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初心者でもわかる投資信託の基本│投資に失敗しないためのポイント

ゴンロク

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投資にはリスク分析や経済情勢に対する知識、相場観などが必要だといわれています。しかし、初心者がこれらを全て兼ね備えるのは難しいでしょう。そこでおすすめなのが投資信託です。投資自体が初めてであっても、投資信託なら手堅く資産を増やせる可能性があります。では一体、投資信託とは何なのか、そしてメリットやデメリットにはどんなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

目次

1 . 投資信託の基礎知識

投資信託を始める前に、まず投資信託とは一体どんな金融商品なのかを理解しておきましょう。初心者が選択しやすい理由が、投資信託にはあるのです。

1-1 . 投資信託とは?

投資信託とは、投資という行動自体を誰かに信じて託すことです。投資信託では、運用のプロであるファンドマネジャーを信じ、お金を預けて投資を任せます。その結果、仮に投資が成功すれば、投資信託に投じたお金(元本)と、運用成績に応じた利益がリターン(分配金)として返ってきます。投資信託は基本的にこの繰り返しです。

1-2 . 投資信託の仕組み

投資信託は「不特定多数の投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめ、運用すること」で成立しています。このとき、実際に運用するのは投資家ではなく、運用のプロであるファンドマネージャーです。また、実際に投資する対象も、株や債券、不動産投資商品など、多岐にわたります。どの対象に投資するかは、ファンドの運用方針によってあらかじめ決まっています。

投資信託と定期預金の違い

投信信託は一見、銀行の定期預金と同じような仕組みに見えるかもしれません。 たしかに「預けたお金を一定期間後に、利子と共に受け取る」という行為は、定期預金と同じです。
しかし、定期預金が「元本保証」であるのに対し、投資信託は元本が保証されていません。 この点が、預金と投資を分ける境界線と言えます。

投資信託には手数料がかかる

投資信託には、一定の手数料がかかります。その手数料とは、
・購入時にかかる「販売手数料」
・資産運用を行うファンドマネージャーに支払う「信託報酬」
・投資信託を解約(売却)する時に必要な「信託財産留保額」

の3つです。中でも特に重要なのが、信託報酬といえます。 信託報酬は投資信託を保有している間、常に支払い続ける必要があるからです。

また、こういった手数料は、証券会社や投資信託に大きな差がつきやすい部分です。 投資はリスク管理と同じくらい「コスト管理」も重要ですから、できるだけ手数料の安いを見つけるのが成功への第一歩といえるでしょう。 投資信託を購入する際は、最低でも2~3個以上の商品を見比べて決めるようにしたいところです。

信託報酬の平均額はどれくらい?

では信託報酬の相場とは、どれくらいの金額なのでしょうか。 あくまでも参考になりますが、おおむね以下のような信託報酬が手数料として課されます。

投資対象(資産クラス)と信託報酬の年率
・海外株式…年率1.31%
・海外債券…年率1.08%
・海外不動産投信…年率1.17%
・海外資産複合…年率1.28%

・国内株式…年率1.09%
・国内債券…年率0.38%
・国内不動産投信…年率0.72%
・国内資産複合…年率1%

投資信託は長期で行うのが原則です。つまり信託報酬のわずかな差が、結果的に大きな差に広がる可能性があるのです。 金融機関の担当者にいくら強く推薦されたとしても、必ず信託報酬を確認してから購入判断を下すようにしましょう。

投資信託の値段はどこを見れば良い?

投資信託には「基準価額」という項目があり、これが投資信託の値段です。 投資信託では、最小購入単位が決められており、「口(くち)」と呼ばれています。 例えば、1口100円で購入した投資信託は、運用を開始すると1口の値段が変動します。運用成績が良ければ値上がりしますし、その逆であれば値下がりするわけです。

分配金って何のこと?

