HOME 不動産投資 意外と知らないハウスクリーニングの相場

意外と知らないハウスクリーニングの相場

長嶋 シゲル

長嶋 シゲル

0

不動産投資、特に賃貸経営を行っていく上で、必ず利用することになるサービスが、ハウスクリーニングです。退去の後にハウスクリーニングをしなければ、内覧に来た入居者候補の人も「こんな汚い部屋には住みたくない」と思ってしまうこともありますし、そもそも賃貸に出すのであれば、必ずルームクリーニングをしてから貸し出すことが一般的になっています。

しかし意外とその相場については、これまで賃貸物件を運営していた方でも知らないという人が多いのではないでしょうか。不動産業者の紹介を受けた会社にずっと依頼をしていた場合、相場より高い価格をずっと払っていた可能性もあります。

そこで今回は、ハウスクリーングの適切な相場を部屋の大きさごとに紹介し、さらにできるだけ安くハウスクリーングをしてもらうためのコツをお伝えしていきます。まずは正確な相場観を身につけていけば、価格が高すぎる業者や、逆に安いけれども満足な仕事をしてくれないような業者を避けることができるでしょう。

目次

1 . ハウスクリーニングの一般的な料金相場とは

まず基本的なハウスクリーニングの相場は、居住中と空室で大きく違ってきます。それはなぜかというと、空室状態のほうが掃除の作業がしやすく、時間も手間もかからないからです。

居住中の状態でハウスクリーニング費用が高くなるのは、以下のような理由があります。

・部屋の設備に養生をしなければいけない
居住中の部屋にハウスクリーニングをするときには、部屋の設備を汚さないためにビニールシートなどで養生をしなければいけません。衝撃が加わると破損するものは部屋の外に持ち出したり、エアキャップで保護したりすることもあります。

こういった作業の手間が発生をするので、居住中の部屋の費用の方が高くなるのです。空室であれば室内のものを保護しなくても良いので、その手間を省いてスムーズに作業が進められます。

・入居者の都合を考えなくても良い
居住中の家で作業をするときは、鍵を開けてもらい、作業後の確認をしたりする必要があるので、清掃作業をできる時間がある程度限られてきます。少なくとも深夜に作業をすることはまずできないでしょう。 しかし部屋が空室であれば不動産屋や大家に鍵を開けておいてもらえば、早朝や夜間でも清掃作業が可能です。平日などの仕事が少ないときにも作業ができるので、空室のほうが費用が安くなる傾向にあります。

・細かい作業がないのでスピーディーに進められる
養生の手間との問題と似ていますが、空室であれば部屋や家には基本的に何も置いてありません。そのため効率よく清掃を進められます。

自分で掃除をしてみても実感できるように、棚や私物をどかして、狭い場所を掃除するのは大変手間がかかります。広々とした空室であれば掃除機などもかけやすく、短時間でクリーニングができるので、人件費もそれほどかからないのです。

【居住中の際のクリーニング相場】
相場が高いといわれる居住中の状態でのクリーニングサービスの相場を見てみましょう。

間取り マンション・アパート 一戸建て
ワンルーム・1K 30,000円~45,000円 -
1LDK~2LDK 40,000円~75,000円 40,000円~12万円
3LDK~4LDK 80,000円~10万5,000円 80,000円~17万円
5LDK~ 10万円~ 17万円~


【空室の場合のクリーニング相場】
一方で業者のサイトなどを参考にした、空室状態でのハウスクリーニング相場が以下のようになります。

間取り マンション・アパート 一戸建て
ワンルーム・1K 15,000円~38,000円 -
1LDK~2LDK 27,000円~70,000円 27,000円~78,000円
3LDK~4LDK 53,000円~85,000円 53,000円~11万3,000円
5LDK~ 6万5,000円~ 11万円~


大体の平均として、空室状態でのクリーニングのほうが3割以上も安いといえるでしょう。

2 . そもそもハウスクリーニングとはどんなサービス?

