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20代から始める投資のコツ|上手な資産運用のポイントとは?

ゴンロク

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現代は、預金や貯金のメリットが非常に小さい時代です。大手銀行の定期預金金利は、0.01~0.2%台が一般的になっています。
100万円を預けても、1年間で増えるお金10円~200円。これでは1年間の利息が、時間外手数料で相殺されてしまいますよね。
つまり、「預金や貯金には資産運用の効果がほとんど見込めない」ということです。人口減少や社会保障費の増大など、将来の不安が見え隠れする時代だからこそ、積極的に投資して増やす時代なのです。

目次

1 . 投資を始める前に押さえておきたいポイント

最近は20代を対象にした投資が増えてきました。なぜ今、20代に投資がすすめられるのでしょうか。 実は投資に不慣れな20代にこそ、隠れた勝機があるのです。

1-1 . 投資を20代から始める意義

日本では、20代で投資に本腰を入れている人は、それほど多くありません。 たとえば、投資の代名詞ともいえる株式投資で、世代別の保有割合を見ると、20代の保有率は8%未満です。 30代が30%近いことを考えると、若者ほど投資に興味がない、と考えることもできます。

「資産を増やすのはまだ先で良い」と考えているのかもしれませんが、実は20代こそ投資は有利と言えます。 なぜなら、20代は30代や40代に比べて「投資に取り組める時間」が圧倒的に長いからです。
投資は、取り組む期間が長いほど、リスクをおさえつつ収益を上げやすい傾向にあります。 年利3%の投資だとしても、複利(利子を元本に組み込んで再投資する)を狙えば、5年で資産は15%以上増えます。 さらに10年で34%、20年で80%、25年で109%、30年で142%も資産が増えていくのです。

○3%複利で投資した場合の資産増加率
・1年目…3%
・5年目…15.93%
・10年目…34.39%
・15年目…55.8%
・20年目…80.6%
・25年目…109.38%
・30年目…142.73%

年利3%といえば、銀行の定期預金以外の投資商品では、低リスクなものに分類されるでしょう。 しかし、同じことを短期間で達成しようとすると、途端にハイリスクになります。つまり、その後の人生に十分な時間的余裕が残されている20代は、低リスクで資産を増大させやすいのです。

1-2 . 目標額の決め方

投資で達成したい目標額の決め方に、特に決まりはありません。 数年に1度は、ちょっと豪華な海外旅行に行きたい、車の購入資金の足しにしたいなど、身近な欲求から目標額を決めるのも良いでしょう。 また、あらかじめライフイベントを想定し、それに向けて投資していくという方法もおすすめです。

このとき「スタート(初期投資額)」と「投資期間」「目標額」をセットで考え、無理のない投資計画を立てたいところです。 前述したように20代は、「時間」が武器です。できるだけ低リスクでコンスタントに資産を伸ばしていける方法を選択しましょう。 また、収入の中から毎月一定額を投資に回す「積立」も意識していくことをおすすめします。

積立投資と複利効果を意識する

例えば、「30歳までに結婚資金として200万円」を目標額にするとしましょう。 社会人1年目の22~24歳から投資を始めるなら、この200万円から逆算して目標利益を設定すればよいわけです。 イメージしづらいと思いますので、もう少し具体的に計算してみましょう。

○社会人2年目(23歳)から投資スタート
・年利3%の金融商品に投資
・初期投資額…30万円
・目標額…200万円
・投資期間…7年
・毎月の積立可能額…3万円

この条件で計算すると、実は5年目を迎える前に目標額(200万円)を達成してしまいます。 そして30歳になる7年目が終わる頃には、元金+利息で「282万円」のお金が手元に残ります。 結婚資金の200万円を差し引いても、まだかなり余裕がありますよね。

こうして具体的な数字で見ると、積立投資と複利による投資運用の威力が見えてくるため、まずは紙やエクセルに数字を書き起こしてみましょう。 また、積立や複利計算には、こういったサイトが便利です。
参考:https://keisan.casio.jp/

1-3 . 投資を効率的に学ぶには?

