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投資信託のオススメ解説!初心者でも失敗しない投資

ゴンロク

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投資信託は、投資初心者でも参入しやすい投資方法のひとつといえます。
しかし投資である以上、リスク管理は必須となるため、まずはどれだけのリスクを負えるのかを整理する必要があるでしょう。特に投資資金の目減りには注意しなくてはなりません。
そこで投資対象ごとにリスク分析や投資判断の材料となる情報をご紹介します。また、投資信託以外のおすすめ投資情報も盛り込んでいますので、投資初心者の参考になれば幸いです。

目次

  1. 1 : 投資信託のクラスからリスクを図る
  2. 1-1 : 投資信託の資産クラスからリスクを図る
  3. 1-2 : 年間平均リターンと標準偏差からリスクを図る
  4. 1-3 : 初心者なら全てお任せ「ファンドラップ」の活用も
  5. 2 : 純資産残高が少ない投資信託はリスクが高い?
  6. 2-1 : 資産規模が小さい投資信託は分散投資がしにくい
  7. 2-2 : こんな投資信託は要チェック
  8. 2-3 : ファミリーファンド方式でリスク分散
  9. 3 : 信託報酬と販売手数料で選定
  10. 3-1 : 信託報酬のコストを削減
  11. 3-2 : 販売手数料は統一されていない
  12. 3-3 : 投資信託(ファンド)を選ぶ際は過去の成績を確認
  13. 4 : 複数の投資信託へ分散投資でリスク軽減
  14. 4-1 : 資産クラス(アセットクラス)毎に投資信託を分類する
  15. 4-2 : バランス型ファンドへの積立投資でリスク軽減
  16. 5 : 目論見書は必ずチェック!
  17. 5-1 : 交付目論見書は「投資信託の説明書」
  18. 5-2 : 請求目論見書は「投資信託の経理書類」
  19. 6 : 分配金も必ずチェック
  20. 6-1 : 分配金が支払われる仕組み
  21. 6-2 : 分配金が支払われないケースは?
  22. 6-3 : 分配金は資産価値を目減りさせる
  23. 6-4 : 分配金のメリットとデメリット
  24. 7 : おすすめの投資信託
  25. 7-1 : 世界経済インデックスファンド
  26. 7-2 : セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  27. 7-3 : バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
  28. 7-4 : eMAXISバランス・8資産均等型
  29. 7-5 : マネックス資産設計ファンド・育成型
  30. 7-6 : SBI資産設計オープン・資産成長型
  31. 7-7 : 楽天資産形成ファンド
  32. 8 : 投資信託以外のオススメ投資方法
  33. 8-1 : 銀行預金
  34. 8-2 : 外貨預金
  35. 8-3 : iDeco(確定拠出年金)
  36. 8-4 : 株式投資
  37. 8-5 : FX(外国為替証拠金取引)
  38. 8-6 : 投資信託
  39. 8-7 : 貴金属投資
  40. 8-8 : 不動産投資
  41. 9 : 初心者の投資は「低リスク」「低コスト」「長期型」がおすすめ

1 . 投資信託のクラスからリスクを図る

初心者であれば、まず投資信託のクラスとリスクについて知っておきましょう。
ここで特に重要なのは「資産クラス(アセットクラス)」と「標準偏差」です。

1-1 . 投資信託の資産クラスからリスクを図る

投資信託の基礎知識として、資産クラス(アセットクラス)があります。 資産クラスとは、投資の対象となる資産の種類・分類のこと。 具体的には、株式、不動産、海外債券といった分類になります。
投資クラスごとにリスクが異なるため、いきなりファンド(投資信託商品)を選ぶのではなく、まずは資産クラスからリスクを考えたほうが無難です。 また、資産クラスによってはハイリスクハイリターンなものがあります。 例えば新興国の株式ですね。新興国の株式投資は市場や国自体の安定性がやや低いため、リスクは高めです。 しかし、その分だけリターンも高く設定されています。 一方、日本債権などは一般的にローリスクローリターンです。損失を出すリスクも低いですが、収益の見込みも少なくなります。

1-2 . 年間平均リターンと標準偏差からリスクを図る

資産クラスのほかに、標準偏差もリスク分析の重要な指標となります。
標準偏差とは過去の実績から値動きの大きさを算出したもの。
年間平均リターン(収益)と共に、リスクの目安として用いられます。 年間平均リターンと標準偏差は、簡単に言うと「振り子」です。 年間平均リターンが値動が振り子の真ん中で、標準偏差は揺れ幅といえます。 左に揺れればマイナス、右に揺れればプラスと考えてください。 揺れ幅の大きいものほど、損も得も大きくなる可能性があることがわかりますよね。 つまり標準偏差の大小は、そのままリスクの大きさとも考えられるわけです。

具体的に投資信託AとBを比較して考えてみましょう。
投資信託Aは標準偏差が30%、投資信託Bは標準偏差が25%で、どちらも年間平均リターンは6%です。
100万円分投資すると、1年間で大体6万円のリターンが見込めるような商品とざっくり考えてください。
このAとBは、どちらもリターンの平均(振り子の真ん中)は同じですが、リスクが異なります。 なぜなら標準偏差(揺れ幅)が異なるからです。
統計学上、投資信託Aは年間平均リターンの6%を中心として、±30%(標準偏差1つ分)の間に68%の確率で収まる、という計算ができます。 つまり、-24%から+36%の間に約68%で収まるということです。 また、±60%(標準偏差2つ分)の間には約95%で収まる、という見方も可能です。 投資信託Aの場合でいえば年率-54%から+66%のリターンが、約95%の確率で発生することになります。
同じように投資信託Bを考え、AとBを比較すると、以下のようになります。