分配金は、投資信託が運用によって得た収益を、投資家に分配するものです。 分配金は、保有口数にによって変化します。ただし、分配金が支払われると投資信託の「純資産総額」や「基準価額」が下がるため、場合によっては分配金を受け取らない投資信託のほうが良い成績になる可能性もあるのです。
分配金の支払いについては、投資信託によってさまざまなため、事前にチェックしておくようにしましょう。

2 . 初心者におすすめの投資信託

では実際に、初心者にもおすすめできる投資信託を紹介していきます。投資信託はさまざまな金融機関から複数販売されていますが、その中から安定性や収益、リスクを考えてピックアップしました。

2-1 . eMAXISバランス・8資産均等型

バランス型インデックスファンドと呼ばれる商品で、バランス型ファンドの本命との呼び声も高いです。 インデックスファンドとは、ある市場の平均値(日経平均株価やTOPIXなど)に沿って運用する投資信託のことです。
eMAXISバランス・8資産均等型では、国内外8つに分けた資産クラスに対し、均等に投資します。バランス重視で万能型の投資信託といえるでしょう。

少額から可能な積み立て、一括購入という条件も相まって、難しいことを考えなくても投資が始めやすいことがメリットです。

eMAXISバランス・8資産均等型の概要

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・一括購入…最低1万円から
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約236億円(2018年5月末時点)

eMAXISバランス・8資産均等型のアセットアロケーション

・国内株式…12.65%
・先進国株式…12.63%
・新興国株式…12.31%
・国内債券…11.36%
・先進国債券…12.42%
・新興国債券…12.30%
・国内REIT…12.68%
・先進国REIT…12.65%
※2018年4月版月次運用レポートより

2-2 . SBI資産設計オープン・資産成長型

通称「スゴ6」と呼ばれる商品で、初心者が始めやすい投資信託のひとつです。 国内外6つの資産クラスへ分散投資しており、初心者でも手軽に国際分散投資を行えます。 また、比較的ハイリスクといわれる新興国が投資対象に含まれておらず、安定性重視の投資信託といえるでしょう。

SBI資産設計オープン・資産成長型の概要

・信託報酬…年率0.7344(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約275億円(2018年5月末時点)

SBI資産設計オープン・資産成長型のアセットアロケーション

・国内株式…21.43%
・外国株式…21.18%
・国内債券…16.48%
・外国債券…19.55%
・国内REIT…10.29%
・外国REIT…9.91%
・その他…1.17%
※2018年4月版月次運用レポートより

2-3 . 楽天資産形成ファンド

楽天証券で購入できるバランス型のアクティブファンドで「楽天525」の愛称で親しまれています。 アクティブファンドとは、市場の平均以上を目指す投資信託です。
株式と債券へ1:1の割合になるような投資比率と、信託報酬の安さがポイント。

楽天資産形成ファンドの概要

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・積立投資…最低1000円から
・純資産総額…約46.4億円(2018年4月時点)

楽天資産形成ファンドのアセットアロケーション

株式
・明治安田日本株式マザーファンド…29.21%
・明治安田アメリカ株式マザーファンド…15.26%
・明治安田欧州株式マザーファンド…5.11%
・明治安田アジア株式マザーファンド…0.98%

債券
・明治安田日本債券マザーファンド…36.54%
・明治安田外国債券インデックス・マザーファンド…9.9%

その他…3%
※2018年4月版月次運用レポートより

2-4 . 世界経済インデックスファンド

三井住友TAM(トラスト・アセット・マネジメント)が運用するインデックスファンド。 世界経済インデックスファンドは、先進国重視で安定感を出す一方で、新興国からのリターンも期待できる傑作ファンドのひとつです。 最低500円から積み立て可能という点も、初心者向きです。

世界経済インデックスファンドの概要

・信託報酬…年率0.54%(消費税込み)
・購入時手数料(申込手数料)…無料
・一括購入…最低1万円から
・積立投資…最低500円から
・純資産総額…約551億円(2018年5月末月時点)

世界経済インデックスファンドのアセットアロケーション

・国内株式…5.41%
・国内債券株式…3.74%%
・外国株式…30.46%
・外国債券…29.35%
・新興国株式…15/33%
・新興国債権…14/73%

3 . 初心者が知っておきたい投資信託のメリット・デメリット

投資信託は正しく選べばリスクとリターンのバランスが良い投資です。 しかし、投資である以上、収益の確保とリスク管理のためにメリットとデメリットを知っておく必要があります。

