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不動産の終活として行っておきたいこと

247 views 2017.4.19
不動産の終活として行っておきたいこと
最近聞くことが増えた言葉として「終活」というものがありますよね。人生を終えるに従って、その後に遺族が混乱しないよう、自分が心残りなく残りの時間を過ごせるようにやるべきことをリストアップし、心の準備をしておくために行う人が増えています。

自分が亡くなったあとに遺族が揉める原因というと、何と言っても遺産相続が挙げられます。特に不動産投資を中心に様々な資産を持っている人は、現金以外の資産も多くその分割に苦労することもあるでしょう。愛する家族や親族が死後に争うことがないように、今からできる就活準備にはどんなものがあるでしょうか。ぜひ30代、40代という現役バリバリの方も今から意識してみてください。
目次

1.リストアップして評価額を算出しておく

2.現金は約4000万円以内にしておく

3.自分が親から相続していたものも、相続済みか確認をする

4.相続の手続きを楽にしようという流れも

5.まとめ

1.リストアップして評価額を算出しておく

不動産は現金化に時間がかかり、またその価値が流動的なために遺産相続で最も分割しづらいものとなっています。

例えば路線価は2000万円の土地に築30年の木造アパートがあれば、その現金での価値は1500~1800万円程度になるでしょう。しかしそのアパートの需要が高く、年間に200万円の利益を出すものであれば売却をすぐにしてしまうのは得策ではありません。

この場合せっかくの現金収入があるのですから賃料収入を相続する人間で分割し他方が、公平に分割できるでしょう。山林や農地など資産価値があまりなく、投資目的にも活用しづらいものは早めにリストアップし、生前から売り払うことを検討するようにしましょう。

まず必要なのは所有する不動産を一覧化しておき、その資産価値を判断しておくことです。固定資産税や賃料収入がある場合は確定申告の資料も取っておいて、資産価値をそれぞれが確認できるようにしましょう。

そして法定相続人全員の意思確認として「相続登記」を作成しておきます。こうすれば所有者が亡くなっても問題なく売却などができます。ただそれに付随する書類として「売買契約書」「境界線の確認書」なども用意しておきましょう。

2.現金は約4000万円以内にしておく

相続税に関する規定が2015年に変更されたことにより、現金を不動産に変えて相続させようという動きが広まっています。

現在相続税の非課税枠は3000万円+(相続者の数×600万円)となっています。2人ならば4200万円、3人ならば4800万円が非課税の枠となっています。できるだけ納税をしたくないのであれば、現金はこの枠内に収めておくようにしましょう。

ただ不動産だけですと分配に時間がかかることもあるので、ある程度の現金もあるとスムーズに分割でき、争いを防ぐ効果も見込めます。

また夫が妻に相続させる、といった自分たち居住している物件ならば、配偶者控除特例が適用できるので、その分は1億6千万円まで非課税になります。しかし配偶者ということは、自分とそれほど年齢が変わらないのでその不動産を相続させるのもそう遠い先のことではありません。問題の先送りはせずに、基本ですが遺言として財産分与をどうするかは、取得の名義人が決めておくようにしましょう。

特に多いのが親の介護のため同居していた兄弟と、同居をしていなかった兄弟がどのように分割をするかです。現金と不動産に分けて相続をさせるというのもよくある手段です。

3.自分が親から相続していたものも、相続済みか確認をする

相続税に関しては、きちんと相続の手続きを自分自身も行っていなかったということもありえます。父から家を相続し、建て替えはしたものの土地の名義が自分の父のままだったということもよくあるケースです。

その場合は相続する人から見れば祖父の土地になるわけです。祖父、父がなくなっているのに相続するのは多大な手間がかかる作業です。自分が生きている間に多少の費用がかかってもしっかりと土地所有者の名義変更を行っておきましょう。自宅以外の土地がある場合はそれも一緒に行っておきます。

4.相続の手続きを楽にしようという流れも

相続のための手続きを簡略化しようと、法務省でも2017年5月から法定相続情報証明制度を開始します。

これは従来戸籍謄本を相続の手続きの際に何度も提出する必要があったものを、相続人などの関係性を表す資料とセットで提出をすれば、一度の戸籍謄本の提出で済ませられるようにするというものです。

相続登記をスムーズにできることで、不動産を担保にするなど資産活用もやりやすくなりますし、相続されずに残っている空き家問題の解消という狙いもあります。

ただ戸籍謄本は必要になることは変わりませんから、生前のうちに遺族のために自分の戸籍謄本を用意しておくようにしましょう。

5.まとめ

お金が人を変えるのは身内と言えども例外ではありません。それまで仲が良かった家族が、遺産相続で揉めて非常に険悪になってしまうというのは、身近で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

人生の総決算として、立つ鳥跡を濁さずの精神で、きちんと財産を明白にし、残された人間が不平等感を抱かないように分けてあげられるよう、きちんと準備しておきましょう。
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ライター長嶋 シゲル

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