不動産投資と暮らしの情報サイト

サラリーマン大家10人に聞いた 不動産投資の始め方

オススメ 初心者向け
54,357 views 2016.10.28
サラリーマン大家10人に聞いた 不動産投資の始め方
不動産投資といってもその種類はさまざまです。中でも、数百万円から始められるマンションの一室を活用するマンション投資は、サラリーマンや公務員のサイドビジネスとして注目を浴びてきています。主に週末に行われる不動産投資セミナーにはそういった層の方の来場が増えてきました。

不動産投資は地主さんやお金持ちが行う投資というイメージがある人がいるようですが、今回は実際に不動産投資をしている「サラリーマン大家さん」10名に不動産投資を始めたきっかけや、運用し始めての感想、アドバイスをお聞きしました。
目次

1.磐田千恵美さん(仮名・29歳・化粧品会社勤務:年収320万円)

2.山下由紀夫さん(仮名・38歳・大手商社勤務:年収800万円)

3.本村正さん(仮名・35歳・食品会社勤務:年収650万円)

4.石井勝男さん(仮名・55歳・警備会社勤務:年収500万円)

5.高橋一郎さん(仮名・47歳・印刷会社勤務:年収600万円)

6.安達慶介さん(仮名・32歳・商社勤務:年収480万円)

7.佐藤友二さん(仮名・30歳・美容室勤務:年収350万円)

8.井崎修造さん(仮名・43歳・事務機器会社勤務:年収500万円)

9.小塚幸美さん(仮名・35歳・出版社勤務:年収350万円)

10.綿貫弥生さん(仮名・40歳・医療事務:年収450万円)

1.磐田千恵美さん(仮名・29歳・化粧品会社勤務:年収320万円)

結婚後の副収入として

――20代で不動産投資を始めたという人は少ないですが、何か理由があるのでしょうか。
もともと不動産投資に特に興味があった訳では無いのですが、たまたま上司に誘われて行った不動産投資セミナーで、子供の養育費・教育費や老後の生活費の話を聞いて、今のうちからできることをやっておいた方が良いのかな、と思うようになったのが最初です。

今は子どもが生まれてから大学卒業まで何千万円もかかるんですね。今お付き合いをしている人は、結婚後数年は専業主婦でいてほしいと言っているのですが、そうなったときに彼一人の収入でやりくりするとなると、かなり生活費を切り詰めないといけないということに気が付きました。そこで、働いている今のうちに不動産投資をしておきたいと思うようになったんです。

――どんな視点で物件を選びましたか。また資金はどのように用意したのでしょうか。
結局、文京区の1DKのマンションを購入しました。文京区は学校が多く空室も出にくいですね。私が女なので、入居者の方も女性を想定して、セキュリティーが整っていてキッチンが使いやすい物件を選びました。うちは実家が都内で、就職してもしばらく実家暮らしでしたし、今はお付き合いしている人と同棲しているので、年齢にしては貯金を持っている方だったと思います。この貯金の8割くらいを頭金としてローンを組みました。

2.山下由紀夫さん(仮名・38歳・大手商社勤務:年収800万円)

株で思うような結果が得られなかったので不動産投資にシフトしました

――投資には色々ありますが、なぜ不動産投資をやられているんですか?
投資との出会いは大学の時です。株を始めて、その上がり下がりに毎日一喜一憂していました。勉強より熱心だったかもしれません(笑)。あるとき大損してしまってしばらく投資からは離れる生活を送っていたんですが、一昨年同僚から「不動産投資セミナーに来ないか」と誘われたのがきっかけで、不動産投資を始めました。

――今、所有されている物件について教えてください。
世田谷区にワンルームマンションを所有しています。世田谷区にしたのは人口が減らない傾向にあって、空室になりにくいと説明を受けたので。もちろん自分でも調べましたが利回りは6%ぐらいです。実質利回りとなるともう少し下がってしまいますが、退居してもすぐに決まったのでここを選んでよかったです。駅から徒歩2分というのもポイントだと思います。少し郊外にいくと利回りが高い傾向にあるのですが、利回りに振り回されずに、空室になる確率も調べることが、重要だと思います。

