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投資で貯金を増やすコツ│お金を貯めるために必要な考え方と方法

長嶋 シゲル

長嶋 シゲル

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政府の政策の影響もあってか、現在日本の雇用状況は回復しつつあります。しかし雇用が回復傾向にありながらも、日本人一人あたりの給与額や可処分所得の金額はなかなか増えず、景気が回復したという実感のある人は少ないのではないでしょうか。日銀が掲げた目標である物価の上昇すら達成できておらず、その結果、所得増による景気上昇もなしのつぶてで、根本的な経済の回復にはなかなか至っていません。

自分の給与が増えない中、貯金を増やすには節約する必要がありますし、倹約と同時にどうにかして収入を増やす手段を見つけたいと考える人も多いでしょう。またお金を増やすにあたっては、必要なだけのお金を貯めるため、普段から基本的な考え方を身につけておくことも重要です。
そこでここではお金の貯め方、そして増やし方についておすすめの方法をお伝えしていきます。

目次

1 . 貯金を増やす2つの考え方の基本

まず最初に知っておくべきは、貯金を増やすためには支出を減らす、収入を増やすという2つの手段を同時に行わなければいけないということです。収入を増やす手段が中々見つけられないという人は、まず無駄な支出を減らすための、お金の管理に関する基本的な方法を知りましょう。

1-1 . 支出を減らす方法

支出を減らすためには、まず自分が毎月どれくらいの出費があるのかを把握しなければいけません。その中でどれが絶対に必要な出費なのか、反対に無駄な出費がどれくらいあるのかを仕分けしておく必要があります。
家庭を持つ方は家計簿を使って日々の支出を記録し、金銭を管理しますが、今では家計簿だけではなくスマホの家計管理アプリサービスなども利用できます。給料やボーナスなどの収入はどれくらいあるのか、そしてレシートや領収書などを見ながら、毎日の支出をこまめに記録することも手軽に実践できます。
毎月の生活費の支出内訳は

・住居費
・食費
・光熱費
・通信費
・被服費
・雑費
・保険
・教育費
・レジャー費

などそれぞれ項目別に分けて金額を管理していきます。

住居費を減らす場合は『やや狭い物件に移り住む』『多少駅から離れた物件に引っ越す』『会社から距離がある駅に住む』などの条件をのめば、家賃を節約できます。
住宅ローンを利用している人は、毎月のローンを減らすために金利の安い住宅ローンや返済期間を長く設定できる住宅ローンへの借り換えを検討してみましょう。
食費の節約は、やりくりだけではなかなか難しいですが、基本的には「安い食材を買って家に貯蔵しておく」「今日は料理が面倒だからと安易にコンビニエンスストアでついで買いなどをしない」「外食を減らしていく」といった方法を取りましょう。
光熱費に関しても劇的に減らすことは難しいですが、最近は『ガス・電気代をオール電化にする』もしくは『ガス会社に契約を一本化』すれば、別々の会社に支払うよりも割引が受けられます。
ネット代や電話代などの通信費は『格安SIMを搭載した専用のスマホを利用する』『家族割りサービスを利用する』など、お得な割引制度が色々あります。現在固定インターネット回線とスマホ回線の二つのネット回線を利用している人は、モバイルWi-Fiルーターの利用などで見直しを行い、一本化することで大幅に費用の節約が可能になるでしょう。
生命保険や自動車保険、火災保険などの各種の保険も、本当に必要なものと不要なものを整理すれば、ある程度出費を抑えることが可能です。
最初は支出の把握は面倒かもしれませんが、まずは自分の生活の棚卸しをするという意識を持って1ヶ月の支出を書き出し、できれば1年間続けてみましょう。
そして「本当に必要な固定費の支出はこれ、不要な出費はこれ、節約可能な支出はこれ」とピックアップしていき、それぞれ意識的に見直しを図っていきましょう。