上の例では年利3%の投資をモデルにしました。しかし、実際に投資を始めるにあたっては、「年利3%をどう達成するか」が課題になるわけです。 この課題を解決するには、投資についての勉強が必要です。その方法としては、

・独学で学ぶ
・FPなどの専門家に相談する

という2つが一般的でしょう。書籍をベースに独学しながら、独自の投資手法を確立している投資家は数多く存在します。 しかし、基礎レベルから効率よく学びたいなら、専門家からアドバイスを受けることも検討しましょう。 ただし、自社の投資商品を売りたいあまり、やや偏った知識を語る専門家がいることも事実です。

そのため、やはり独学で知識を身に着ける方法はおさえておきたいところ。 ちなみに、独学で学ぶとき、座学だけではまず続きません。 少額でも良いので実際にお金を投資し、資産の増減を肌で感じながら知識をつけていくのが良いでしょう。 例えば、

・株式や為替なら取引口座を開設して小さな取引を行う
・不動産投資セミナーやクラウドファンディングで少額投資の案件を探す

といった方法があります。

また、まず「身近なものに投資する」こともおすすめです。 例えばお気に入りの外食チェーンやアパレルメーカー、旅行で行ってみたい国など、生活の中には必ず「お気に入りの銘柄」が隠れています。 こういった対象を突き詰めると、企業なら株価や業績、国ならば為替相場に注目します。

このように、最初から利益率を考えるよりも、自分の興味関心をうまく利用することで、自然と投資の知識が身についていくでしょう。

2 . 上手な投資のコツとは?

何をもって上手な投資と判断するかは、人によって意見が分かれるところでしょう。 しかし、20代から始める投資という意味ならば、以下の3つに注力すべきだと言えます。

2-1 . 1.初期投資額、投資期間、目標額を明確にする

こちらは、既に述べた通りです。投資はシミュレーションをしっかり行うことで、モチベーションを維持しやすくなります。

2-2 . 2.余剰資金かつ少額(小ロット)から開始する

投資は必ず、余剰資金から開始しましょう。 最初は、毎月数千円や数万円からで構いません。資金の額よりも、資金の質にこだわってください。 生活費を切り崩したり、使ってはいけない資産を全て投入したりといった投資は控えましょう。

また、出来る限り小さい金額から開始するのも上手な投資のコツと言えます。 これは、20代に限らず投資初心者全体に言えることです。投資を始めてから日が浅いうちは、自分の中の「リスク許容量の器」が小さいと考えてください。 経験がないために、小さな値動きにも一喜一憂し、長期的な視点と冷静な判断力を失うことが多くなります。
このような状態で多額の資金を投入すると、誤った判断を下す可能性が高いのです。 少額(小ロット)にした途端、勝率や資産の増え方が改善するというのは、株や為替トレーダーの間では有名なお話です。 上級者やベテランであっても、調子が悪いときにはポジションを整理して投資額を減らすケースがあるくらいですからね。

2-3 . 3.適度な分散・積立・複利を意識する

投資は「一点集中・一括投入」で巨額の利益を狙う方法があることは事実です。 しかし、これはあまりおすすめできません。 長期スパンで安定的に資産運用を行うなら、意識すべきは「分散・積立・複利」の3点です。 この3つが噛み合うと、損失のリスクをおさえながら資産運用の効率を高められます。 ただし、資金が少ないうちから分散しすぎると、資産運用の効果が得られにくいというデメリットもあります。

3 . 投資商品その1:株式

積立と複利の効果については、既に述べた通りですが、分散については、ある程度の知識を身に付けないことには判断できません。 そこで、ここから先は代表的な投資商品について解説していきます。一体どんな投資商品に分散すべきなのは、個々の特徴やリスクから判断していきましょう。

まず、投資の代表格ともいえる株式投資です。 民間企業が発行する「株式」売買する投資方法です。投資に馴染みが無い方でも、投資と言えば「株」を連想するくらい有名ですよね。