3.本村正さん(仮名・35歳・食品会社勤務:年収650万円)

本村正さん(仮名・35歳・食品会社勤務:年収650万円)
マイホームを購入するだけだと不安があったので、自宅兼賃貸住宅にしました

――自宅兼賃貸住宅をお持ちと聞いています。どうしてそのような建て方をされたのでしょうか。
住宅ローンを自分の給与だけで支払っていけるのかなという不安がありました。そのためなかなか購入に踏み切れなかったのですが、娘が小学生になるにあたり、家族内でマイホーム熱があがってきたというか。たまたまテレビで自宅兼賃貸住宅特集をやっていたのと、購入を検討している八王子エリアには大学があるので、不動産管理会社に相談してみると、トントン拍子に話しがまとまりました。

――実体験をもとに感じたことはありますか?
立地は大事ということでしょうか。空室が1番のネックになって賃貸経営を続けられないことも多いと思うんです。実際、友人が郊外に親の遺した土地があったのでアパートを建てたんですが、周りに人がいなくて部屋も決まらない。手放すのも苦労したそうです。安く建てれば利回りがよく感じるかもしれませんが、あくまで空室がない場合ということを忘れないのが重要だと思います。自分のところはおかげさまで満室です。古いと言われないよう、設備のトレンドなども勉強しています。

4.石井勝男さん(仮名・55歳・警備会社勤務:年収500万円)

老後を見据えて不動産投資をすることにしました

――不動産投資のきっかけは?
50歳になって、老後のことを考えるようになりました。貯金と年金だけで老後の生活は大丈夫だろうか、趣味のゴルフは続けられないかもしれない…… と不安を募られていたところ、東京都内に3つの物件を所有している不動産オーナーの友人から話しを聞く機会がありました。貯金していても利息は大したことありませんし、妻や娘と相談して不動産投資を始めたんです。子ども達も独立したので自宅を売却してコンパクトなマンションに引越し、残ったお金を投資用マンションの頭金に充てました。

――経営は順調ですか? その秘訣を教えてください。
大田区に単身用の区分所有マンションを持っています。東日本大震災以降、地盤を気にする方も多いのですが、大田区の自分のマンションがあるエリアは比較的地盤がしっかりしているんです。ですから、そこもオススメポイントだなと思って決めました。都心にも行きやすいですし、利回りは6%を超えていたと思います。

今のところ空室になったのは、大幅なリフォームした期間だけ。築20年になりますが、管理もしっかりしているし、利便性や地盤の強さがあるので古さはあまりデメリットになっていないようです。

5.高橋一郎さん(仮名・47歳・印刷会社勤務:年収600万円)

新聞広告をみて興味を持ちました

――不動産投資を始める前、投資に興味はありましたか。
妻も私も堅実というか、無理せず今日が幸せならいいかなというタイプなんですが、40歳を過ぎた頃に老後の話しになったんです。私たちには子供がいないので、いずれどちらかが要介護状態になった時には二人で何かしらの施設に入居しようと話しているのですが、入居費を調べてみてとても払えそうもないことに気が付きました。
そんな時、老後の生活費のために不動産投資を勧める新聞広告を見つけました。「サラリーマン限定」と謳っているのをみて、キャッチに惹かれて試しに説明会に行ってみたら、案外簡単なんですね。説明会では、その場で直接不動産会社の方とお話しができたので、詳しく話を聞いて納得し、これなら検討していいかもしれないと思いました。

――初めての不動産投資で成功するために気を付けるべきことはありますか。
信頼できる投資会社の方を見つけて、まずはアドバイスに従って進めることです。私の場合、自宅のある足立区は、利回りは高いのですが空室の心配があったんですね。たとえ利回りが高くても、まず空室リスクを避けるようアドバイスをいただいたので、足立区はあきらめ、品川区にある投資用マンションを購入しました。今は女性の借主さんを増やせるよう女性目線のリフォームを提案してくれているので、じっくり検討したいと思います。