投信A(年間平均リターン6%、標準偏差30%)

1年後のリターン(利益)が-24%から+36%に収まる確率が約68%
1年後のリターン(利益)が-54%から+66%に収まる確率が約95%
⇒100万円投資すると、大体-54万円から+66万円の間になる

投信B(年間平均リターン6%、標準偏差25%)

1年後のリターン(利益)が-19%から+31%に収まる確率が約68%
1年後のリターン(利益)が-44%から+56%に収まる確率が約95%
⇒100万円投資すると、大体-44万円から+56万円の間になる

ローリスクローリターンなのは投信B

つまり、投信Bのほうがローリスクローリターンということになりますね。 初心者であれば、まず投信Bのように標準偏差が小さい投資信託をおすすめします。 高額な利益をあげることは見込めないものの、損失が出てもあまりお金を失わずに済み、長期的に安定した投資が可能になるからです。
例えば、ニッセイ外国株式インデックスファンドなどは、資産クラスが先進国の大企業、標準偏差も1年10%、3年17%と小さめ。 まだ設立間もないファンドですが、長期的に期待できるかもしれませんね。

1-3 . 初心者なら全てお任せ「ファンドラップ」の活用も

投資には冷静な状況分析と正しい投資判断が必要です。しかし初心者でこの2つを常に意識するのは難しいもの。 そこで投資信託の選定、投資方針の策定、運用、メンテナンス(報告や見直し)などのサービスが受けられるファンドラップを検討してみましょう。
金融機関の専門家がリスク許容度や投資の目的に合わせた提案を行ってくれます。 常にプロのアドバイスが受けられるため、精神的な不安が和らぎます。 また、市場の変化に応じたリバランス(資産配分の比率調整)やポートフォリオの変更などが可能で、投資の勉強にもなるはずです。 ただし、通常の投資信託と異なり、ファンドラップフィーと呼ばれる報酬が必要になります。

2 . 純資産残高が少ない投資信託はリスクが高い?

投資信託の購入でチェックすべきポイントに、純資産残高があります。 純資産残高とは投資信託(ファンド)の規模を表す数字です。 この純資産残高も、リスクを図る要素のひとつといえます。

2-1 . 資産規模が小さい投資信託は分散投資がしにくい

初心者であれば、基本的には純資産残高が多い=規模が大きい投資信託を選ぶべきでしょう。 資産規模が大きいと、分散投資が可能なためリスク軽減が可能です。 また、経費率も低くなり、結果的に安定したパフォーマンスを発揮できます。

もちろん、資産規模だけで投資信託のリスクを図ることはできません。 しかし、資産規模が小さい投資信託は、金融商品としての安定性が低いことが間々あります。
あまりにも純資産残高が小さいと、投資信託自体の運用が早々に停止することも考えられるでしょう。 そのため、初心者が購入する投資信託の目安としては、純資産残高100億円以上の規模が無難です。

2-2 . こんな投資信託は要チェック

資産規模と共に、純資産残高の増減や解約者の状況もチェックしておきたいところ。 純資産残高が数か月にわたって減少傾向にあると、市場や投資信託自体に問題が出ている可能性があります。 解約者数が増えて純資産残高が減っているようであれば、その理由を確認すべきです。
しかし初心者が正確な理由にたどり着くのは難しいものですし、時間や手間もかかります。 そこで、ざっくりと解約者数が購入者より多い状態が続いている商品は避ける、という対策がおすすめです。

2-3 . ファミリーファンド方式でリスク分散

ファミリーファンド方式は、まるで親子のようにベビーファンドからマザーファンドへ投資を行う方式です。 一般の投資家がマザーファンドを直接買うことはできないため、ベビーファンドを購入することになります。 銀行や証券会社で販売されている投資信託の中にも、ファミリーファンド方式のものが多く、初心者でもベビーファンドを購入しやすいでしょう。
例えば、楽天資産形成ファンドやグローバル株式インデックスファンドなどは、ベビーファンドです。 ベビーファンドに投資された資金は、複数のマザーファンドで運用されます。 その後、マザーファンドは債券や株式などに投資して運用益を挙げます。
そのため、少額の資金でベビーファンドに投資すると、自然と投資先が分散されてリスクを低減することに繋がるのです。 少額から低リスクな安定投資を始めたい初心者には、おすすめできる投資信託のひとつですね。 信託報酬(手数料)が安いこともメリットです。

3 . 信託報酬と販売手数料で選定

投資信託を選ぶための材料として、信託報酬と販売手数料があります。
どちらも投資信託にはほぼ必須となるコストで、この2つをいかに安く抑えるかが、初心者の投資信託を成功させるポイントになるでしょう。