3-1 . 株式投資の特徴

株式投資で利益を上げる方法は、以下の3つです。

・安く買って高く売る「売却益」
・利益が出た場合、1株当たり決まった額を株主に配る「配当金」
・株式保有者に自社サービスの一部を優先的に割り当てる「株主優待」

証券会社を通じて気に入った株式を買い、値段が上がるまで保持しておきます 値段が上がれば売却し、横ばいならば配当金や株主優待を目的に保持し続けるのが基本です。

また、この他にも「信用売り」と「買戻し」によって差額を得る方法がありますが、初心者向けの長期投資としては一般的ではありません。

3-2 . 株式投資のリスク

株価は、企業の業績だけで変化するわけではありません。政策・市場・機関投資家の動向によって大きく変動します。 単に「企業の業績が良いから上がる」というわけではないのです。 たとえば、ある企業の株価暴落をきっかけに、関連銘柄が一斉に安くなる「連れ安」という事象があります。 上級者でも対応が難しく、初心者なら何が起こったのか理解できないかもしれません。

また、株は投資の中でも特に歴史が長く、上級者やベテランが大勢存在する市場です。 彼らは初心者の動きを想定し、巧妙な売り買いを仕掛けてくることも珍しくないでしょう。 そのため、知識も経験も不足している初心者が、売買のみで継続的に利益を上げるのは至難の業です。 少額から開始し、なおかつ価格が安定している株を購入しながら配当・優待を狙うのが良いかもしれません。

ただし、株は経済・政治・国際情勢などさまざまな分野の知識が付くというメリットもあります。

4 . 投資商品その2:債券

債券は、民間企業、国、地方自治体などが資金を調達するために発行する有価証券です。

4-1 . 債券(日本国債)の特徴

日本国債は、日本政府がお金を調達するために発行している債権です。 これを購入すると、日本という国自体にお金を貸していることになります。 また、債券はあらかじめ「期限」と「利率」が決められており、国が潰れない限りは元本+利子が手に入ります。 日本は比較的安定した国ですから、日本国債は低リスクな投資先として人気です。 しかし、利回りが非常に低く、定期預金よりやや割が良い程度だと考えてください。

直近の日本国債を見てみると、利率は2年から5年満期のもので0.1%、30年満期のもので0.7%です。 一方、日本国債よりもリスク・リターンが高い外国債券は、利率も高めです。

4-2 . 債券のリスク

一般的な債券のリスクは「発行元のデフォルト(債務不履行)」です。 債券を発行した国や公共団体、企業などが、何らかの理由で借り入れの返済ができなくなれば、高確率で元本割れを起こします。 ただし、日本国債の場合は、日本という国の安定度や信用の高さから、デフォルトの心配はあまり考えなくてよいでしょう。 しかし、日本国債はあまりにも利率が低く、他の投資商品に投資したときにくらべて資産の増え方が鈍くなるというリスクがあります。 これはリスクというよりも「機会損失」と考えるべきかもしれません。

また、外国債券はデフォルトの可能性が十分に有ります。 さらに、外国債券は日本円から外国の通貨に変換して購入するため、為替相場の影響を受けることも忘れてはいけません。 簡単にいうと、購入時よりも満期時の為替相場が円高になっていると、日本円としてはマイナスの運用結果になるのです。

5 . 投資商品その3:投資信託

投資信託は、不特定多数の人々から集めたお金をまとめ、専門家が運用する投資商品です。

5-1 . 投資信託の特徴

投資信託では、実際にどの金融商品に投資するかの判断は、専門家の手に委ねられます。 このとき、投資する金融商品の種類や傾向によって、リスク・リターンが変わってくるのが最大の特徴といえるでしょう。

また、面倒な投資判断や日々の運用といった手間がかかりません。 そのため、初心者からベテランまで幅広い層の投資家に人気で、初心者向けの投資として投資信託を勧める専門家も多いのが実情です。

投資信託で投資される金融商品は、国内外の株式・債券・不動産など多岐にわたります。 したがって、専門家に丸投げせず、ある程度は投資信託の内容を詳しく吟味すべきです。