6.安達慶介さん(仮名・32歳・商社勤務:年収480万円)

安達慶介さん(仮名・32歳・商社勤務:年収480万円)
転勤に伴い自宅として利用していたマンションを貸し出すことにしました

――将来の転勤を考慮して、不動産投資に挑戦されたということですが。
はい。私の場合は、投資用物件を購入してしばらくは、その物件に自分で住んでいました。というのも、仕事柄どうしても転勤が多くなるので、購入してもずっと住み続けられる訳では無いからです。

いずれ賃貸に出すことを考え、場所にはこだわりました。都内の某ターミナル駅から徒歩3分の立地でコンビニやスーパーも近く、実際に住んでいる間もこれは優良物件だと納得していました。昨年、実際に転勤が決まり、3年限定で転勤することになったので貸し出していますが、会社からは家賃補助が出る上に、家賃収入も入るのでかなり助かっています。

――不動産投資にあたり、今後の計画はありますか。
今は1物件しか所有してませんが、同じパターンで5年に一件ずつくらいは所有物件を増やしていこうと考えています。

7.佐藤友二さん(仮名・30歳・美容室勤務:年収350万円)

日銀のマイナス金利がきっかけです

――不動産投資をはじめたきっかけはどのようなことでしたか。
父が不動産投資をやっていた関係で、父に勧められて始めました。今は銀行借入がしやすくなっているから、このタイミングは逃さない方がいいと言われ、ちょっと本腰を入れてやってみようという気になりました。とはいえ大きなお金が動くことですから、まずは不動産投資関連の情報を片っ端から収集して、セミナーやイベントにも何度か参加しましたね。やはり人の勧めだけで決めるのはちょっと不安だったので。

――現在所有されている物件のアピールポイントはありますか。
結局、世田谷区の某人気エリアに単身者向けのアパートを購入しました。中古でしたが、駅から近く、まだ築浅だった点が決め手となりました。実質利回りは4%ぐらいです。空室もほとんどなく運用できているので、今のところは順調だと思います。

8.井崎修造さん(仮名・43歳・事務機器会社勤務:年収500万円)

仕事が激務なので、早めにセミリタイヤしたいんです

――不動産投資以外にもいろいろと挑戦されていたということですが、なぜ最終的に不動産投資に落ち着いたのですか。
勤め先は体育会系、繁忙期には激務が続く環境なので、30代後半くらいから、いつかは早期退職してのんびり過ごしたいと考えていました。なんとかして不労所得を得られるよう、FXやアフィリエイトなど、週末を使っていろいろ挑戦したのですが、どれもうまくいかなかったですね。というのも、FXやアフィリエイトは専業でやっている個人事業主の方が多いので、私のように平日深夜まで働いている人は勝負にならないんです。

そんな折、雑誌の特集か何かで不動産投資の記事を読みました。不動産投資なら平日仕事をしているサラリーマンでも十分やっていけるというようなことが書いてあったと記憶していますが、それを読んで「これだ!」と思いましたね。当時は貯金もあまりなかったので、古くて安いアパートを選びに選んで購入しました。古くても、近隣に工場や大学、郊外型のショッピングモールがあることなどを考慮し、ちゃんと収益を上げられるかどうか、不動産会社の方と何度もシミュレーションをしましたね。

ーー会社を辞めても生活できるようになるまであと一歩
徐々にリフォームしながら入居率を引き上げて、昨年満室の状態で売却しました。もちろんリフォーム費用などはかかっていますが、知り合いのツテを頼って極力費用を抑えています。最終的に、購入金額の1.5倍程度の金額で売却ができたので。これで得られたキャッシュを頭金に、今は2棟アパートを所有しています。会社を辞めてアパート経営に専念できるのにあと一歩という感じです。