3-1 . 信託報酬のコストを削減

信託報酬とは、投資信託における手数料のことです。管理手数料と言われることもあります。 この信託報酬ですが、投資信託を保持している期間中、信託財産から日々差し引かれていきます。
投資信託は長期保有が前提となるため、信託報酬は必ず比較すべき要素。 わずかな差でも、長期間の投資成果で大きな違いが出てきます。 ちなみに、信託報酬の報酬率をおおまかな平均を見ると、以下のようになります。

・国内株式…年率1.09%
・国内債券…年率0.38%
・国内不動産投信…年率0.72%
・国内資産複合…年率1%
・海外株式…年率1.31%
・海外債券…年率1.08%
・海外不動産投信…年率1.17%
・海外資産複合…年率1.28%

信託報酬は、国内投信よりも海外投信のほうがやや報酬が高いことがわかりますね。
ただし、海外投信のほうがリターンが高いため、信託報酬だけで利益を考えるのは危険です。 ローリスクローリターンの投信では、信託報酬を差し引くと赤字になる可能性もあるのです。

3-2 . 販売手数料は統一されていない

信託報酬のほかに、販売手数料(購入時手数料・買付手数料)も見逃せないコストです。 信託報酬のように、日々差し引かれ続けるものではなく、申込時に支払うことから申込手数料ともいわれます。 販売手数料は投資信託ごとに上限があるものの、実際の手数料は販売会社によって全く異なります。
ネットで購入できるタイプの投信は販売手数料無料のものが多く、ノーロード投信と呼ばれています。 一方、対面型での購入では上限値に近い手数料が主流です。
また、年間120万円までのNISA(少額投資非課税制度)枠での購入時には、手数料が優遇されていることがあるため、初心者は是非活用していきましょう。 ちなみにNISA枠では通常、債券を直接購入できません。 しかし、債券が含まれる投資信託を購入すれば間接的に投資が可能です。

3-3 . 投資信託(ファンド)を選ぶ際は過去の成績を確認

投資信託選びでは、過去の運用成績もしっかりチェックしておきたいところ。 投資信託ごとに、月単位で運用成績を公開しています。インターネットでも確認できるため、これは是非活用しましょう。
ちなみに直近の数か月や1年では、適切な判断材料とはなりません。最低でも3年から5年分の成績を確認できる投信がおすすめです。 運用が開始されて間もない投資信託では、データが出そろっていないこともあります。
初心者のうちは3年以上の実績がある商品を選んでいきたいですね。

4 . 複数の投資信託へ分散投資でリスク軽減

投資信託を始めるとき、ひとつの投資信託だけを大きく買うのはおすすめしません。 初心者のうちは、複数の投資信託へ分散投資することで、リスクを軽減していきましょう。 複数の投資信託へ分散投資する手順としては、

1.資産クラス(アセットクラス)で投資配分を決める
2.資産クラスごとの投資信託を選択する

という方法が一般的です。

4-1 . 資産クラス(アセットクラス)毎に投資信託を分類する

では、資産クラスごとに投資信託を購入する時の、配分例を実際に見てみましょう。

●株式…資金の65%を投入
・国内大型株式…25%
・国内小型株式…10%
・米国株式…19%
・欧州株式…11%

●債券…資金の35%を投入
・国内債券…20%
・海外債券…15%

このように資産クラスごとに資金を分けることで、リスク分散になります。 何故かといえば、マルチプルアセットアロケーション効果(複数資産クラス投資効果)が見込めるからです。 このマルチプルアセットアロケーション効果は、リスク減少やリターンの向上、もしくはその両方が期待できます。
例えば、何らかの理由で日本株が下落して損失が出ても、海外債券は上昇したとしましょう。 このとき、損失と利益が打ち消し合い、日本株だけに投資しているよりも減少幅が少ないのです。
また、仮に海外債券の上昇幅が大きければ、差分が利益となります。 一方、日本株だけに100%投資していると損失のみとなり、その金額も大きくなります。 このように、資産クラスごとの価格変動リスクをカバーしあうことができ、リスクを減らしながらリターンを狙えるのがメリットです。

4-2 . バランス型ファンドへの積立投資でリスク軽減

前述したようなマルチプルアセットアロケーション効果を、ひとつの投資信託で行うのがバランス型ファンドになります。 わざわざ自分で資産クラスごとに投資信託を選び、それぞれ購入するという手間が無いために、人気を集めています。
ただし、バランス型ファンドは信託報酬が高めです。 そこで、なるべく信託報酬の安いバランス型ファンドを選び、少額から積み立てて行くという投資方法がおすすめ。
積立投資の場合、金額は毎月1000円程度から可能ですので、初心者が少額で分散投資を始めるときに役立ちます。

5 . 目論見書は必ずチェック!