5-2 . 投資信託のリスク

投資信託は、元本が保証されていません。 また、「どの金融商品に投資する投資信託か」で、リスクやリターンが変化します。 一般的に、新興国の株式や債券に投資する投資信託は、金利変動や為替変動の影響を受けてハイリスクハイリターンになる傾向があります。

さらに、信託報酬、監査報酬といった運用手数料がかかることもリスクのひとつでしょう。 利回りが低い投資信託では、手数料を差し引くと手元に残る利益がわずかになることも珍しくありません。

6 . 投資商品その4:外国為替

「FX」などでおなじみの為替取引は、通貨の価格差を利用して利益を上げる投資です。

6-1 . 外国為替の特徴

外国為替は通貨を交換するための市場(外国為替市場)において、通貨同士の交換比率(為替レート)に準じた取引を行います。 たとえば、日本円が相対的に高いとき(円高)に外国の通貨へと交換しておき、安くなったとき(円安)に戻せば、日本円基準での資産が増えるという寸法です。
・1ドル98円の時代にドルを購入⇒1ドル101円の時代にドルから円に戻す⇒日本円資産は98円から101円に増加

また、取引にレバレッジを利かせ、自分が保有する資産の何倍もの通貨を売買できます。 いわゆる「FX(外国為替証拠金取引)」です。2018年7月現在、日本国内のFX会社ではレバレッジ25倍が最大となっています。 100万円の元手で、最大2500万円分の取引が可能ということですね。

さらに、通貨間の金利差を利用して稼ぐ「スワップ取引」も外国為替の特徴といえます。 A国の政策金利が1%、B国の政策金利が3%だとすると、差の2%がスワップ金利というわけです。 このスワップ金利をポイントとして受け取れるのがFXです。

低金利な通貨で高金利な通貨を買っておけば、金利差が収益になります。 日本のように政策金利が0に近い国なら、海外の高金利通貨を買うことでスワップポイントが狙えるわけです。

6-2 . 外国為替のリスク

外国為替は、常に変動する為替相場の影響を受けます。そのため、継続的に儲けるのは株と同等以上に難しいでしょう。 たとえば日本円にしても、将来的に他国の通貨より強くなるか(円高)、弱くなるか(円安)は、プロでも読めないほど難しいのです。 特にハイレバレッジなFXは、初心者が安易に手を出すべきではありません。

保有資産の何倍もの取引で損を出せば、資産は瞬時に吹き飛びます。 また、場合によっては追証を求められ、借金を背負う可能性すらあります。

7 . 投資商品その5:不動産

投資の中では敷居が高い思われがちな不動産ですが、実は以前よりも取り組みやすい環境が整っています。

7-1 . 不動産投資の特徴

不動産投資は、大きく2種類があります。 ひとつは、安い不動産を買って高く売る方法。いわゆる「売却益(キャピタルゲイン)狙い」の投資ですね。 もうひとつは、賃貸用のマンションや一戸建てを購入し、それを他人に貸して家賃収入を得る方法。つまり「利息収入(インカムゲイン)狙い」です。

不動産投資は以前、莫大な初期投資が必要だと言われてきました。現在でもある程度の初期投資は必要なものの、サラリーマンでも手が届く手堅い投資へと変貌しつつあります。 たとえば、将来的に人口増が見込まれる地域に賃貸用のマンションを購入して家賃収入を得る投資方法があります。 人口増が見込まれる地域は、不動産本体の価格や家賃が値崩れしにくいため、比較的低リスクな投資です。

また、不動産投資は一旦仕組みを構築すれば、継続収入を得るまでの手間が少ないことが特徴です。 ネックになりがちな初期投資も、金融機関からの融資を利用することで解決できることがあります。 購入費用を低利で借りられれば、少ない元手でインカムゲインを得る仕組みを構築できます。

7-2 . 不動産投資のリスク

不動産は株や為替に比べると価格の流動性が低く、大きく値崩れすることは稀です。 ただし、元の金額が大きいため、小さい値動きでも絶対的な損失額は無視できないレベルです。