9.小塚幸美さん(仮名・35歳・出版社勤務:年収350万円)

小塚幸美さん(仮名・35歳・出版社勤務:年収350万円)
退職金を増やすにはどうしたら良いか

――不動産投資はいつから始めましたか。
5年前からです。結婚を機に会社を辞めたのですが、勤続10年でそこそこまとまった退職金をもらいました。ただ、主婦になってしばらくはお金を遣うあてもないので、どうにかこの退職金を増やせないかと考えたんです(笑) もともと、出版社でマネー系の雑誌を担当していたので、投資に関してはある程度知識があったのでそういう考えになったのかもしれません。金を買おうか、株でもやろうかなどといろいろと下調べをしましたが、最終的に不動産投資が良さそうだという結論になりました。

リスクをとって失敗してしまうと、貯金ゼロになるかもしれないじゃないですか。旦那は働いているので路頭に迷うことはありませんが(笑)、私は退職して収入が無くなっていたのであまりリスクを取りたく無かったんだと思います。結局、いま所有している渋谷のマンションを購入しました。

――購入したのはどんなマンションなんですか。
渋谷とはいえ、住宅街に近い落ち着いたエリアにある物件です。繁華街では居住用の物件自体少ないうえ、治安や入居者の質もちょっと心配だったので。それでも駅に近く、繁華街へも自転車で行ける距離なので利便性はかなり高いと思います。今のところ空室になったことはなく、利回りは4%ぐらいですかね。

10.綿貫弥生さん(仮名・40歳・医療事務:年収450万円)

趣味にお金をつかえる生活をしたい

――まず不動産会社に相談にいったということですが、どんな目的だったのでしょう。
毎シーズン休暇を取って海外で過ごすくらい、海外に行くのが大好きなんです。当時、マレーシアやベトナムなど、東南アジアのリゾートがすごく良くて、友達数人とよく行っていました。当時は独り身だったので、独り身同士の友人と、どこか綺麗なリゾート地に移住でもできないかな、とよく話していました。そんなこんなで、はじめは海外不動産を取り扱っている会社に行ったんです。そこでいろいろと話を聞いているうちに、投資も良いかもしれないと思うようになったんだと思います。

――そこではどんなアドバイスを受けたのでしょう。
まず、貯金額や、何年後にどこに移住したいかということを聞かれました。で、10年くらいで仕事を辞めて、東南アジアのどこかに移住したいというと、都内の投資物件を勧められちゃって。話が違うぞ、と思ったのですが、よくよく聞いてみると、移住したあと現地での生活費を賄えるよう、東京の不動産を運用して毎月収入を得られるようにしませんか、ということなんです。そんなことができるのかとびっくりしました。

結局、大田区のシングル向けのマンションを紹介され、あれよあれよという間に購入してしまいました。借り手がつかなくても、最悪自分が住めばよいと納得していたのですが、ふたを開けてみればすぐ借り手が見つかりました。月々の給与で毎月繰り上げ返済をしてきたので、来年か再来年には仕事を辞めて移住が実現しそうです。


<さまざまなケースから学べること>
いかがでしたでしょうか。投資というとハードルの高さが気になりますが、年収を見ても読者の皆さんと変わらない投資家もいるのではないでしょうか。ポイントは立地や空室のない経営というところにありそうです。また、セミナーや不動産会社でしっかり学ぶこと、目的を持つことも必要のようです。さまざまな経験談をご自身の投資に役立ててください。
橋本 岳子

ライター橋本 岳子

橋本 岳子の記事一覧を見る

キーワード別関連記事

不動産投資のランキング

ランキング一覧へ

Facebook Share Twitter Share Google+ Share B!bookmark

初心者向け

不動産投資用語

セミナー

注目のキーワード

不動産投資用語解説

人気記事ランキング

PR広告

初心者向け初心者向け

おすすめおすすめ

オススメ記事

PAGETOP

+Osh!メンバーに登録すると
以下のコンテンツをお楽しいただけます!