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不動産投資はなぜ難しいのか

桜木大洋

桜木大洋

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不動産投資を始めようと思っても、なかなか一歩が踏み出せなかったり、実際に少しの知識を得て「あとは行動するだけ」ということがわかっていても手を出せない、という人がたくさんいます。
では、行動できる人とできない人の違いはどこにあるのか、という点について考えみます。

目次

1 . 不動産投資に踏み出せない理由

・自分は年収が低いから
・勤続年数が短いから
・まだ自己資金がないから
・年齢的にも若くないから
・お金を貸してくれる金融機関がないから
・物件が高いから
・高額の融資が怖いから
・賃貸管理が大変そうだから
・リスクがたくさんありそうだから


などなど、挙げたらキリがありません。

そうして、世の中にたくさんいる不動産投資でうまく行っている人の話を聞いたり本を読んだりしても、やっぱり自分とは違うなとか、先に成功している人はきっと時期とか運がよかったんだ、などと思い込んで、自分では「やらない理由」や「できない理由」を探し出し、納得しているのです。

リスクに対するマインド

そういう人に限ってよく勉強したり、セミナーに出席したり、情報を得ることには長けています。
そして多くのリスクを探し出し、うまくいっていない人や失敗した人の話には特に敏感になったりして、「やっぱりやめておいた方がいい」「うまくいくはずがない」という結論になります。

私の実体験では確かに不動産投資は難しい。リスクもたくさんあります。突然水漏れが起きたり、家賃を滞納する人がいたり、何より退去が出た後は、空室を埋めるためにとても苦労します。いくつも物件を持っていれば、それだけトラブルも多くなるわけです。

但し、リスクというのは無い方がおかしいくらいで、事業を進めていけば、思い通りにいかないことがあって当然だし、その壁を乗り越えていくことが経営というものです。

なぜこういったリスクに怯えるのか、というと、それまで安定した給料をもらえることが当り前だった世界だけしか知らないと、突発的な支出があったり、想定された給料が減ってしまうことに慣れていないからではないでしょうか。

また、「カンタンにお金が稼げる」「不動産投資は不労所得」というようなキャッチコピーに惹きつけられて興味を持ち始めると、現実にはそんなに甘くないと気づいたとたんに、関心の扉を閉じてしまうこともありがちです。

2 . なぜ不動産投資は難しいと感じるのか

物件を所有してからが本番、ともいえる賃貸業がそんなに難しいのか、というと、恐らくほかの事業に比べたら、難易度は低い方だと思います。
しかしそれは物件を購入してから実感できることで、体験する前にいろんな先輩オーナーの苦労話や失敗談を聞くと、興味深いと感じつつ、自分にはできないな、と思ってしまうのもやむを得ないかもしれません。

ところが実際は、きちんと収益性を計算して購入した物件は、多少の困難な局面があっても普通の努力をしている限り、まずマイナスになるようなことはありません。
たとえ単年で厳しい時期があったとしても、長い目で見ればメリットの方が大きいものです。

問題は、物件を手に入れる前の段階です。この時期の難しさには大きく分けて2通りあり、そもそも知識を覚えるのが難しい、という場合と、覚えても続けることが難しい、というケース。

不動産投資は、仕組み自体はとてもシンプルで、収益物件を購入して運営するまでにものすごく勉強しなければならないかというと、そんなことはありません。ちょっとした用語を覚え、数値の計算方法を覚えたら、あとは物件を探すだけです。

融資を通す難しさ

でもここから先が、しいて言えば難しい。
物件を探すといっても、ポータルサイトなどで見かける物件はほとんど売れ残り物件なので、不動産会社の人との人脈を築いて、未公開物件を紹介してもらえるようになる必要があります。

そして物件が見つかっても大抵の場合、なかなか融資が通りません。
では他にやることがあるのか、というと、ほとんどないですね。とにかく物件を探して融資を申し込む、この繰り返しです。言ってみればカンタンなことなのですが、何度やっても結果が出ないので、難しいと感じるのです。でもそうしているうちにたった一回うまくいくだけで、人生がガラリと変わるのです。

私も、365日毎日物件を探し続けて、たまに良さそうな物件が見つかっても、結局、融資が通らなかったり、売り主の気が変わったりして、うまくいかないことがほとんどです。一年に一棟買えるか買えないか、といった程度です。買えるまでは、長い長い、先の見えないトンネルの中を歩いているような気分になります。

これを「難しい」と捉えるか、ひたすら繰り返すだけだからカンタンと考えるかは、その人次第です。

3 . 難しいと感じることの本質

世の中のいろいろな副業・ビジネスと比較して、不動産投資ほど効率の良い収益源はなかなかないし、株やFXなど、自分の力ではどうにもできない投資分野に比べても、精神衛生上も健全だと思います。

しかし、いくら不動産投資の魅力を頭で理解できたとしても、実際に結果が出ない人がわりとカンタンにあきらめてしまうのはなぜでしょうか。

大きな成功をおさめている人の多くは、過去に相当辛い経験をしています。どうしても抜け出したい状況があり、他に方法が無いから努力をし続けただけだったりします。

一方、すぐにあきらめてしまう人は、現状にそれほど困っていない人に多いです。わざわざそんな苦労をしたりリスクを背負わなくてもいいや、と思うと、たとえシンプルなことでも、いやシンプルなことだからこそ、飽きてしまって継続することができないのです。

「成功を妨げる一番の要因は、そこそこの幸せ」とも言われています。必ずしも不幸を背負わないと将来成功できないのか、というと決してそんなことはありませんが、どうしても変えなければならない現状にいる人ほど、抜け出すための行動はやめられないものです。

かくいう私自身も、このままサラリーマン生活を続けていけば、確実に給料は下がり、年齢を重ねるほど、がんばって実績を出しても報われないことが明白でした。
だから何とかして他に収入を得る手段をつくらないと、今の生活が維持できないと悟りました。夜遅くまで働いて家に帰ってから、それこそ睡眠時間を削って不動産投資の勉強をしたり、不動産会社と連絡を取ったり金融機関へ資料を送る作業を続けました。

「うまくいくかどうかわからないのに、こんな努力はもうやめた方がラクになれる」と思うことがよくありました。しかし、とにかく現状から抜け出したいという思いの方が強く、結果が出るまで立ち止まることができなかったのです。

今の環境に甘んじることと、新たな一歩を踏み出すことと、どちらがリスクが大きいのか。
不動産投資が難しいのかカンタンなのか、を考える前に、まずは自分の現状を見つめ、その先の姿を想像してみることが先決ですね。強いていえば、結果が出るまで地道な努力を継続することが、一番難しいのかもしれません。

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