投資信託の購入に際し、必ずチェックすべき情報がいくつかあります。
そのひとつが目論見書です。

5-1 . 交付目論見書は「投資信託の説明書」

目論見書には交付目論見書と請求目論見書があります。 交付目論見書は投資信託説明書とも呼ばれ、以下のような内容が記載されています。

●交付目論見書の記載内容
・ファンド(投資信託)の目的や特色
・投資のリスク…価格変動リスク、金利変動リスク、為替変動リスクなど
・運用実績…基準価額、純資産残高、分配金、年間収益率(リターン)の推移など
・手続きや手数料…ファンドの購入単位(1口〇円、最低〇円からなど)、申込み時の手数料、信託報酬、税金、諸費用など
・投資対象…投資している資産クラス、銘柄など

このように、投資信託のスペックや実績が記載されているのが交付目論見書です。 投資判断の需要な参考となる情報が詰まっていますので、購入前には必ずチェックするようにしましょう。

5-2 . 請求目論見書は「投資信託の経理書類」

一方、請求目論見書は、主に投資信託の経理状況が記載されている書類です。

●請求目論見書の記載内容
・ファンド(投資信託)の沿革
・管理や運営についての概要
・受益者の権利についての説明
・財務諸表(貸借対照表、損益計算書など)
・純資産残高計算書

また、目論見書を交付するタイミングも異なります。
交付目論見書が、投資家に必ず交付しなければならないのに対し、請求目論見書は投資家からの請求があった場合に交付すると定められています。 しかし、あらかじめ両方とも公開している場合も多いため、基本的にはこの2つを熟読してから投資判断を下すようにしましょう。

6 . 分配金も必ずチェック

近年は、毎月分配金が交付される投資信託が人気を集めており、購入前には多くの人がチェックしています。 しかし、分配金を受け取るデメリットもありますので、まずはその仕組みを知ることが大切です。

6-1 . 分配金が支払われる仕組み

投資信託では、投資対象(株式や債券など)から利子、配当などを受け取って収益にしています。 つまりインカムゲインですね。
これに加えて、値上がり時に売却したときには売却益も出ます。売却益はキャピタルゲインになります。
このようにインカムゲインキャピタルゲインが積みあがっていき、投資信託の運用収益となるわけです。 基本的に分配金は、投資信託の運用収益部分から支払われます。

6-2 . 分配金が支払われないケースは?

毎月投資対象からうまく収益が得られれば良いのですが、投資である以上、100%プラスになるとは言い切れません。 運用成績が芳しくないときには、分配金が減額、もしくはゼロということも十分にあり得るわけです。
目論見書に記載している過去の分配実績通りには支払われないこともある、ということを念頭に置きましょう。

6-3 . 分配金は資産価値を目減りさせる

分配金は、運用収益であると同時に次の投資に使われる運用資産でもあります。そのため、分配金を支払った分だけ運用資産は減り、基準価額も下がるのが一般的です。 ただし、必ず基準価額が下がるとも言い切れません。分配金を支払った後、すぐさま資産の値上がりが起きて、基準価額を押し上げる可能性もあるからです。

6-4 . 分配金のメリットとデメリット

では、分配金を受け取るメリットとデメリットを整理します。
●メリット
・毎月分配型では、投資信託の運用益を定期的に受け取れるため、資産運用の硬化を実感しやすい
・受け取った分配金を、生活費やライフイベントの費用として活用できる

●デメリット
・受け取った分だけ運用資産が減少し、長期的に見ればローリターンとなる
・分配金を再投資したとしても、源泉徴収が引かれるため、運用効率が落ちる

このように、分配金は投資の成果を実感しやすく短期的には収入が増えますが、中長期的にはリターンが小さくなる恐れがあります。 もし長期的に資産を増やしたいのであれば、分配の頻度が小さい投資信託を選ぶべきでしょう。

7 . おすすめの投資信託

ここまでの内容を踏まえながら、投資初心者にもおすすめできる投資信託を選択してみました。 概要や資産配分(アセットアロケーション)、特徴を見比べながら検討してみてください。

7-1 . 世界経済インデックスファンド

世界経済インデックスファンドは、三井住友TAM(トラスト・アセット・マネジメント)が運用するインデックスファンドです。 インデックスファンドとは、日経平均株価やTOPIXのように、ある市場の平均値(指数)にならって運用する商品のこと。
簡単にいうと、常に市場の平均値を目指す投資信託です。 世界経済インデックスファンドは、国内外の公社債や株式へ分散投資しており、バランス型ファンドの一種といえます。 また、各国のGDPに応じて構成比率を調整しており、GDPの高い地域ほど多くの資金を投入しています。

世界経済インデックスファンドの基本情報

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・一括購入…最低1万円から
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約538億円(2017年9月時点)

世界経済インデックスファンドのアセットアロケーション(資産配分)

・地域別…
北米32.89%、欧州22.28%、中南米6.54%、アジア及びオセアニア29.62%


・資産クラス別…
国内株式5%、国際株式43%、国内債券4%、国際債券43%、国際REIT1%、その他4%


・株式銘柄別(上位5銘柄)…
トヨタ自動車0.18%、三菱UFJフィナンシャル・グループ0.12%、日本電信電話0.09%、ソフトバンクグループ0.08%、三井住友フィナンシャルグループ0.08%

特徴

国内株式と国際債券の比率が圧倒的に高く、世界中の株式と債券に万遍無く投資している地球規模のファンドです。 2016年までは日本10%、先進国55%、新興国35%の比率で投資していました。
その後2016年12月に日本10%。先進国60%、新興国30%に改められ、先進国重視になっています。 それでも新興国の比率が3割もあり、今後新興国のGDPが伸びればさらに運用成績があがってきそうです。
また、信託報酬も同型のファンドの中では最低クラスの税抜0.5%(税込0.54%)。 先進国重視で安定感を出しつつも、新興国からのリターンにもチャレンジできる傑作ファンドのひとつといわれています。
さらに株式の比率を高めた「株式シフト型」と、債券重視の「債券シフト型」もあります。
積み立てが最低500円からという点も、初心者向きといえるでしょう。

