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手付金を持ち逃げされた時は【現役サラリーマン大家が語る!Vol.78】

中林準

中林準

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不動産投資に取り組めるくらいの教養力をお持ちの方というのは、どちらかといえば恵まれた環境下で育った方が多いかと思います。恵まれた環境というのは、最低限の一般教養は備わっている友人や知人がほとんどの中で育ったという意味で申し上げています。

これが、不動産投資をはじめて多くの人種と関わり始めると今まで出会ったことのないような方と接することが増えていきます。それが良い時もあれば、悪い時もあるのですが、今回は悪い話の方を中心的にしていきたいと思います。

不動産業界はどちらか言えば参入障壁が低い業界であり、目の前の仲介手数料に目がくらみ、伝えるべき情報をあえて隠したり、逆に事実でないようなことを伝えたり等々、人を騙すという行為に出る人に出会いやすい業界ではあります。

今回は、私が手付金を持ち逃げされたという事案についての反省点を皆様にシェアするのが主な内容ですが、手付金に限らず誰かにお金を預ける判断をする前は、熟慮の上行動に移していただくことをお勧めします。

目次

1 . Google検索を忘れずに

まず、手付金等の預けた現金を持ち逃げされる前の話からですが、初見の担当者と会った後は必ずインターネットで検索を行い、その人物に関するネガティブな情報がないか否かについて確認するようにしましょう。

私の手付金を持ち逃げした業者の担当者は、その人物名で調べると過去に手付持ち逃げではないですが、別の案件でトラブルになり、訴えられているという情報が掲載されてはいました。そこまで調べたのは良かったのですが、その情報をその担当者に確認したところ、自分たちを正当化するような説明がなされ、信用してしまったところに私の甘さがありました。

最終的には、人を見る目を養っていくというのが重要になってくるのですが、そうはいっても、恵まれた環境下で、人を騙すなんてことをするような人と接することがない世界で育ってきて、社会人としてもそのような人としか接する機会がないとなると、目を養うのが難しくなってきます。

従って、保守的にやっていくのであれば、インターネット検索でネガティブな情報が出てきた業者とは付き合わないというのがベターです。煙がないところには火がたたないという話はある程度的を得ていて、過去にインターネットに載ってしまうようなトラブルが発生しているということは、その担当者に何らかの問題がある可能性が高いと個人的には考えています。

一番安全なのは、長年お付き合いのある信用のおける人から紹介してもらった業者とお付き合いをすることだと思います。間にクッションを挟んでいると、何かトラブルが発生しても、初見の場合と比べて解決まで至る可能性が高いという話はよく聞きます。

2 . 宅建協会の保証金制度は申請順

とはいっても、お金を持ち逃げされてしまう可能性も0ではありません。最初から人を騙す目的で近づいてきた人の嘘を見破るのは相当な経験が必要です。

そこで、宅建協会の保証金制度というのがあります。

宅建業を営むためには、保証金を納めないと始められないルールになっています。この保証金が、その宅建業者が宅地建物取引業においてトラブルを起こしたときに充当されます。

ただし、何でもかんでも保証されるわけではなく、あくまで宅地建物取引に準じた取引を行っている最中に発生した損失補填をするというのがこの保証金の目的であり、宅地建物取引業とは関係のない、詐欺等により遭った被害は補填されません。

また、金額については1,000万円が限度額となっており、保証される順番は申請順位に準じます。従って、トラブルが発生し、お金が返還されない可能性が少しでもあるのであれば、まずは苦情申請を行い、保証順位を確保することをお勧めします。

加えて、この保証金の認証というのはかなりの時間を要します。 事務員の方にどの程度で最終結果が分かるのかお聞きした時は大体1年程度は見ておいた方が良いというコメントをいただいております。

従って、本人から回収するのが1番ですが、それがかなり厳しい状況となった場合の補完的な役割として、まずは申請をしてみるようにしましょう。

3 . すぐに諦めない

最後に、手付金等のお金を持ち逃げされ、連絡手段がシャットダウンされるとすぐに諦めてしまう方が結構います。これはもったいないというのが個人的な感覚です。

私の場合は、未だにその業者と会うことは出来ていませんが、周りの不動産投資仲間で、別事案でなんとか債権を回収できたという話は、聞いたことはあります。

また、人を騙してお金を搾取するという行為に味をしめている人間は同じことを繰り返す傾向があります。トラブル直後はあまり外に出てこないかもしれませんが、時間が経過したら、また不動産業界に戻ってくるかもしれません。

お金を持ち逃げされたことについて、毎日思い悩んでいるのも人生もったいないと思うのですが、完全に債権回収を諦めてしまうというのももったいない話です。

適度なマインドセットを持ち、継続的に探していけばいつか見つかると信じて、情報収集は続けるようにしましょう。もし、債権回収が実現しなかったとしても、頑張っている姿に感化され、他の業者から良い物件が紹介されたりするかもしれません。とにかく、ポジティブシンキングは重要だと考えています。

予防策を取ることが一番重要ではありますが、もし被害にあっても、債権回収に向けた行動を迅速に、長く細くやっていけるようにしていきましょう。

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