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トランプ相場で上昇するか、ドル高メリットもある海外REIT

156 views 2017.1.16
トランプ相場で上昇するか、ドル高メリットもある海外REIT
不動産投資信託(REIT)は日本だけでなく、世界中の不動産に投資することができます。賃料収益にあたる分配金や価格の上昇だけでなく、為替の変動による利益が発生する可能性もあります。米ドル/円や米国REITの相場動向を簡単に解説します。
目次

1.米ドル/円相場は急上昇、米国REITも底堅い

2.海外REITには為替ヘッジありとなしの2種類がある

3.資産の一部を海外REITで持つことで、分散投資によるリスク回避効果

1.米ドル/円相場は急上昇、米国REITも底堅い

米ドルの円に対するレートは、2016年10~12月の3ヶ月間で17円以上も上昇しました。このような短期間での上昇は、過去に例がありません。

急上昇の背景として、主に2つの原因をあげることができます。ひとつはトランプ氏の次期大統領就任が決定したことによる、経済政策への期待です。減税や財政出動などで、強いアメリカ経済にしようという意思が市場にも伝わっているようです。

もうひとつは、米国の政策金利上昇への期待です。2016年12月のFOMC(日本の日銀政策決定会合のようなもの)では利上げが決定、2017年中に3回ほど行うという展望を発表しています。米国の金利が上がれば、円やユーロを売ってドルを持ち、金利で儲けることができます。そのため、ドルの為替相場を下支えする強力な要因となります。上昇トレンドは2017年も続く可能性が高いです。

トランプ次期大統領の政策期待と、好調な米国経済によって、株式などの市場も活発になっています。ダウ・ジョーンズ平均株価は2016年12月に何度も過去最高値を更新しました。

米国のREITは、2016年後半は落ち着いたものの、8月には最高値をつけ、長期的に上昇基調にあるといえます。

2.海外REITには為替ヘッジありとなしの2種類がある

REITは不動産投資を証券化したものなので、現物不動産を取得するよりも気軽に始めることができます。米国で不動産投資をしたいと思ったら、まずはREITを購入するのがいいでしょう。

現物投資でいうところの賃料収入は分配金という形で受け取ります。株式投資でいうところの配当とほぼ同じですが、配当の受取が半年から1年に1回なのに対し、分配金は毎月受け取れるものもあります。

海外REITには、為替ヘッジがあるものとないものの2種類があります。前者は為替の変動による影響を受けない代わりに、ヘッジコストという費用がかかります。後者は運用成績に投資先の経営状況だけでなく、為替の変動が影響します。

為替ヘッジなしの米国REITは、ドルが上昇すればその為替差益も手にすることができます。例えば為替レートが1ドル100円のときに、1,000ドルの米国REITを購入し、1年後に1ドル110円、REITの価格が1,100ドルに上昇した場合。初期投資額はどちらも10万円ですが、1年後に為替ヘッジありだと11万円、なしだと12万1,000円になっています。差し引き1万1,000円、為替ヘッジなしのほうが得です。

さらに為替ヘッジありだとヘッジコストがかかるので、差は開きます。この場合ヘッジコストはドルと円の金利の差なので、米国の政策金利が上昇すればするほど、この差は開いています。

逆に円高になった場合、為替ヘッジなしのほうは為替差損が出るので注意が必要です。

3.資産の一部を海外REITで持つことで、分散投資によるリスク回避効果

「卵をひとつのカゴに盛るな」という投資格言があります。投資対象の属性をひとつに絞ると、急激な変動があったときに資産が大きく目減りしてしまうことを戒めたものです。

日本の現物不動産、日本のREIT、海外REIT(為替ヘッジあり)、海外REIT(為替ヘッジなし)、日本株式、海外株式、その他の投資信託など、投資先をさまざまな種類に分散させることで、集中によるリスクを低減することができます。全ての資金をひとつの不動産に投資するのは怖いと思いますが、分散投資することでいくらか安心して現物不動産の投資にも手を出せるのではないでしょうか。

投資が成功するかどうかは、最終的に結果が出てみないとわかりません。ただ、米国REIT指数・米国経済・米ドル相場の3つが上昇基調にある現在の流れとしては、米国REITが有力な投資先のひとつであるといえます。

ファイコロジスト 山田

ライターファイコロジスト 山田

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