またもう一つ、貯金を増やす方法としては最初に貯蓄分だけを給料から天引きし、先取りしながら自動的に貯蓄することも考えましょう。職場で財形貯蓄を行っているのであれば、無理のない貯金予算として、まず月々3万円など自動的に引き落とす設定にしてもらいます。そうすればボーナスも含めて2年で100万円ほど貯められるでしょう。
途中解約が難しい定期預金も併用してみましょう。本などの事例を参考に、予算の中で出費をやりくりするコツを覚えましょう。そうすれば出費が多い男性も、浪費癖のある女性も、それらの原因にとらわれず、きっと貯蓄目標を達成できるはずです。このように強制力を活かして貯金することも考えましょう。

1-2 . 収入を増やす

支出を減らすだけではどうしても限界があります。家族が何人もいる家庭でしたら住居費はそう多く節約できませんし、必ずしも住宅ローンの借り換えは誰もができるわけではありません。
食費や光熱費、通信費や被服費も生きていく上では必要なものですから、大幅に見直しを図ったとしても、毎月の支出で減らすことができるのは家計の20%~30%程度ではないでしょうか。
さらに倹約を貫いて無理に出費を切り詰めてばかりいると、毎日の生活が楽しめなくなってストレスを抱えてしまうこともあります。趣味にかけるお金、家族で外食するお金は確かに無駄な浪費として真っ先に見直しを行うべきものですが、それは同時に人生の楽しみを奪ってしまうことにもなります。
むしろわずかなお金を節約するために不自由な思いをしたり、時間をかけて安い店まで買いに行ったりするよりも、その時間を使って収入を増やす方法を考えることが重要です。

サラリーマンとしての収入に加えて一定額以上の副収入があれば、万が一リストラにあった場合でも生活を支えるための柱になってくれます。つまり、人生設計におけるリスクヘッジが行えます。収入を増やす手段としては以下のようなものが考えられるでしょう。

アルバイトをする

休日を使ってアルバイトをし、収入を増やします。ただし、休日だけ都合よく雇ってくれるようなバイトの場合は、ネットや紹介で見つけなくてはいけませんし、休みを削ることになるので自分の体調とも相談しながら新たな職場を探さなければいけません。また会社によってはアルバイトを禁止しているところもあるでしょう。

ネットショップやアフィリエイトなどの副業を始める

自分でアフィリエイトなどのコンテンツやウェブサイトを作り、収入を増やしていく方法は仕事のスキルをアップさせる上でも非常に役立ちます。自分が会社を起こして魅力的なサイトやショップを作り上げていく中で、マーケティングや広告の打ち方、仕入れなどの方法を学べます。成功すれば独立の道も開けるかもしれません。
ただしまとまった金額の売上を確保するまでには時間がかかります。誰でも簡単に売上が上がるものでもありませんし、場合によっては本業以上の労力が必要になるでしょう。

投資を行う

今はフィンテックと呼ばれる技術の発展により、様々な投資手法が生まれています。その代表的なものは仮想通貨です。投資はリターンを生み出してくれますが、同時に必ずリスクも存在します。「自分はどの程度までならリスクを許容できるのか、どれぐらいリターンが欲しいのか」を念頭に置き、自分に見合った投資のタイプを考えながらそれぞれの投資手法を検討しましょう。
投資を行う上では投資対象について入念に調べる必要があります。株式投資の場合は株式市場に上場している日本企業についての知識が得られますし、不動産投資の場合は現在の経済の状況、またエリア別の地価の状況など、日本国内の経済の動向について様々な知識が身に付くでしょう。
投資を行って得た知識は、サラリーマンにとって仕事に役立つ知識となります。
投資にのめり込むことで結果的に本職のクオリティを上げることができ、そして副収入も増やせるのです。それだけにサラリーマンは副収入を得るために各種の投資を行うべきだとも言えるのです。