ハウスクリーニングを依頼したことがない方の中には、ハウスクリーニングが何故必要なのか、どんなサービスなのか、なぜ自分で掃除をしないのかと考える人もいるでしょう。そこでまず賃貸物件の経営を始める前に、ハウスクリーニングの作業内容やその必要性も知っておきましょう。

【ハウスクリーニングとは】
ハウスクリーニングは、生活の中で日常的に行う掃除よりも、より本格的、大々的に行う掃除のことを指します。床を掃く、拭くという普通の掃除だけではなく、専用の用具や洗剤を使って徹底的に汚れを落とし、ワックスがけをするなど個人ではなかなかできない範囲の掃除まで行ってくれます。

賃貸物件では契約の中で、入居者は原状回復のためにクリーニング代を敷金として預ける、といった契約が盛り込まれていることがほとんどですので、賃貸物件を経営していく上でオーナーはハウスクリーニングを利用する機会が大変多いのです。もちろん普通に生活をしている人が、自宅をきれいにするために依頼をすることもあります。

【具体的なハウスクリーニングの内容とは】
ハウスクリーニングを依頼すれば、具体的にはどんなところまで清掃をしてくれるのでしょうか。

・エアコン掃除
エアコンのフォルターは素人でも簡単に掃除することができますが、問題は内部です。精密機械だけに簡単に開けることはできませんし、うかつに取り扱うと故障や感電といった危険性も発生します。その上エアコンの中は結露でカビが発生したり、機械の構造上、外気を吸い込んだりするので、外のホコリやダニ、花粉などが入り込んで、部屋中にこれらを噴出してしまうこともあります。

エアコンの掃除をすることは、エアコンの効率を良くして省エネ、節電になるだけではなく、人体の健康にも気を配ることになるのです。

ハウスクリーニングにお願いをすれば、熟練スタッフがエアコンを分解し、高圧洗浄の水洗いなどして、内部の汚れを隅々までしっかり取り除いてくれます。気になる臭いもなくなるので、エアコンを使うシーズン前に行うと室内が大変快適になります。

・キッチン掃除
キッチンは家の中でも最も頑固な汚れが溜まりやすい場所です。油汚れや焦げ付いた墨などはついついお掃除をさぼってしまうと、固くて非常に取り除きにくい汚れになって溜まっていきます。特にコンロやレンジフードなどは油汚れや炭化した汚れが複雑な構造の隅々まで入り込んでしまい、個人で取り除くのはとても難しくなっています。しかし、プロであれば強力な洗剤と専用の用具を使って、効率的にピカピカに仕上げていってくれます。

口に入る食品を取り扱う場所だけに、シンクの水垢や床の汚れなど、全体をきれいにかつ衛生面にもしっかりと気を配って、クリーニングをしてくれます。

・フローリング掃除
リビングなどのフローリングにはホコリはもちろんのこと、足の裏の黒ずみや汚れ、皮脂などが蓄積されていくことで、表面も黒く汚れていきやすくなっています。また、それまで塗布していたワックスも手入れをしてないと、汚れとなって隙間に溜まります。

そこでハウスクリーニングでは、ワックスに合わせた専門の洗剤で汚れを浮かび上がらせ、専用の用具で丁寧に拭き取っていきます。黒ずみやホコリを取り除くことができるだけではなく、再度ワックス塗布も行い、汚れがつきにくくすることもできます。

・浴室・トイレ
浴室やトイレは毎日使う場所だけに、しつこい汚れが蓄積されていきやすい場所です。見えない場所にも水垢や石鹸カスが溜まっていき、不衛生で不快な思いをすることもあります。

また、トイレは浴室よりも更に深刻な、カビや尿石などの普通の掃除では取れないような汚れが溜まります。こういった場所は専門の強力な洗剤を使うことで、汚れをくまなく取り除くことができますし、便座の裏にこびり付いた排泄物など不快なものを自分で除去する必要もありません。

3 . ハウスクリーニングの料金相場とは?