3-1 . 投資信託のメリット

・数百円から積み立て投資が可能
・複数の資産クラス(株、債券、不動産など)をひとまとめにしていて、それぞれの知識が乏しくても投資できる
・インターネットで手軽に購入できる
・プロのアドバイスや助言が受けられる
・リターンにこだわらなければリスク軽減が容易

メリットについては、「少額投資が可能」「リスク軽減しやすい」「分散投資が簡単にできる」という点に注目です。 また、「買ったら放置」というスタイルを好む人にも、適しています。

3-2 . 投資信託のデメリット

・手数料(信託報酬)がやや高い
・信託報酬のほかに、監査報酬、売買委託手数料、換金時の信託財産保留が必要
・自分で投資先をコントロールしにくい

初心者ならばプロに任せることで安心感がありますが、少し慣れてくると物足りなさを感じるかもしれません。

4 . 初心者が投資信託で失敗しないためのポイント

ではメリットとデメリットを踏まえたうえで、一体どうしたら投資信託で失敗しないのかを考えてみます。 投資信託で失敗しないためには、以下のポイントに注意することが大切です。

4-1 . 過去の運用成績を確認してから購入する

投資信託は、必ず過去の運用成績を月単位で公開しています。 インターネットで購入可能な投資信託であれば、公式サイトにも掲載されているため確認は簡単です。
このとき、直近の数か月や1年ではなく、3年から5年分の成績を確認しておきましょう。 初心者のうちは、できれば運用実績が3年以上ある投資信託を選びたいところですね。

4-2 . ひとつの投資信託に集中投資しない

初心者のうちは、ひとつの投資信託だけに資産を集中させず、複数の投資信託に分散することが好ましいです。 このとき、資産クラス(株や債券、不動産など)で投資配分を決めるか、資産クラスごとに投資信託を選択するかで、投資先を分散すると良いでしょう。

4-3 . 目論見書を必ずチェックする

投資信託には必ず目論見書という書類が添付されています。特に交付目論見書は「投資信託の説明書」と呼ばれるほど重要な書類で、以下のような内容が記載されています。投資判断に必要な基本事項が詰め込まれていますから、必ず購入前にチェックしてください

交付目論見書の記載内容

・ファンドの目的と特徴
・価格変動、金利変動、為替変動などのリスクについて
・運用実績…基準価額、純資産残高、分配金、年間収益率(リターン)の推移など ・手続きや手数料…最小購入単位、購入時の手数料、信託報酬、税金、その他費用など
・投資対象…投資している銘柄など

4-4 . 分配金の受け取りに注意!

運用の結果、分配金が発生したとしても、それを受け取るか受け取らないかで資産の増え方が変わってきます。 一般的には、分配金を支払った分(受け取った分)だけファンドの運用資産は減ります。 値動きが激しい投資対象以外は、できるだけ分配金を繰り越せる投資信託が良いでしょう。

5 . 投資は視野を広く持つことが重要!

これまで投資信託についての解説を行ってきましたが、初心者におすすめな投資は投資信託だけではありません。 投資信託は低リスクな部類の投資ですが、ローンが組めなかったり、細かい投資対象の指定ができなかったりといった難点もあります。 プロに運用を託すわけですから、基本的には信じて任せるしかないのです。

一方、不動産投資なら、ある程度の自助努力で運用成績を向上させられます。 例えば、広告やリフォーム、家賃設定などの見直しで満室経営を目指すことが可能です。 また、自己資金が少なくても不動産投資ローンを活用すれば、賃貸物件のオーナーとして家賃収入を得られます。 さらに不動産投資の経営ノウハウを持っていない初心者でも、不動産管理会社のサポートを受けることで、堅実に成功を目指せるのです。

どの投資を選ぶかは本人の価値観次第ですが、くれぐれも一つの投資方法にこだわりすぎず、視野を広くもってさまざまな可能性を考えていきましょう。

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