7-2 . セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

世界的な投資会社である米国バンガード社のインデックスファンド8つに投資する「ファンドオブファンズ型」の商品です。 セゾン投信で購入できるセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、世界経済インデックスファンドと同様に国内外の株式と債券に投資します。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基本情報

・信託報酬…年率0.68%±0.03%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・一括購入…最低1万円から
・積立投資…最低5000円から
・純資産総額…約1479億円(2017年9月時点)

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのアセットアロケーション

・U.S.500・ストック・インデックス・ファンド…26.8%
・U.S.ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド…24.3%
・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド…18.9%
・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド…10.7%
・ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド…6.4%
・エマージング・マーケット・ ストック・インデックス・ファンド…6.0%
・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド…3.8%
・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド…2.0%
・短期金融資産等…0.9%
※2017年8月版月次運用レポートより

特徴

バンガード社のインデックスファンド8本に一括投資できるバランス型ファンドで、「株式50%、債券50%」というシンプルさが売りです。 ファンドオブファンズ型にしては低額な信託報酬と、世界各国の時価総額に応じて投資比率が変わるという、自然体かつシステマチックなファンド。 投資比率の根拠がはっきりしているため、難しいことは考えずに購入して放置するというスタイルが合っているかもしれませんね。 世界経済インデックスファンドに比べるとやや信託報酬が高く、新興国への投資比率が低い点がポイントでしょうか。 日本各地で初心者向けの講座も開催されていて、国際分散投資への第一歩として適しています。

7-3 . バンガード・トータル・ワールド・ストックETF

バンガード社が販売している海外ETFのひとつです。 ETFとはインデックスファンドと同じように、ある市場の平均値を目指すような投資を行う商品を指します。
インデックスファンドとの違いは、証券取引所に上場していることです。
また、一般の株式同様に、相場の上下に応じたリアルタイムな売買が可能なことです。
(インデックスファンドの売買は1日に1回のみ)
別名「上場投資信託」とも呼ばれます。 中でもこのバンガード・トータル・ワールド・ストックETFは、先進国・新興国問わず世界中の株式をカバーしていることで有名です。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの基本情報

・信託報酬…年率0.18%
・売買手数料…1000株まで1取引につき25米ドル
・一括購入…最低6万円から
・積立投資…不可
・純資産総額…約90億ドル

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのアセットアロケーション

地域別…
北米56.45%、ラテンアメリカ1.40%、ヨーロッパ22.57%、日本8.33%、アジア(除く日本)8.79%、オセアニア2.42%


資産クラス別…
米国株式52.05%、米国株式以外の株式45.77%、キャッシュ1.23%、その他0.94%

特徴

新興国から先進国まで、約8000銘柄におよぶ世界中の株式に投資できるワールドワイドさが特徴です。 このファンドひとつで、地球上に存在する株式市場の大半に関与できるほどのスケールを誇ります。
また、信託報酬が圧倒的に安いことも見逃せません。 ただし、初期投資額が大きめで積み立て投資が不可能なこと、資産クラスに株式だけに偏っていることから、やや中級者向きといえるでしょう。 アセットアロケーションの半分以上が米国株式ですから、米国経済次第で運用成績が上下しやすい点に注意が必要です。

7-4 . eMAXISバランス・8資産均等型

こちらもバランス型インデックスファンドのひとつで、バランス型ファンドの本命と言われるほどの注目商品です。 eMAXISバランス・8資産均等型は、資産クラスを国内外8つに分け、均等に投資するというシンプルかつバランス重視の万能型投資信託といえます。

eMAXISバランス・8資産均等型の基本情報

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・一括購入…最低1万円から
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約236億円(2017年9月時点)

eMAXISバランス・8資産均等型のアセットアロケーション

・国内株式…12.47%(TOPIXマザーファンド)
・先進国株式…12.49%(外国株式インデックスマザーファンド)
・新興国株式…12.69%(新興国株式インデックスマザーファンド)
・国内債券…11.36%(日本債券インデックスマザーファンド)
・先進国債券…12.49%(外国債券インデックスマザーファンド)
・新興国債券…12.52%(新興国債券インデックスマザーファンド)
・国内REIT…12.47%(東証REIT指数マザーファンド)
・先進国REIT…12.51%(MUAM G-REITマザーファンド)
※2017年8月版月次運用レポートより

特徴

国内外の株式および債券、さらにREIT(不動産投資信託証券)に12.5%ずつ投資することを基本方針にしているファンドです。 国際分散投資を、最もシンプルかつ手軽に実現できる商品のひとつでしょう。
少額から可能な積み立て、一括購入という条件も相まって、難しいことを考えなくても投資が始めやすいことがメリット。 三菱UFJ国債投信が提供しているeMaxisの中でも主力商品に位置付けられています。
また、より低コスト化した「eMaxis Slim バランス8資産均等型」が2017年5月に登場しており、信託報酬が安くなっている(0.2376%)点も見逃せません。 こちらはネット証券会社4社のみ(SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券)で購入可能です。