2 . 投資で貯金を増やす主な方法

投資の種類は非常に多いですが、サラリーマンが比較的取り組みやすい代表的な投資手法と言えば、

・株式投資
・不動産投資
・投資信託

が代表的なものとして挙げられます。
ではなぜサラリーマンがこれらの投資に取り組みやすいのか、またそれぞれの投資手法のメリットとデメリットを見ていきましょう。

2-1 . 不動産投資

マンションやアパートなどの不動産物件を購入し、その物件を人に貸し出して家賃収入を得ていく投資手法です。家賃収入だけではなく不動産相場が値上がりすれば、売却の際に利益が発生します。
物件の購入にはまとまったお金が必要ですが、投資用ローンを利用すれば、少ない自己資金でも数千万円の物件を購入することが可能です。
物件の管理・運営は不動産管理会社に全て任せられるので、本業の仕事に集中したいという人に向いている投資手法です。入居者が決まれば、ほぼ不労所得に近い性質の収入が得られるため、実作業に時間を取られることがありません。
一般的に金融機関は株式投資やFX投資用の資金を融資してくれません。しかし不動産投資に限っては、投資用ローンはほとんどの金融機関で取り扱っています。つまりそれだけ金融機関にとって、不動産投資は回収の見込みが高い手堅い投資だと考えられているのです。
不動産投資は「他人のお金を利用して自分の資産を増やせる」という、他の投資にはない特徴があると言えるでしょう。
ただローンの融資が受けにくい自営業の方、また借金が多い人、ブラックリストに載っている人は気軽に行える投資ではないと言えます。

2-2 . 株式投資

日本でも実行している人が最も多く、ポピュラーともいえる投資手法です。利益を出すためのノウハウも蓄積されたものがあり、株式投資を行うための知識が学べる本やWebサイトは数多くあります。
また投資を実践している人も多いため、同僚や友人から投資のためのアドバイスをもらうこともできるでしょう。
株式投資は売買差益を主な収入源としますが、株主優待特典や業績に応じて分配される配当金などで不労所得も得られます。
実際に自分が業務で関わることの多い会社の株を購入する場合に、サラリーマンとして得た知識を投資に活かせるのは大きなメリットです。また不動産投資に比べれば少ない金額からの投資が可能で、学生や20代の若い人でも株式投資に取り組んでいる人は多くいます。
ただし株式市場は日中しか動いていないため、サラリーマンが売買を行う場合は昼休みや空き時間、もしくは指値による投資が中心になります。習慣的に相場のチェックが出来ないとどうしても不利になると言えるでしょう。急な相場の変動に対応できないこともあります。

2-3 . 投資信託

投資信託を運営している会社に資金を預け、自分の資金をプロに任せて運用してもらうという投資手法です。運用は相場を習慣的にチェックし、数々の投資手法を研究しているプロが担当するため、素人の運用よりも利益が発生する可能性は高いです。また投資先を選んだ後は自分の作業が発生しないため、不労所得を得ることができます。
不動産投資と同じく本業が多忙という人でも、無理せず手軽に副収入を得ることができる投資手法と言えるでしょう。
最大の特徴としては、様々な投資対象への分散投資が可能であることです。投資信託会社でも国内のインデックスファンド、海外のETFなど、通常の投資信託や銘柄を用意しています。自分で情報を集めるのが難しい海外の株式への投資も可能です。
投資対象を分散すればリスクヘッジが可能になるので、手堅い資産形成に大いに役立ってくれるでしょう。
ただし、運用のための手数料が必要ですし、プロが運用すると言っても100%利益が出るとは限りません。運用において損失が発生した場合でも、運用手数料は必ず支払わなければいけないので、リスクはやや高めかもしれません。

3 . 投資で貯金を増やす際に考えておきたいポイント

投資で貯金を増やしていくためには目標も必要です。「いつまでにどれくらい資産を増やしていきたいのか」「そのためには毎月どの程度の金額を投資に回すのか」など、具体的な目標を立てることで投資のために投入する金額と対象の利回りが決まってきます。
もちろん普段の生活がある以上、給料などの収入全てを投資に回すことはできないでしょう。投資は基本的にはリターンが大きくなるほど、リスクもまた高くなります。
生活に必要な現金はきちんと別途貯金しておき、失っても生活に大きな支障が出ない余裕資金で投資を行うことが大原則です。特に家族がいる人はこの点を最も意識して投資に回す資金を考えていきましょう。