ハウスクリーニングをピンポイントで頼んだ場合の相場はどの程度でしょうか。業者のサイトを参考にまとめてみました。

・エアコン掃除の料金相場
1台あたり10,000円~

・キッチン掃除の料金相場
15,000円~25,000円程度

  ・フローリング掃除の料金相場
6畳(約10㎡)6,000円~10,000円    

上記の金額はあくまで一例であり、会社の規模や細かな作業内容によっても変わってきます。

4 . ハウスクリーニングを依頼するのはどんなとき?

不動産物件を経営する中で、ハウスクリーニングを依頼するのは、どんなタイミングになるのでしょうか。また必ず物件を貸すときにはクリーニングをする義務があるのでしょうか。

・ハウスクリーニングは貸主の義務!?
ハウスクリーニングを行うことは、貸主にとっての義務ではありません。部屋を借りたいと思う人が退去直後に内覧をした場合に、ハウスクリーニングがされていない状態を見ることもあります。借り主は「この後掃除があるな」と思いこむ人が多いのですが、別にハウスクリーニングは義務ではないので、貸主によっては、業者を入れないこともあります。

ただし敷金を預かった場合には、そのお金をハウスクリーニングなどに使い原状復帰を行うことを契約に入れています。クリーニングをせず、敷金を使わなかった場合に大家がそのお金を元の借主に変換しないのは違法になります。

新しい借り主は、もしハウスクリーニングがされていなかった場合は、前の借り主から本当に敷金を預かっていなかったのか、自分でハウスクリーニングを申し込むことはできるのか、などの調査や作業依頼を仲介業者である不動産会社に依頼することもできます。

・アパート退去時に綺麗に掃除すればクリーニング代は払わなくても大丈夫?
借り主にとって気になるのは、退去時にクリーニング代を負担しなければいけないのかという点でしょう。一般的には先も書いたように敷金を預け、そのお金をクリーニング代にし、借主の退去時に残金を返済する流れとなっています。

この内容は契約時に、仲介の不動産屋が説明します。契約書の内容説明は法律で定められているので、自分が借りるときは聞き漏らしの無いように、また契約書の内容をしっかりと確認しておきましょう。敷金を預けているのであれば、そこからハウスクリーニング代を支払いますが、敷金を預けていなければ自分で掃除して、その状態で退去とすることも不可能ではありません。ただし敷金0でもハウスクリーニングを行って、その実費を借主が負担するケースもあります。自分で掃除をすればよい、というケースは実際は殆どないと考えておきましょう。

また契約書に記載されていても、原状復帰の費用が法外なときは全額負担する必要はありません。国土交通省のガイドラインで、大まかな原状復帰費用の場合、借主の分担具合は定められています。また部屋の汚れや破損でも、経年劣化によるものは6年以上住んでいたら借主が負担する必要はありません。明らかに借主の故意、過失で物件に損害を与えたものでなければ、借主は過剰な負担金を請求されることはありませんし、貸主も請求することはできないのです。

そして敷金は借主にとっても貸主にとっても契約書作成時の交渉の武器になります。敷金は1ヶ月、2ヶ月預かるのが一般的ですが、そうなると賃貸契約時の初期費用の金額が大きくなってしまいます。そこで貸主は敷金の金額を減らして、初期費用の総額を少なくし、借り主が申し込みやすくします。

その他にペットを飼いたい借主は、敷金を多めに預けることで、ペットを原因とした汚れや破損が起きた時に、敷金で原状復帰をしてもらう、という条件を持ち出すこともできます。

5 . ハウスクリーニングの費用を安く抑えるコツをご紹介!