7-5 . マネックス資産設計ファンド・育成型

日本と先進国の株式、債券、REITに分散投資するバランス型インデックスファンドがマネックス資産設計ファンドです。 この投資信託はその中でも育成型(分配金再投資)となっています。 世界の6資産(国内外の株式・債券・リート)に分散投資を行い、成長と安定した収益の両立をめざします。

マネックス資産設計ファンド・育成型の基本情報

・信託報酬…年率1.026(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・積立投資…最低1000円から
・純資産総額…約111億円(2017年7月時点)

マネックス資産設計ファンド・育成型のアセットアロケーション

以下6つのマザーファンドへ投資
・日本株式…26.8%(国内株式パッシブファンド)
・外国株式…24.5%(外国株式パッシブファンド)
・日本債券…27%(国内債券パッシブファンド)
・外国債券…10%(外国債券パッシブファンド)
・日本REIT…5.6%(J-REITインデックスファンド)
・外国REIT…6%(外国リートパッシブファンド)

特徴

2007年から続く老舗バランス型ファンドのひとつです。
信託報酬が高く、新興国への投資もないことから、リターンが大きくなりにくいと考えられます。 しかし、毎年一回4月に、運用実績に応じてアセットアロケーションを見直すという特徴があります。
そのため、リスクは低く安定性は高いといえるでしょう。

7-6 . SBI資産設計オープン・資産成長型

世界経済インデックスファンドと同じく三井住友TAMが提供しています。 通称「スゴ6」と呼ばれるバランス型インデックスファンドで、初心者が始めやすい投資信託のひとつです。

SBI資産設計オープン・資産成長型の基本情報

・信託報酬…年率0.7344(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約262億円(2017年8月時点)

SBI資産設計オープン・資産成長型のアセットアロケーション

・地域別…日本48.72%、米国29.74%、その他欧州、オーストラリア、カナダ等
・資産クラス
・国内株式21.75%(国内株式インデックス マザーファンド)
・外国株式21.49%(外国株式インデックス マザーファンド)
・国内債券15.94%(国内債券インデックス マザーファンド)
・外国債券19.22%(外国債券インデックス マザーファンド)
・国内REIT9.92%(J-REITインデックス マザーファンド )
・外国REIT10.56%(グローバルREITインデックス マザーファンド )
・その他1.11%
※2017年8月版月次運用レポートより

特徴

国内外6つの資産クラスへマザーファンドを通じて分散投資しており、手軽に国際分散投資が開始できます。 新興国が投資対象から除外されているので、安定性が高いといえるでしょう。

7-7 . 楽天資産形成ファンド

楽天証券で購入できるバランス型のアクティブファンドです。愛称は楽天525。 アクティブファンドは、インデックスファンドと異なり市場の平均以上を目指す商品を指します。

楽天資産形成ファンドの基本情報

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・積立投資…最低1000円から
・純資産総額…約38億円(2017年8月時点)

楽天資産形成ファンドのアセットアロケーション

株式
・明治安田日本株式マザーファンド…30.06%
・明治安田アメリカ株式マザーファンド…14.07%
・明治安田欧州株式マザーファンド…5%
・明治安田アジア株式マザーファンド…1.03%

債券
・明治安田日本債券マザーファンド…40.83%
・明治安田外国債券インデックス・マザーファンド…6.01%

その他…2.99%
※2017年8月版月次運用レポートより

特徴

株式と債券への投資比率が1:1の割合になるよう計算されています。
世界経済インデックスファンドやセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドよりも新興国の割合が低く、なおかつ日本債券が多いことがポイント。 一見リターンが低そうですが、信託報酬の安さでカバーしています。低コスト型バランスファンドのひとつです。

8 . 投資信託以外のオススメ投資方法

では最後に、投資信託以外のおすすめ投資方法を紹介していきます。 投資は、個人の性格や信条の影響をうけますので、自分に最も適した投資方法を選んでいきたいところです。

8-1 . 銀行預金

銀行預金は超ローリスクローリターンではありますが、立派な投資の一つです。 しかしリターンが金利のみで、5年もの定期預金でも0.3%程度という低さ。 最近では手数料無料のサービスが増えたため、いかに手数料を節約するかがポイントです。

メリット

・ペイオフ(預金保護)により、1金融機関ごとに預金者一人あたり1000万円まで保護される。金融機関が倒産などで預金の払い戻しが出来なくなった場合の保証。
・元本割れを起こすリスクがほぼない
・数ある投資の中でもリスクは最小クラス

デメリット

・金利が低すぎるため手数料無料を活用しなければ資産が微減する
・インフレ率が金利を上回ると、計算上は資産価値が減少する

特徴・おすすめの投資方法など

2017年現在で考えると金利が0.02%から0.3%程度でインフレ率が1%前後。 つまり、銀行預金はリスクは最小限なものの計算上は損をする、と言えるかもしれません しかし銀行預金に金利は期待できない状況なので、手数料の安さや無料回数などで選択するのがおすすめです。
特にネット銀行はATM手数料や同銀行間の手数料が優遇されています。
楽天銀行、ジャパンネット銀行などが代表格といえるでしょう。

