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地方中古一戸建ての賃貸需要が高まる理由

198 views 2017.4.21
地方中古一戸建ての賃貸需要が高まる理由
40代以下の世代を中心に、生まれ育った故郷や、自然と都市機能が共存する地方都市への移住を考える人が増えているそうです。「地方移住」「地方回帰」といったキーワードで表現されるこの現象、実は不動産投資にも深く関係しています。なぜなら、移住希望者の6割が賃貸物件を希望していることが大きな理由です。
一体どんな経緯で、賃貸物件を希望しているのでしょうか。
目次

1.40代以下の地方移住希望者は8年で倍以上に増加

2.移住希望者の6割が賃貸物件を希望

3.改装可能賃貸として貸し出す方法も

4.まとめ

1.40代以下の地方移住希望者は8年で倍以上に増加

認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」の調査によると、40代以下の地方移住希望者が年々増えているそうです。同センターが運営する相談所に訪れた来場者数2万6426件(2016年実績)のうち、40代以下は7割近くを占めています。2008年時点では全体の3割程度だったといいますから、実に2倍以上に伸びていることになりますね。

実はこの「地方回帰」の動き、内閣府が実施した世論調査でもしっかりと結果が示されているのです。2014年時点の調査では、都市居住者のうち農村・漁村への定住(移住)願望がある30代は32.7%。同じく40代では35%となっています。

2005年時点では、30代が17%、40代が15.9%ということですから、どちらも約2倍に増えていることになります。若年層にとって、もはや経済的な豊かさだけが「幸福」ではないという証拠なのかもしれません。

2.移住希望者の6割が賃貸物件を希望

40代以下を中心に地方回帰の気運が高まっている中、住宅の希望に関しても偏りが生じ始めています。
移住希望者の6割が賃貸物件を希望し、さらにその中の67.3%が中古一戸建てを望んでいるとのこと。

これは何を意味しているのでしょうか。

地方移住希望者にとって、賃貸物件は格好の「シミュレーション」物件なのです。まずは賃貸住宅で生活し、そこでの生活に不便や不満を感じなければ実際に自宅を購入する...そのため、移住後の生活に合わせて賃貸物件も一戸建てを希望する方が多いと考えられます。

また、地方には中古一戸建ての空き家が豊富に存在しており、それらを安く借りることで移住コストを下げようという考えもあるでしょう。 確かに新築や築浅のマンションを借りるよりは、はるかに低コストで済む物件が多いのが現状です。これを「移住シミュレーション」として活用するにはもってこいというわけです。

3.改装可能賃貸として貸し出す方法も

このような若年層の中で高まる地方移住の気運を、うまく入居率アップにつなげていくにはどうしたら良いのでしょうか?その方法のひとつが「改装可能賃貸」として中古一戸建てを提供することにあるでしょう。

実際に定住して、自宅を購入するまでのつなぎとはいえ、慣れない土地で生活する拠点であることに違いはありません。
できるだけ入居者の好みに合った内装、仕様にできるよう改装を許可すれば、入居に対するハードルが下がると考えられます。自由に住んでもらうことによって住み心地の良さを感じてもらい、入居期間が延長される可能性もあるでしょう。

地方移住を志す層は、DIYや手作りの暮らしに楽しみを覚えることが少なくありません。そもそも既存の都市生活を捨てて移住を希望するわけですからセルフリノベーションの余地があることは、付加価値にも成り得るわけです。もちろん、その場合は事前に改装可能範囲や退去後の回復費用負担については取り決めておく必要があります。

4.まとめ

うまく移住者のニーズをつかむことができれば、人口減にあえぐ地方であっても中古一戸建ての賃貸で収益を上げることが可能になりそうです。また、中古の空き家に投資する「空き家投資」においても、こういった地方回帰の流れは見逃せません。移住先として人気を集める地域はある程度固定されていますので、新たなビジネスチャンスにも繋げやすいのではないかと考えます。
ゴンロク

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