可能であればハウスクリーニングはできるだけ安く仕事をしてくれる会社に頼みたいものです。しかし作業の質を落としては意味がありません。そこで質を落とさずにできるだけ、安くハウスクリーニングをしてもらうためのコツをお伝えします。

・まとめて依頼する
まず重要なのはまとめて一気に見積もり依頼をすることです。家をクリーニングしてもらうのでしたら、エアコンだけ、浴室だけ、キッチンだけなどと細かく行うより、まとめて家全体のクリーニングを依頼するほうが割安な価格になることが多いです。

ハウスクリーニングの費用には、人件費、出張費、作業日、用具の実費など様々なものが含まれています。特に出張費は1時間の作業であっても、8時間の作業であっても同等に費用がかかってきます。

8000円の作業でも5万円の作業でも、そのうち4000円が出張費だとしたら、半分が出張費で占められてしまう低価格な作業のほうが、依頼する方にとっては割高になりやすいのです。業者としても一定の受注額になれば多少の割引を検討してくれる可能性が高まります。

一定額を超えるような作業では割安にクリーニングを発注できるようになるのです。それぞれの業者でお得なプランを設定していたり、キャンペーンを実施していたりすることもあるので、問い合わせてみましょう。

・繁忙期よりも閑散期
ハウスクリーニング業界には、引っ越し業界や不動産業界と同じように繁忙期があります。例えば引っ越しが多いのは年度の切り替わりですから3月はどこも大忙しです。入居者を迎えるにあたって賃貸物件をクリーニングする業者は非常に多くいますし、家を売る、という人も転勤が伴うことが多いので、年度の切り替わりに仕事が集中します。

またエアコン掃除は当然エアコンの需要が高い時期に集中してきます。6月から8月はエアコンを使う人が大幅に増えるので、仕事は絶え間なく業者にやってきます。まさに書き入れ時、稼ぎ時と言えるでしょう。

仕事を受ける立場として、特に営業活動をしなくても仕事が入るとしたら、割引をする必要はあるでしょうか。答えは当然NOです。むしろ多少値段が高くても、必要があれば依頼をしてくる人は多いので、ハウスクリーニングは年度の切り替わり、エアコンクリーニングは夏に頼むと料金はどうしても高くなってしまいます。

しかし逆に考えると、仕事のない時期は黙っていたら仕事が全く舞い込んでこないので、お得なキャンペーンや割引を用意して、業者も販促活動に励みます。引っ越しの需要が一気に減る5月や6月はハウスクリーニングの相場もかなり安くなります。エアコンも暑さが一段落し、冬の稼働期を迎える前の10月などは、ほとんどクリーニングの仕事が入りません。

そこで安くてお得感のある価格にすることで、「この価格ならクリーニングをしてもらおうか」という気持ちになってもらうのです。

その他にもハウスクリーニングを依頼するとしたら、家にいる必要があるので土日に作業を依頼することが多いです。旅館などと一緒で週末は割高になりますが、家に在宅の人が少ない平日は仕事が舞い込みにくいので、そのタイミングで頼めば休日よりも割安な価格で依頼できます。

・依頼前に複数の会社から見積もり用の請求書をもらう
ハウスクリーニングは最低でも数万円の費用が必要になる作業内容です。それだけの費用がかかる作業であれば、複数の会社に見積もりを依頼することは当たり前ともいえます。

会社でも費用のかかる作業を外注するときは、相見積もりをとって最も安い会社や費用対効果の高い会社に依頼をしますが、それと同じことをハウスクリーニングを依頼するときでも行いましょう。

まず1社の見積もりをもらい、その見積もりをもとに次の会社に「この会社よりも安くなりませんか」と交渉してみましょう。また複数の会社の見積もりをもらい、その中で最も安い会社に決めてもいいです。ただ安易に安い会社にするのも危険といえます。

・安さだけを追求しない
なぜ安いだけで選ぶのがまずいのか、それは作業内容が手抜きである可能性が高いからです。ハウスクリーニングの費用の内訳の大半は出張費や人件費になります。道具や洗剤などの経費の部分は節約や削減がしづらいので、削るとしたら人件費を削るしかないのです。

そうなると費用が安い会社は安い給料しか社員に払っていないということになり、質の悪い作業員が来て満足の行く仕事をしてくれないことも大いに起こりえます。また作業員の質は悪くないものの、作業時間を減らすために、一部分しかクリーニングをしてくれないということもあるでしょう。

他社と比べて明らかに価格が低い、というときは安いからといって無条件に飛びつくのではなく、なぜそれだけ安いのかを確認し、「企業努力で用具代や洗剤代を抑えている」などの納得できる理由で安いことがわかってから発注するようにしましょう。

6 . おすすめのハウスクリーニング業者選びのコツと注意点を紹介!

