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スマートロック、無人内覧……「IoT」を活用した不動産サービスの具体例

349 views 2017.1.24
スマートロック、無人内覧……「IoT」を活用した不動産サービスの具体例
IoTの潮流が加速しています。

2017年1月4日、米市場調査会社IDCはIoT市場に関する調査結果を発表しました。調査結果によると、2016年の世界全体におけるIoTへの支出額は7370億ドルであり、また、2020年には1兆2900億ドルに達すると予測しています。

国内においてもIoTを活用したサービスが続々とリリースされています。不動産業界にもIoTの潮流は及び、その技術を活かした新しいサービスが誕生しています。

今回の記事では、IoTを活用した不動産サービスの具体例をご紹介します。
目次

1.IoTとは

2.IoTを活用した不動産サービスの具体例

1.IoTとは

IoTとは、Internet of Thingsの略語で、「モノのインターネット」とも呼ばれます。あらゆる「モノ」が「インターネット」に接続し、相互に情報交換を行えるようになること、またその技術やサービスの総称です。

インターネットに接続する「モノ」のことをIoTデバイスと呼びます。IoTデバイスを通じて、家電機器、自動車、医療機器、農業機器、そして建物など、さまざまなものがインターネットに接続可能になります。

IoTデバイスの具体例としては、たとえば株式会社ロビットが提供している「mornin'」というものがあります。既存のカーテンに「mornin'」というIoTデバイスを取り付けて、連携するスマートフォンアプリを用いて設定することで、毎日決まった時間にカーテンを自動開閉することができるようになります。

また、MAMORIO株式会社が提供している「MAMORIO」という落し物追跡タグもIoTデバイスの一つです。縦幅約3.5cmのタグを大切なもの(鍵など)に取り付けておくことで、その大切なものが手元から離れたときに連携するスマートフォンに通知が送られ、紛失した場所も地図で確認することができるようになります。

その他、さまざまなIoTデバイスがあり、総務省の「平成28年版 情報通信白書」によると、世界のIoTデバイス数は2015年時点で約153億5700万個存在するようです。また、IoTデバイスの予測値としては、2017年には約201億6400万個に、2020年には約303億9800万個(2015年時点の約2倍)になると考えられています。

2.IoTを活用した不動産サービスの具体例

IoTを活用した不動産サービスの具体例
不動産業界にもIoTの潮流は及んでいます。

スマートロック

スマートロックとは、スマートフォンと通信可能な電子錠(IoTデバイス)をドアに取り付けることで、スマートフォン(アプリ)の操作によってドアの錠を開閉・管理することができるサービスのことです。

スマートロックの特徴は、スマートフォンが鍵になるということです。そのため、遠隔操作で錠の開閉ができるようになりますし、鍵を共有するのにスペアキーを作る必要もなくなります。また、連携しているスマートフォンがドアに近付くと自動的に錠が開く「手ぶら解錠」、一定時間の経過後に自動的に錠が閉まる「オートロック」などの機能を備えているサービスもあります。

電子錠(IoTデバイス)のドアへの取り付けは、既存の錠と取り換えるタイプや、ドアのサムターン錠の上から被せて取り付けるタイプなどがあります。後者のタイプですと、電子錠を外すことで従来の錠に戻すことも可能です。

スマートロックを導入している物件も徐々に増えてきています。たとえば東急グループは2016年9月20日から2017年1月までの期間で、スマートロックを空室物件に導入する実証実験を開始しています。これは後述する「無人内覧」の検証のためでもあります。

無人内覧サービス

無人内覧サービスとは、スマートロックを利用することで、入居希望者等が不動産会社のスタッフを伴わずに物件を内覧できるサービスのことです。

スマートロックの一サービスである「Ninja Lock」を提供する株式会社ライナフは、「Ninja Lock」を用いて行う無人内覧サービスのことを「スマート内覧」と呼んでいます。スマート内覧を利用すると、夜間や賃貸管理会社の休業日でも、入居希望者の都合の良い時間に自由に内覧することができます。スマートフォンが鍵となるため、賃貸管理会社のスタッフが内覧に立ち会う必要もありません。このスマート内覧は、三菱地所グループなどが実際に導入しています。

また、Airbnbなどの民泊サービスにおいては、スマートロックを利用することで「無人受付」も実現可能です。スマートロックで宿泊者(ゲスト)と鍵を共有しておくことで、ゲストに実際に会って鍵を手渡す必要がなくなるためです。

入居者のニーズに合わせたIoTサービスの導入

IoTサービスは多種多様です。

たとえば外出先から遠隔操作できるエアコン(スマートエアコン)、不審者の侵入など窓や玄関の異常開閉を感知した場合にスマートフォンに通知するセンサー、高齢者の方の動きなどから状況を確認できる見守りセンサー、スマートフォンで移動操作できて外出先からもペットの様子を確認できるカメラなどもあります。

また、今後もさまざまなIoTサービスが誕生するものと考えられます。賃貸物件のオーナーの立場としては、入居者のニーズに合わせたIoTサービスを取り入れることで、より他の物件との差別化を図ることも可能といえます。
有島 昇吾

ライター有島 昇吾

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