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いま増加中の仲介手数料無料の不動産屋 〜サービスは何が違うのか

99 views 2017.1.23
いま増加中の仲介手数料無料の不動産屋 〜サービスは何が違うのか
近頃増えている不動産屋のウリ文句に「仲介手数料半額」そして「仲介手数料無料」というものがあります。
不動産屋というと物件売買の仲介手数料を主な収入源としているはずなのですが、その収入源たる仲介手数料を割り引くということは、買う側にとってメリットはありますが不動産屋にとっては大きなマイナスであるはずです。

こうした仲介手数料をサービスしている不動産屋は、どういった理由で割引できているのでしょうか。
目次

1.買主の仲介手数料が無料や半額の場合

2.売主の仲介手数料が無料や半額の場合

3.仲介手数料無料業者の問題点

4.まとめ

1.買主の仲介手数料が無料や半額の場合

不動産売買に伴う仲介手数料は、法律で条件が決められており、「物件価格の3%+6万円×1.08」となっています。
例えば4000万円の物件ならば仲介手数料は、上限で138万800円になります。売主にとっては不動産屋がいるおかげで物件が売れることになるので、その宣伝や広告をやってもらえると考えれば、まだ仲介手数料の発生に、納得がいくという人も多いのですが、買主側では「なぜ買うだけなのに手数料が必要なのか」と不満を持つ人も多く、最近では買主に対する手数料を割引している業者も増えています。買主の仲介手数料を割引できる理由には以下のようなものがあります。

(1)不動産屋が直接販売を行っている
仲介手数料は個人同士の物件を仲介することで得られるお金です。つまり自社で所有している物件の場合は仲介になりません。それでも購入に伴う諸手続きを行ってくれるので、仲介、もしくは購入の手伝いと考えて、手続代行手数料を取っている業者も多かったのですが、最近では他社との競争やサービスの差別化を図るために、自社物件の場合は、完全に手続きの費用を無料にする会社が大半となっています。

(2)広告料や人件費の削減
これは単純に企業努力になります。例えば地域密着型の不動産屋なので、大規模なネット広告を出さずに、成約率の高い自社周辺のキーワードなどに絞った宣伝を行うなどすれば、広告費を削減できます。
もちろん成約しなければ手数料にはならないので、効率的に集客宣伝できる手法を編み出しています。
またIT化を積極的に図ることにより、事務処理に関する経費を削減した、無駄な営業をなくし、少ない営業マンでも営業活動を行える体制を作っている会社もあります。会社の経費を削減することで、買主に還元しています。

(3) 売り主からは仲介手数料をもらっている
買主側の誘拐手数料が無料と言っても、基本的に売り主からは仲介手数料を取っています。そのため、買主側からの収入が少なくなっても、会社としては経営していけるのです。経費を削減して、売主からのみの収入で経営をしている会社もあるのです。

2.売主の仲介手数料が無料や半額の場合

基本的に売主の仲介手数料が無料というのは、残念ながら非常に少ないです。ただし限られたケースならば、売主の仲介手数料が無料ということもあります。

(1)不動産業者が直接購入をする
不動産を売りたい個人がいた時に、別の個人に仲介するのではなく、直接不動産業者が購入をすることもあります。不動産業者は購入した物件をリフォームやリノベーションし、商品価値を高めて売りに出します。
この場合は仲介になりませんので仲介手数料は取られません。ただし個人へ売却するよりも、6~7割程度にしかならないので、手元に入るお金は結局少なくなります。とにかくすぐに売りたい人向けです。

(2)買い取り先を増やすため
仲介手数料を割引する不動産業者も中にはいます。これは仕入先を増やすためです。売主にとっては取られるお金が少なくなるので、メリットはありますし、不動産業者も魅力ある物件を多数仕入れられたら、その分仲介の手数を増やして利益を確保できます。ただし仕入れられる物件ほとんどレインズに掲載されるので、実際に仕入先を増やす効果はそれほどありません。そのため実施している業者もごくわずかでしょう。

このように、売主側の仲介手数料を割引する会社は非常に少ないですが、買主側からの仲介手数料を主な収入源とし、売主に対するサービスとして仲介手数料を割り引く会社も、数少ないですが存在はしています。

3.仲介手数料無料業者の問題点

このように仲介手数料を無料や割引できる背景には、企業努力や差別化、また売主から十分な収入を得ているなどの理由があります。仲介手数料を無料にしている業者では、以下のような問題点も考えられるでしょう。

(1)十分な宣伝が行われずに、売れない
自分が売り主の時に気をつけるポイントです。広告料を削減して売主の手数料を割引しても、結局買いたいと思う人の目にはなかなか触れにくくなってしまいます。
仲介手数料は、全て成功報酬なので、不動産業者も売るための努力は惜しみませんが、スピード感で言うと売却までは時間がかかりがちです。
じっくり売りたいのならばよいのですが、都合によりいつまでに売りたい、などと考える場合は避けたほうが良いかもしれません。

(2)周辺相場より、物件価格自体が高い
これは買主側の時に気をつけるべきポイントです。手数料分を物件価格に上乗せして、利益を確保しているというケースです。売り主が個人の場合は勝手に上乗せできませんが、業者と売り主が目を引くために相談の上で「仲介手数料無料」を謳うということもあります。

4.まとめ

仲介手数料を無料にできる背景には、色々な事情があり当然メリット以外にもデメリットも存在します。
不動産を買う、売る事情は個人によって様々ですが、安易に無料だからといって飛びつくと、想定していない事態が起こることもあるので、十分に話を聞き検討してから、契約を決めるようにしましょう。
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ライター長嶋 シゲル

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