また、金利変動のリスクもあります。 金融機関から借り入れているローンの金利が上昇すれば、利回りを圧迫して収益が低下します。 固定金利のローンを選択すれば回避できますが、相対的に割高なことが多いです。

さらに、購入・運用(経営)・売却時それぞれにかかる税金についても把握しておかなくてはなりません。 購入時には不動産取得税、運用時には固定資産税都市計画税、売却時には譲渡所得税がかかります。

このように、物件を保持しているだけで税コストがかかることもリスクのひとつといえるでしょう。 ちなみに家賃収入については、住宅用の賃貸物件ならば消費税がかかりません。 ただし、事業用物件として賃貸に出す場合は、家賃収入も課税対象になります。

8 . 投資商品その6:仮想通貨

ここ数年、若年層を中心に人気を集めている投資として、仮想通貨投資があります。 ビットコインがその代表とされ、将来的にインターネット上で決済や取引に使われる可能性を秘めています。

8-1 . 仮想通貨の特徴

仮想通貨は、中央管理者がいないシステムでも誰もが安全かつ迅速に決済や取引を可能にできる仕組みを構築できます。 ブロックチェーンやP2P、分散型台帳という仕組みに支えられており、その種類は増える一方です。

基本的には株や為替と同様に、取引所に口座を開設して売買し、収益をあげます。 ただし、株や為替に比べると圧倒的にボラティリティ(価格変動)が大きいため、一獲千金を狙える投資として注目されています。 株や為替の10年分の値動きを、たった半年から1年で達成してしまうほど、変動が激しい相場です。

2018年に入り、大幅な下落調整と市場全体の鎮静化が見られるものの、再度市場が盛り上がる可能性は否定しきれません。

8-2 . 仮想通貨のリスク

2018年7月時点では、仮想通貨投資は非常にリスキーな投資といえます。代表的なものは以下の5つです。

・価格変動リスク
2017年は仮想通貨バブルといわれ、たった1年で10倍~1000倍の暴騰を遂げる通貨が続出しました。 しかしその後は大幅な下落相場となり、含み損を出した方も少なくないでしょう。

・取引所のハッキングリスク
仮想通貨取引所が外部からハッキングをうけ、顧客の資産やデータが盗まれる事件も発生しています。 また、国内大手取引所の大半が金融庁からの業務改善命令・業務停止命令を受けています。

・各種手続きのミスによる通貨の喪失リスク
仮想通貨はインターネット上にあるウォレットアドレスにデータを送付することで、送金や決済が可能です。 しかし、誤ったアドレスに送付してしまうと、送った通貨が消失してしまうことがあります。 これは完全なる自己責任ですが、他の投資では考えられないリスクです。

・課税リスク
日本では仮想通貨取引で得た利益は「雑所得」に分類されることになっています。 雑所得は、最大55%(所得税+住民税)の税率が適用されるため、税負担が非常に大きいのです。

・ルールが整備されていないことのリスク
仮想通貨市場は法的な整備が行き届いておらず、株などで禁止されている「風説の流布」や「仕手行為」「見せ板」を禁じるルールがありません。 これらは金融商品取引法(金商法)によって規制されています。 仮想通貨は2018年7月現在、改正資金決済法の管理下にあり、金商法の適用対象ではありません。 つまり「投資家保護」のためのルールが適用されていないのです。

※ただし、今後は金商法の適用対象になる可能性が高いといわれています。

9 . 投資商品その7:個人年金保険

個人年金保険は、契約時に定めた年齢から毎年、一定額の年金が給付される金融商品です。 俗に「積立年金」と呼ばれるものは、たいていがこの個人年金保険を指していると考えてください。