ハウスクリーニングを依頼するのでしたら、自分ではできない範囲のクリーニングを、専門の道具や洗剤を使ったプロならではの技と仕上がりを期待したいものです。しかし、必ずしもハウスクリーニング業者が誰もが納得する技量を持っているとは限りません。良い業者の見極め方、依頼をしないほうが良い業者を見抜くコツはどのような点でしょうか。

・料金表示があいまいである
ハウスクリーニング業者によって、料金の表示の仕方はまちまちです。ハウスクリーニングに限りませんが、基本料金として安い価格を提示し、顧客の興味をひきつけておいて、最低限のクリーニングしか基本には含まれていないため、様々なオプションを付けて隅々まで掃除をしてもらうと、結果的に高くつく、ということもあります。

対照的に「お家まるごと掃除コース」など一括コースなどを設定している業者では、一見すると高く見えますが、家の隅々まで丁寧にやってくれる、トイレの数が異なっても料金は一定のままである、ということもあります。

チラシやサイトで情報収集をするときは価格表示が「8,000円~」など表記されていたら注意をするようにしましょう。8,000円はあくまで最低限のクリーニングに過ぎず、水回りのぬめり取りや油汚れなどをしっかりと取ってもらおうとすると、高額なオプションを請求されるというケースが有ります。もちろん最低限の部分だけやってもらえればよい、というのであればこういったコースを利用するのも有りでしょう。

自分がクリーニングをしっかりとしてほしいポイントを予め洗い出しておき、最初にそのクリーニング内容を業者に見積り依頼をすれば、正確な査定のもとに、本当に割安な業者を見つけることができるでしょう。

・掃除をする人や業者の業態も確認する
クリーニングの依頼をする時が、できればどんな人が作業に来るのか、ウェブサイトなどで事前に確認できる時はしたほうが良いでしょう。クリーニング会社というのは、比較的元手が必要なくできる事業になっています。そのため業者のスキルや対応の質も本当に優れた会社から、質の悪い業者までピンからキリまであるといえます。

業者が自分の会社でホームページを持っており、そこに直接依頼をするのでしたら、確実にその会社の人が来て作業をするので、口コミやSNSである程度評判を見てから、納得の上で仕事を依頼できます。ただし大手の会社に依頼をした場合は2つのケースが考えられます。

その会社の社員が来る場合は、大手だけにしっかりとした教育をされている人が来てくれるケースが多いので、ある程度の質は保証されていると考えられます。

しかし下請け業者を抱えて本部にはほとんど作業人員がいない、という会社の場合は、下請け業者から作業者が派遣されるので、どんな人が来るかは当日になるまでわかりません。もちろん殆どの業者さんは丁寧に作業をしてくれますが、非常に作業が雑、不安を覚えるような乱暴な対応、積極意識のないような人が来て、家のクリーニングを頼んだはずなのに、資産価値が下がるような作業をされてしまうこともあります。

極力情報を確認できない下請けの会社が来るような依頼の仕方は避けて、信頼できる口コミのある業者を選ぶようにしましょう。

7 . 損害保険や保証の有無のある会社を選ぶ

クリーニング業者の中には、万が一に備えて損害保険や保証を設定している会社もあります。作業中に悪意はないとはいえ、意図せぬ破損が起きることがあります。

例えばインテリアや家具を破損してしまった、洗剤が垂れてシミが付いてしまった、外したドアが飛んでいって他の家を壊してしまった、あらゆる事例が起こりえます。そういった不慮の事故に備えて、ハウスクリーニング保険に加入している業者もいます。これはハウスクリーニング作業中の破損事故などの損害を保証してくれる保険となっています。業者にとっては安くはない負担になるので、その分作業費に上乗せされていることもあります。