8-2 . 外貨預金

低リスクかつ国内の銀行預金よりもリターンが大きいため、人気があります。 しかし、総合的に見るとリターンに対してリスクやコストがやや高いかもしれません。

メリット

・豪ドルやNZドルなど、国内の預金よりも高い金利を受け取ることができる
・利子収入の他に為替差益でもリターンが期待できる

デメリット

・利子収入を為替差損で打ち消し、さらには元本割れのリスクがある
・外貨預金分は保護されない
・海外通貨へ両替する時の手数料が高い

特徴・おすすめの投資方法など

FXのようにレバレッジをかけるわけではなく、基本は等倍での為替差益と利子収入がメインのため、 リスク自体はそれほど大きくありません。 しかし、狙える利子収入がかなり小さいこと、長期的に見ると為替差損のリスクが利子収入に見合わないことなどから、 あまり割の良い投資にはならないでしょう。
メインの投資先にはせず、分散投資のひとつとして活用すべきです。

8-3 . iDeco(確定拠出年金)

毎月一定額の掛け金を積み立て(拠出)、特定の金融商品で運用しながら退職後の年金を自ら作るという仕組み。 雇用が不安定かつ流動的になっている近年、このiDecoを始める人が増えましたね。 私的年金システム、個人型定拠出年金、401K、個人型DCとも呼ばれます。

メリット

・節税対策はあらゆる投資方法のなかでも最高クラス
・掛け金は全額所得控除対象となる
・運用益も非課税
・60歳以降の受け取り時、公的年金等控除、退職所得控除が適用される
・長期的に自分の将来へ投資できるため、精神的な安定を得やすい

デメリット

・加入時に手数料が必要
・開設後も毎月手数料が発生する
・投資信託に投資する場合は、信託報酬がかかる
・将来的に特別法人税が課され、資産残高に応じて年1%程度の課税が開始される可能性あり(これまでは課税実績なし)

特徴・おすすめの投資方法など

自分で年金の運用先を決めることができ、60歳以降に毎月一定額を受け取れるiDecoは、 60歳までは原則解約不可能という点が特徴です。 公的年金制度の存続が危ぶまれる現代では、自分の老後を自分で支えるという意識が拡大しています。
一方iDecoは、節税効果+分配金の再投資で、現役時代も退職後もメリットがあることから、おすすめの投資方法といえます。 iDecoでは、海外インデックス投信や国内インデックス投信を組み合わせた分散投資が適しているでしょう。
また、投資期間が長いほどリターンも大きくなるため、手数料を抑えつつできるだけ早く始めることも意識したいところ。

8-4 . 株式投資

投資方法としては最も知名度が高いかもしれませんね。企業が発行した株式の売買によってリターンを狙う投資法です。 基本的には、株式毎の配当(インカムゲイン)、売買益(キャピタルゲイン)あるいはその両方を狙うことになります。
REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)といった、やや特殊な投資先もあります。

メリット

・売却益、配当、株式優待という3つの利益が狙える
・投資信託よりも手数料が安い
・取引時間が決まっているため、メリハリをつけた投資が可能
・個人の裁量で自由に投資できる

デメリット

・株価の変動によって常に元本割れのリスクがある
・信用取引で多額の負債を抱えるリスク

特徴・おすすめの投資方法など

最もポピュラーかつ有名な投資方法で、実践者も多いです。 おすすめの株式として、IPO株(新規公開株式)がありますがこちらは抽選になり、当選確率はかなり低いです。 もし当選したならラッキーと考えて良いでしょう。新規公開株は高確率で値上がりするため、利益を出しやすいからです。 ただし、信用取引に手を出すと元本割れどころか投資資金以上の損失がでたり、多額の借金を抱えたりする可能性もあります。
できるだけ信用取引には手を出さず、現物の売買だけに集中すべきです。 初心者であれば、長期的に計画が立てられインフレリスクにも対応できるETF株などが良いでしょう。 ETF株は日経平均株価やTOPIXなどの指標と連動するため、安定した銘柄を少しずつ買い集めた時と似たような効果があります。

8-5 . FX(外国為替証拠金取引)

外貨預金のハイリスクハイリターン版がFXといえるでしょう。 自己資金以上の取引が可能で、少額の元手で大きなリターンを得られる可能性があります。 ギャンブル的側面が強いのも特徴。

メリット

・ハイレバレッジ取引で利益であがると、圧倒的なハイリターンを受けられる
・金利差(スワップ)でインカムゲインを積み上げることも可能
・外貨預金よりも手数料が安め
・インターネットで24時間取引が可能

デメリット

・自己資金を大きく超える負債もあり得る
・将来的に国内最大レバレッジが現行の25倍から下方修正される可能性あり
・一定以上の損失が出て必要証拠金率が下がると追加証拠金が必要になる
・損失が一定以上になると、自動的にロスカットされ強制決済が発生する

特徴・おすすめの投資方法など

FXは投資の中でもハイリスクハイリターンの代名詞的な存在。 レバレッジシステムによって自己資金の25倍(国内の場合)の金額を扱うことができ、 短期間で数千万円以上の利益をあげられる可能性もあります。
しかし、レバレッジシステムは年々縮小傾向で、2010年には最大50倍、翌2011年には25倍が上限になりました。 また、今後さらにレバレッジが引き下げられる可能性もあります。
それでも低レバレッジで手堅く投資すれば、金利差と売却益というダブルインカムが可能です。 初心者であれば安定性の高い日本円と米ドルの通貨ぺアから練習してみてはいかがでしょうか。
ただし、取引単位を小さくし、少額から取引するようにしましょう。 FXは通常、1万通貨単位以上から取引するものでしたが、より低リスクな1000通貨単位(0.1ロット)や100通貨単位、果ては1通貨でも取引可能です。
例えばSBIFXトレードでは、1通貨からの取引ができ、初心者が投資感覚を養う場として活用できます。

