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空き家再生クラウドファンディングは投資先として可能性がある?

長嶋 シゲル

長嶋 シゲル

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従来、不動産を対象としたクラウドファンディングは、不動産特定共同事業の規制を受け、一定の資本金を持つ業者しか運営ができませんでした。しかしこの度不動産特定共同事業が改正され、許可ではなく届出制になったり、主催業者の資本金の規制が緩和されたりなど、大規模な規制緩和が実施されたこともあり、中小規模の業者でも不動産クラウドファンディングを実施することが可能になったのです。
https://www.mlit.go.jp/common/001172929.pdf 参照。
その影響で空き家など、活用されていない不動産を再生する目的でのクラウドファンディングサイトが生まれてきています。
不動産投資の対象として、空き家再生クラウドファンディングに投資する意味はあるのか、投資先としての魅力を探っていきます。

目次

1 . 融資を受けづらい時の投資先として使える

空き家再生クラウドファンディングは、運用元の規定にもよりますが、10万円、100万円といった通常の不動産投資よりも少ない資金で投資を始められます。もちろん投資金額が少なければ、リターンもそれに伴い小さくなりますが、資金を眠らせておく期間を発生させたくなければ、少額で投資ができるクラウドファンディングも大いに使い道があるでしょう。
不動産投資を始めたい、もしくは新たな物件への投資を始めたいが、融資の問題で思ったように資金調達ができないということは、投資家にとってはできるだけ避けたいものです。しかし金融機関との関係性、時には担当者との関係性で融資が受けられないこともあります。 ただし注意点としては、ファンドの運用期間によって長期間資金を拘束されることがあります。余らせた資金の投資先として活用できますが、自由に解約できて資金を回収できるか、またファンドの運用期間はどの程度なのかをきちんと確認しておきましょう。

2 . 自分が所有する、活用しにくい不動産の運用を他人に任せる

相続などで手に入れた地方の物件の運用を得意とする人もいますし、手間がかかる物件よりもできるだけ都心の手がかからない物件中心に運用をしたいという人もいます。クラウドファンディングは自分が投資するだけではなく、投資を募るためにも使えるので、持て余している物件の運用を他人に任せたい、というときにも活用できます。空き家再生クラウドファンディングの中には資金を募るだけではなく、運営者を探し、運営を任せられるファンドもあります。自分で物件のファンドを作り、資金と運営者を募って、利益を分配し、自分は分配後の利益を手に入れる。手間を掛けずに収益を得るにはクラウドファンディングの募集者になるという選択肢もあるのです。

3 . 保育所としての活用は安定性が高い

空き家再生クラウドファンディングの中には、保育所を開設するための資金を募集しているファンドもあります。保育所は国、自治体から補助金が支給されるので、運営の安定性は高く、高い収益性が見込めます。
東京都内は言うに及ばず、地方都市でも中核都市は待機児童問題に悩む自治体はまだまだ数多くあります。そのため保育所の需要は常にあり、空き家を保育所の要件を満たす建物に改装し、小規模保育所としてオープンすることを目的としているのです。小規模保育所は園庭の設置などが必須ではなく、駅前など利便性の高い場所であれば高い需要が見込めます。0歳児や1歳児では毎月一人あたり20万円前後の補助金が支給されるので、保育士の数を十分に揃えてもまず確実な黒字経営が見込めるでしょう。
空き家再生クラウドファンディングの投資先として、保育所案件は投資する価値、利益が得られる可能性が非常に高い優良案件と言えます。

4 . 収益性の高さでいえば、民泊物件としての活用が最適か

さらに収益性が高い案件では、民泊案件が有望でしょう。2017年の路線価の上昇率では、京都の寺社仏閣が立ち並ぶ地域が全国一位を記録しました。そのことからも分かるように、観光客の増加の影響を受ける地域は不動産の投資先としての人気も白熱しており、観光客の宿泊先として活用される民泊物件の需要も大変増しています。
ソーシャルレンディングでも、民泊物件を運営する業者に対する融資案件は人気が高く、10%ほどの利回りで運営されている案件もあります。
空き家再生クラウドファンディングでも、海外からの観光客をターゲットに、日本の古民家や古い宿泊施設を改装して旅館や民泊施設にして新たに運営を行う、といったファンドは多く見られます。
需要が増しており、他の投資でも高い収益率を確保できていることから、空き家再生クラウドファンディングに於いても、民泊物件は手堅い投資先と言えるでしょう。

5 . 投資先をよく吟味して収益性の高いファンドを選ぶことが重要

空き家再生クラウドファンディングにも多種多様なものがあり、慈善事業への寄付的な意味合いが強いものから、純粋に投資案件として高い収益が得られるものがあります。
空き家再生クラウドファンディングの場合、投資対象の詳細は明示されますから、自分でしっかりと建物や事業内容を確認することができるのがメリットです。そのメリットを活かすためには、しっかりと自分で物件詳細を確認する習慣をつけ、純粋に投資目的であるのならば、明示されている収益性が本当に正しいのか、計算して確認する癖をつけましょう。

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