しかしそのような保険に入っているような業者でしたら、万が一の損害事故でもしっかり保証してくれるので、安心して作業を依頼できるでしょう。もし保険に入っていない業者に依頼し、何らかの損害事故が発生した場合、高額な物品の損害が起きても業者が保証してくれないこともあります。

責任はどちらにあったのかなど、交渉も難航して余計な心労を背負い込むことにもなります。保険加入をしている業者を選べば、余計な手間を抱え込む心配もないのです。

8 . ハウスクリーニングの種類と特徴

決して安くはない費用がかかるハウスクリーニングですが、賃貸物件のオーナーでは入居者の退去や引っ越しの後に利用する人は非常に多いです。それはやはり内覧時の印象が大幅に良くなるからです。せっかくの新生活はピカピカの住まいで開始したいと思う人が多いもの。最初から黒ずみや油汚れ、水垢が目立つような部屋では不潔かつ不衛生で、住みたいと思う人はまずいないはずです。

また、ハウスクリーニングは中古住宅や中古マンションを売りたいと思う人にとっても重要です。ありのままの生活感のある家を見せても、もともと中古住宅というフィルターを通して見る人が多いので、「やっぱり中古住宅は汚い、新築にしよう」と思われてしまうこともあります。しかしキッチンや風呂場などの水回り、最も過ごす時間が長いリビングなどをきれいにすることで、「中古だけどきれいだし、新築より安いから買おう」という気持ちになってもらうことができるのです。

特にキッチンや洗面所などをよく使う女性、主婦の方のチェックは非常に厳しいので、印象を良くするために、普段以上にきれいにしておくことは必須です。

ハウスクリーニングにも幾つかの種類がありそれぞれに特徴があります。予算や掃除を依頼する場所によって使い分けると良いでしょう。

・専門型クリーニング
エアコンや外壁、キッチンや浴室などの特定の場所に特化したクリーニング業者です。まんべんなく家をクリーニングしてもらうのではなく、特に汚れやすい場所を徹底的にきれいにしたい時に使うことが多いです。エアコンなどは専門の技術が必要になるので、専門型クリーニングに依頼をしたほうが、クオリティが高いことが多いです。一箇所ずつ指定していくので、いろいろな場所をやってもらおうとすると割高になりますが、一箇所だけ依頼したいのであれば、結果的に費用はかからず、満足度も高くなるでしょう。

・家事代行型クリーニング
家事代行というだけに、一般的な掃除とあまり回らないクオリティのクリーニングをしてもらうタイプになります。費用は1時間いくらといった時間制だったり、家をまるごと掃除してもらって定額など、広い範囲の掃除を安く済ませたい時に使えます。

ただし専門的な場所の清掃はできないと断られることもありますし、あくまで日常清掃の延長というケースも多いです。作業員の質も高いか低いか実際に来るまでわからず、教育を多少受けたばかりのアルバイトや学生が作業をすることもあります。 低コストなので月に1回定期清掃を頼む、といった使い方をする人もいます。

9 . 不動産を高く貸したい、売りたいのであればハウスクリーニングは必須!

ハウスクリーニングは、不動産物件を運営する、高く売るときには欠かせないものといえます。ハウスクリーニングの費用を渋って自分で清掃をしても、チェックが厳しい入居者の目をごまかすことは難しいでしょう。

適切な相場を知り、できるだけコストを抑えながら高いクオリティの業者を探し、ハウスクリーニングをしてもらえば、入居者、買主の心象を良くすることができます。少しのコストを掛けることが、結果的に不動産物件の経営や売却で、大きな利益を出していくことにつながっていくのです。

同じカテゴリーの記事

ページトップへ移動する
icon-article icon-articleCategory1 icon-articleCategory2 icon-articleCategory3 icon-articleCategory4 icon-articleCategory5 icon-articleCategory6 icon-beginner icon-check icon-glossary icon-kentei icon-popularwords icon-premium icon-realvoice icon-recommend icon-seminar icon-talkroom icon-trend icon-user icon-voice