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金融機関の融資担当者との関係を悪化させてしまう3つの行動

長嶋 シゲル

長嶋 シゲル

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不動産投資を効率よく行っていくためには、少ない自己資金で多額の融資を受け、物件を次々に購入していくことが必要です。投資初心者にはリスクのある行動ですが、専業投資家として生計を立てていくのであれば、融資を立て続けに受けて、事業範囲を積極的に拡大していかなくてはいけません。
つまり専業投資家にとっては、金融機関からの融資こそが生命線といえるわけです。融資を受けるには、金融機関の担当者との関係性も重要になってきます。そこで、金融機関の担当者と良好な関係を構築するにはどうしたら良いか、また関係性を悪化させる行動とはどのようなことなのか、具体例を3つ挙げていきます。

目次

1 . 多少の金利差ならば、借り換えはしないほうが良い

最初に融資がおりた金融機関よりも、金利が安い金融機関を見つけたとします。そして実際に話を聞いて融資が下りそうだった場合、ついついローンの借換えを検討してしまう人もいます。しかし、ローンの借換えこそが、最もやってはいけない金融機関の担当者との関係を悪化させる行動といえます。借り換えが発生すると、金融機関の融資金額が一気に減少してしまい、特に担当者レベルでは個人成績に非常に大きな影響を与えます。
予定していた成績を挙げられなくなるだけではなく、担当者にとっては上司から「なぜ借り換えを見抜けなかった、きちんとコミュニケーションを取っていたのか」と叱責される原因にもなります。
もちろん投資家の立場からすれば、金利は少しでも安い方が良いに決まっています。金利が4%から2%になるなど、非常に大きな金利差があれば借り換えを検討する価値は十分にあります。しかし借り換えを行ってしまうと、その金融機関との関係は一気に途絶えてしまうこともあるでしょう。仮に2.5%の金利が2.2%になるなど、借り換えの効果が非常に小さい場合は、目先の利益に囚われるよりも、先の関係性まで考えて、融資をお願いできる金融機関を一つでも多く残しておいたほうが得策です。

2 . 繰り上げ返済も相手の利益損失につながってしまう

ローンの残債を一気に一括で返済する、いわゆる繰り上げ返済も金融機関の担当者にとって好ましいことではありません。他の金融機関に借り換えされてしまうよりも、担当者の上司からの信用度が一気に下がるということはありませんが、融資額と金利収入が予定より大きく減ってしまうことには変わりません。
担当者にとっては「この人はお金があれば繰り上げをする人だ」と認識されるようになり、融資をしても旨味のない人間だと思われることになります。もちろんそれぞれの事情があるので、絶対に駄目というわけではありませんが、一気に繰り上げ返済できるだけのキャッシュがあるのならば、それを自己資金にして新しい融資を受けるほうが結果的に自分の収入も増えるでしょう。

3 . 担当者を蔑ろにして、上司に直接連絡する

直接融資や返済に関係のない行動でも、担当者の心象を大幅に悪化させてしまう行動の一つとして、金利や返済期間などの交渉を、担当者ではなく、直接その上司、特に支店長クラスに持ちかけるというものがあります。これは担当者のメンツを丸つぶれにする行動なので、絶対にしてはいけません。また支店長クラスになると法人向け融資を担当することが多く、個人投資家レベルの融資には関わっていないことも多いため、行動自体が無意味です。会社などでもそうですが、相談をするにも順序があり、会社や組織での序列を無視して相談することが、無視された人間にとっては屈辱に近い行動になってしまいます。
融資に関して様々な条件を交渉したい気持ちは山々だとしても、担当者を無視してその上司にアポを取ろうとするのは止めましょう。
もちろん担当者の対応が悪いといった時の苦情は遠慮することはありません。その視点などの責任者クラスに言っても良いでしょう。ただ融資の内容が納得行いかない、という内容でしたら、上の人間に言っても状況が改善されることはまず無いのです。

4 . 小さな信用を積み上げていくことで、有利な条件で融資を受けられる

その他にも約束の面会時間を反故にする、書類を提出しないなど、相手への信用を損ねる小さな行為の積み重ねで、「あの人は信用できない」と思われて融資を受けづらくなることもあります。逆に考えれば、信用は常日頃の好意で積み重ねられるものであり、返済や融資を期限通りに行う、少しの挨拶などを欠かさない、といった行動でも信用を高めることができるのです。
もちろん融資条件が悪い金融機関と良好な関係を保つメリットはありませんが、自分の地盤の金融業界は意外と横でつながっていることもあるもの。関係を切る時も相手の面子を潰したり、砂を後ろ足でかけたりするようなことはせずに、これまでの感謝の気持ちを伝えることも忘れないようにしましょう。
そうすれば地元での評判も損ねること無く、複数の金融機関との関係を保ちつつ、融資を受けられるでしょう。

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