8-6 . 投資信託

本記事で紹介している通り、投資信託は低リスクかつ中長期的なリターンが見込める投資方法のひとつです。 基本的には常に相場を気にすることなく、購入後の資産運用はプロに任せるというスタイルが主流です。

メリット

・積み立て投資であれば数百円から開始できる
・複数の資産クラスをパッケージ化していて、前提となる知識がそれほど必要ない
・インターネットや金融機関窓口で手軽に購入できる
・プロのアドバイスや助言が受けられる
・バランス型ファンドでリスク軽減が可能

デメリット

・リターンの割に手数料(信託報酬)が高い
・信託報酬のほかに、売買委託手数料、監査報酬、換金時の信託財産保留というコストが発生する
・手軽に低額から購入でき、単純にハードルが低い

特徴・おすすめの投資方法など

株や債券の知識が乏しい初心者であっても、複数の資産クラスに投資できるのが投資信託の強み。 しかし、株式や債券を扱う以上、ノーリスクではありません。 例えば国内外の株式・債券では、企業や政府の財政難によって信用リスクが発生します。
また、海外株式型・海外債券型といった外貨建て資産では、為替変動リスクがあります。
投資信託は安定性の高さが魅力ですが、できるだけ中間コストが低く、安定したリターンを得られるものを選ぶべきでしょう。

8-7 . 貴金属投資

一見アナログな投資方法になりますが、経済が不安定になるほど貴金属(特に金)への投資が増えるものです。 基本的には資産を貴金属に変えて保有しておくだけなのですが、状況に応じて売却益も狙えます。

メリット

・貴金属の価値は一定以下に下がらない
・純金は最低でも採掘コスト分の価値が保全される傾向にあり、守りの投資となり得る
・投資信託と同様に少額から積立投資が可能
・不景気や恐慌への備えとして投資すれば、精神的な安定を得られる

デメリット

・利子収入や分配金、配当といったインカムゲインがほぼない
・購入価格と市場価値の変動によって、元本割れもあり得る
・為替や株式の影響をうけて価値が変動する

特徴・おすすめの投資方法など

不景気時には、必ずと言って良いほど貴金属投資が注目されます。 資産価値を保全しやすく、他の金融商品とは真逆の動きをすることが多いからです。
景気の下降局面で株式や債券の価値が下がってきたとき、貴金属へ資金移動するという投資家もいます。 メインの投資先というよりも、いざという時の備えとして毎月一定額を積み立てる方法が良いでしょう。
ちなみに積み立て型純金投資は、ドルコスト平均法が一般的です。 ドルコスト平均法とは、金の価格が安い時には多く、高い日には少なく買い進めることで、平均購入単価を下げる投資方法。
初心者であれば、個人で純金を一括購入するよりも、積み立て型純金投資のほうが無難といえるでしょう。 例えば楽天証券では、毎月1000円からの積み立て型純金投資が可能です。

8-8 . 不動産投資

不動産投資といえば、昔は少数の資産家が選択するものという認識がありました。 しかし最近ではサラリーマンの副業として注目されるようになり、サラリーマン大家という言葉も生まれています。

メリット

・長期的なインカムゲイン(家賃収入)を得られる
・マンション購入などで相続税の対象となる資産の評価額を下げることが可能
・正しく取り組めば、他の投資方法に比べてリスクコントロールが容易

デメリット

・空室、滞納、災害、金利上昇というリスクがある
・自主管理では手間がかかり、委託管理では中間コストが発生する

特徴・おすすめの投資方法など

人口減少局面にある日本では、それほどおすすめの投資とは言えないかもしれません。 ただし、近年は人口減少が進む地域と増加が進む地域の差が激しいため、人口が増加しているエリアへ投資すればリスク低減は可能です。
例えば東京23区や神奈川県、千葉県、埼玉県、愛知県、福岡県、沖縄県の一部では、人口増加が続いています。 特に東京23区の社会増加数(転入者から転出者を差し引いた数)は、84,714人にも上ります。(2015年実績)
つまり、特定のエリアにピンポイントで投資する分析能力が必要になるのです。 また、空室対策や維持管理のノウハウを備えた不動産会社との付き合いも重要になってきます。 正しい情報とノウハウを揃えれば、他の投資方法よりもリスクコントロールしやすく、手堅い投資に成り得るでしょう。

9 . 初心者の投資は「低リスク」「低コスト」「長期型」がおすすめ

今回は投資信託を中心に、さまざまな投資方法を紹介してきました。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、初心者が投資を始めるとき、大口の資金を単一の資産クラスへ投入すべきではありません。
基本的には年間120万円までのNISA枠(運用益非課税枠)を意識しながら、分散投資を心がけていくべきです。 ひとつの資産クラスに大量の資金を投入し、大きなリターンを狙うのは中級者以上になってからでも十分ですからね。
iDecoで投資信託を買いながら節税対策というあたりから始めてみると、少額でもメリットを感じやすいでしょう。

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