不動産投資と暮らしの情報サイト

マイナス金利なのに引き上げられる住宅ローン金利?仕組みを知ることがポイント

335 views 2016.5.3

UFJからスタートしてきた住宅ローンの金利引き上げ

623b02fd8e93cb8b87a65c5ce0647eba_m

日本もとうとうマイナス金利の時代に入りました。

その中で、住宅ローン金利の引き上げが発表されたのです。

不動産投資を考えるうえでも、寝耳に水だった人も多いでしょう。

これから投資を考えるところだったのに、引き上げとなればちょっと二の足を踏むという人もいるのです。

 

こうした金利上昇は、三菱東京UFJから見られるようになりました。

スタートはUFJが切ることが多いため、重要な指標ともいえるでしょう。

当然、三井住友やみずほ銀行も続き、10年固定型が引き上げとなったのです。

 

前代未聞のマイナス金利の適用と10年国債の利回りの低下

c4d9db7d2c159f74f30745bb3ebd44f6_m

日銀当座預金の一部へのマイナス0.1%の適用という前代未聞の事態は、2016年2月16日からスタートしました。

ヨーロッパでは、金融機関がコスト転嫁のため引き上げることがあります。

もちろん日本でも起きる可能性があったことから指摘されていましたが、日本ではなかなか考えられないとしていたのです。

 

ところが、やっぱり起きたかというのが、今回の引き上げであることは間違いないでしょう。

なぜこうしたことが起きるのかといえば、住宅ローン金利の10年固定型の金利決定方法にあります。

どこから決めているかといえば、10年国債の利回りによって決まるのです。

長期金利とも呼ばれますが、これを日銀が決めていないのですから、市場の解釈で決まっていきます。

当たり前ですが、日銀が予測したとしても、市場が反発すれば予測とは違ったことが起きるのです。

 

10年国債の利回りを見てみると、マイナス0.135%にまで低下しました。

底値あると判断されましたが、意外と落ち着いた動きになったのです。

 

下げ止まりとも言えますが、これが10年固定型の金利を引き上げたのではないかといわれています。

つまり、これから先上がってくることが予想されるために、先手を打ったということになるのです。

ただし、みずほ銀行などでは、10年固定は引き上げましたが、15年を以上の固定金利型は逆に引き下げています。

こうした点からも、10年国債の影響が強く、超長期で考えるとまだ下がると考えていることがわかるのです。

 

今後マイナス金利分が転嫁されないという理由はない

42b1fa7e31c69818fc32692d466dd279_m

ここで問題になるのは、変動金利型となるでしょう。

不動産投資としても、変動金利型がメインだからです。

こちらは、短期のプライムレートが基準となっています。

短期金利とも呼ばれますが、日銀の金融政策の影響が出やすい部分といえます。

 

金融機関とすれば、金利が下がったことでコストを転嫁する部分が必要です。

どんなに貸しても利益が上がらないのですから当然ですが、これが住宅ローンの金利の上昇の引き金になる可能性は否定できません。

こうした部分がマイナス金利なのにもかかわらず、住宅ローン金利が上がってしまうからくりになるのです。

 

兆候として、信託銀大手各社が運用資産の中でも現金部分には新たな手数料を徴収する発表しています。

すでに、コスト転嫁する部分を求め始めているのがわかるでしょう。

 

コスト転嫁ということを考えていくと、結果としてマイナス金利部分が利用者の負担として出てきてしまっているといえます。

手数料という名前に変わっているだけで、マイナスされていることには何も変わりがないからです。

当然、住宅ローンに対しても可能性が否定できない以上、今後の動きから目を離すことはできないといえるでしょう。

 

特に金利を上昇させなかったとしても、信託銀行のように手数料という形をとられてしまえば、不動産投資も難しくなる可能性が出てくるのです。

投資である以上、こうした変動は予測して行かなければいけませんが、マイナスになり追い風だと思っていたりすれば、手痛いしっぺ返しが待っているかもしれません。

米田 幸平

ライター米田 幸平

米田 幸平の記事一覧を見る

キーワード別関連記事

不動産投資のランキング

ランキング一覧へ

Facebook Share Twitter Share Google+ Share B!bookmark

初心者向け

不動産投資用語

セミナー

注目のキーワード

不動産投資用語解説

新着記事

PR広告

初心者向け初心者向け

おすすめおすすめ

オススメ記事

PAGETOP

+Osh!メンバーに登録すると
以下のコンテンツをお楽しいただけます!