9-1 . 個人年金保険の特徴

給付期間は契約によって異なり、ある程度限定されている(5年~10年)ものから、一生涯受け取れるものまで幅広いことが特徴です。

個人年金保険の種類

・定額年金
契約時に給付される年金の額が決まっている。個人年金保険の大部分を占める。

・変額年金
年金額が、保険会社の運用実績によって変動する。運用成績次第で、掛け金を上回る給付額が期待できる一方、元本割れのリスクもあり、投資の側面が強い。

・確定年金
加入者(被保険者)の生死に関わらず、契約時に決めた期間は必ず年金を受け取れる。本人が死亡していると、遺族に給付が行われる。

・有期年金
契約時に決めた期間でなおかつ、加入者の生存している間だけ給付が受けられる。加入者の寿命次第で運用成績が左右される。

・終身年金
「一生涯型」と呼ばれ、加入者が生存している限り、年金が給付される。ただし、遺族に対しての支払いは無い。

9-2 . 個人年金保険のリスク

個人年金保険のリスクは「途中解約による元本割れ」と「資金拘束による機会損失」という2点に集約されます。 大半の個人年金は、受け取り開始年齢が60歳以降です。20代から考えると、想像できないほど先の話ですよね。 そのため、一般的には30代や40代から加入する人が増える傾向にあります。

「あまりにも先の話だから一旦解約したい」と考えても、途中解約を行うとマイナスになることが多いのです。 また、別な投資で儲けられそうだと考えても資金を動かせません。これは儲ける機会を逃しているとも考えられます。

10 . 避けておきたい投資法

ここまでの内容から、20代の投資初心者が避けておきたい投資法をまとめていきます。

10-1 . ハイリスク・ハイリターンな投資

インターネットや書籍でよく言われていることですね。ハイリスク・ハイリターンな投資が全て悪というわけではありません。 要は、リスク管理がしっかりできていれば、いくらでもリターンを狙って良いのが投資の面白いところだからです。 しかし、最初の投資で高レバレッジな為替FXや仮想通貨FXに手を出すのは、自殺行為に近いでしょう。

一般的に、自分が平静でいられる投資の金額は、経験に比例して増えていくからです。 リスク管理と資金管理ができないままに偶然利益を上げられても、それは再現性のない「ギャンブル」です。

10-2 . あまりにも低利回りな投資

どの程度を「低利回り」と見なすかは個人の価値観次第ですが、一般的に銀行預金や長期国債のような低利は、資産の増加が実感できません。できれば1%から2%以上はコンスタントに狙える投資を目指したいところ。 資産の増加が実感できないと、モチベーションが維持できず、投資自体が続かないからです。 投資は、「一定以上の利回りで長期間取り組むこと」がベストだといえます。

10-3 . 少ない元手での分散投資

投資はリスク管理が重要で、リスク管理には分散投資が効果的です。 しかし、何も考えずにただ分散させてしまうと、単に利益が少なくなるだけなのです。 元手が少ない初期段階では、いずれかの投資に集中して、利益を少しでも多くすることを考えていきましょう。 分散投資は資産額が大きくなってから本格的に始めても遅くありません。

10-4 . ひとつの情報源のみを参考にした投資

投資は、情報の質が成否を握っていると言っても過言ではありません。 できるだけ確かな情報を、素早く入手することが大切です。 しかし、単一の情報源を信用しすぎると、手痛い損失を被ることになります。 専門家だからといって過剰に信用せず、多方面から情報を集めて判断する癖をつけましょう。

11 . 将来像と目標設定が20代投資の成否を決める

このように投資にはさまざまな種類があります。 人生で残された時間が長い20代だからこそ、豊富な選択肢の中から最良のものを選んでいきたいですよね。

投資は決して敷居が高いものではありません。 まずは将来どういうライフスタイルを確立したいのか、資産の総額はどれくらいを目標にするか、などをイメージしてみてください。 その結果から逆算し、自分に合った投資を選択すれば良いだけなのです。

投資は正しい方法で長く取り組むほど、人生を豊かにしてくれます。 また、自分で資産を増やした経験ができれば、生きていくことへの自信にもつながるでしょう。

少額からでも投資の経験を積めば、単なる貯金とは全く違う結果を得られるはずですよ。

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