3-1 . 生活費と投資用資金を別の銀行口座で管理する

投資を行う前に、毎月の生活費と投資用の資金を別々の銀行口座で管理しましょう。投資はあくまで余裕資金で行うものであり、生活費を充てるものではありません。また別口座で管理しておけば、どの程度収益や損失が出たのかが把握しやすくなります。確定申告の際にも手間を掛けずに一年間の収支を計算できるでしょう。

3-2 . 無理な目標の実現のために、一気に投資しない

最初から高すぎる目標を立てることは危険です。投資はどうしても運の部分も絡んできます。どんなに有名な投資家でも確実に利益が得られるわけではありません。一攫千金を狙って高レバレッジ投資に資金を投入したものの、元本の大半を失ったというのはよく聞く話です。
着実に貯金額を増やしたいのであれば、インカムゲインを増やす投資手法がおすすめです。配当金や家賃収入、投資信託で徐々に資金を投入していき、毎月の不労所得を少しずつ増やしていきましょう。着実な資金の積み立ては投資時期の分散になり、リスクヘッジにも繋がります。1,000万円資金があったからと言って、いきなりその資金を全て投資に回すことは絶対に止めましょう。

3-3 . 急な出費に対応できる現金を常に用意しておく

日常生活では毎月の生活費だけではなく、病気や冠婚葬祭などで急な出費を強いられることがあります。またお子さんがいる家庭では、教育費の多少はお子さんの進路により大きく変わってくるでしょう。そのため生活費をキープするだけではなく、急な出費に対応できる現金はある程度確保しておかなければいけません。
不動産投資などに投資していると、その資金はすぐに現金化できないこともあります。
せっかく資産があるのに現金がないばかりに不便な思いをする、また絶好の投資タイミングを逃すこともあります。
現金の預貯金は生活を守る上で大変重要です。生活費以外にも、必ず一定額の現金を用意しておきましょう。投資はそのお金とは別の資金で行います。

3-4 . 投資対象を分散する

初心者の方が投資の失敗を避けるために必ず学んでおきたいのが、リスク対策です。
リスク分散を行うための基本的な考え方は、投資対象を分担することです。株式や投資信託などの銘柄を分散すれば、1社のみに投資するよりも相場の暴落時に被る損失が抑えられます。また購入するタイミングをずらすことで、購入価格を平均化することも意識しましょう。
投資手法についても、「株しかやらない」「不動産投資しか行わない」「投資信託しか興味がない」「FXだけにする」という一本化は危険です。国内外の様々な投資対象を選ぶことで、経済リスクや国ごとのカントリーリスクを避けることができるのです。

4 . 投資を行う上ではリスク管理が重要。生活を守ることを常に念頭に置く

投資初心者の方にとって、投資を始める前に一番知りたいことは、やはり「どうすれば失敗せずにすむか」そして「着実に資産が増えるのか」という点ではないでしょうか。
そのためには、あやふやな知識のままで投資対象を選ばず、とにかくよく調べることが肝要です。そして、投資対象や投資時期を分散したにもかかわらず相場が暴落した場合、致命的な損失を被らないように十分に備えていれば、投資の世界から撤退せずに済むのではないでしょうか。
同時に、やはり普段の生活あっての投資ですから、日常生活を過ごす上で許される投資は『余剰資金による投資』、これを肝に銘じておかなければいけません。何事も焦りは禁物です。「一気に資産を増やそうとして生活資金にまで手を出してしまった。借金までして投資したため、さらに被害が拡大した」というのもよくある話です。
資金的かつ精神的に余裕を持って投資に臨めるよう、しっかりと本業にも力を入れましょう。

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