場が不要になる

自動運転車が実用化されれば、目的地まで車で行って、一時的に自分の車を何処かに停めておく、もしくは止める必要もなく勝手に走らせておくだけでも良いかもしれません。そうなれば駅前の駐車場の需要は必要なくなります。

電車で移動するときは駅まで車で行って、自分の車は家に戻らせて必要な時にまた呼び出す。また移動先の駅に前もって自分の車を指定の時間に来るように命令を出し、駅でちょうどよい時間に車を利用すると行ったことすらできるようになるかもしれません。

駐車場を家にわざわざ設ける必要もなく、家や駅から離れた場所に保管して、必要なときだけ呼び出すと行ったことが可能になるのですから、保管場所の利便性はそれほど重要ではなくなるでしょう。

マンションに関しても建物内にわざわざ機械式の駐車場を設ける必要が薄くなります。

4.家が要らなくなる!?

究極的な話まで自動運転車の実用化が進んだ先にあるのは、家と自動車を一体化し、大型のキャンピングカーに住むことが一般的になる、という未来かもしれません。

自分たちで運転をする必要が無いのですから、燃料以外に負担になるものがなく、固定して同じ場所に住むことの意味がなくなる、そういう考えを持つ人もいるでしょう。気ままに好きな場所に移動して生活をする、会社まで車で入って仕事中は勝手に走らせておくか、遠くの保管場所においておく、そして退社の際には車が迎えに来るようにして、週末はそのままバカンスに出かけるといったライフスタイルすら実現できそうです。

そこまでいけば不動産としての土地や家を保つ必要もなく、車という動産がその人にとっての不動産になるかもしれません。

実際は車の燃料や耐久性の問題で、常に走らせておくというのは非現実的でしょうが、今でもキャンピングカー生活に憧れる人はたくさんいます。そのような人たちにとっても自動運転車の実現は歓迎されるものになるでしょう。

5.まとめ

自動運転車が本格的に導入されるのは、まだまだ先の話であり、特に市街地での運転技術に関しての実用化は大変困難であるとされています。しかし電車に依存していた通勤のインフラは自家用車やタクシーに取って代わられることは予測できますし、施設や店の人気の立地も駅前から変わっていくかもしれません。

交通インフラと不動産の価値は非常に高い関係性を持ちます。今後の自動運転車開発の動向には注視をしておいたほうが良いでしょう。
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ライター長嶋 シゲル

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