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賃貸経営はコミュニティが鍵?コミュニティ賃貸と空室対策

ゴンロク

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「コミュニティ賃貸」という言葉をご存じですか?ここ数年で、賃貸経営に「コミュニティ形成」を取り入れる動きが強まっています。コミュニティ賃貸は、空室対策に役立つほか、物件の資産価値維持にも役立つ考え方です。

今回はコミュニティ賃貸の事例やそのメリットに言及しながら、賃貸経営のヒントを探ってみます。

目次

1 . コミュニティ賃貸のメリットとは?

これまで、賃貸物件の資産価値を維持する方法として、「修繕」や「管理」を徹底することが一般的でした。 また、利回りを維持するための空室対策として、「間取り」や「立地」「広さ」をアピールする物件が多かったのではないでしょうか。 これらは、堅実な不動産投資や賃貸経営に欠かせない要素です。しかし、いずれも多額の追加投資や経費が必要だというデメリットがあります。

一方、コミュニティ賃貸では、「住民とともに作る安心・信頼できるコミュニティ」という新たな付加価値を形成しています。 マンションの住民が参加するイベントや定期的に行われる会合で、住民同士が交流できる機会を創出しているのです。

こういった住民同士の接触は、一体感や仲間意識を育み、自主的に住みよい環境を維持しようという動きにつながります。 また、住民同士が好意的に接するようになり、クレームや苦情が減るといったメリットもあるようです。 これは、賃貸経営にかかる維持管理の手間を減らし、入居者の定着率向上に寄与するでしょう。

ちなみに心理学では「単純接触効果(ザイアンスの法則)」という法則があります。 「はじめは興味がなく疎ましく思っている対象でも、接触する回数を増やすとプラスの感情が生まれる」というのが単純接触効果のポイントです。 賃貸物件のコミュニティ形成は、単純接触効果の恩恵を受けている経営手法なのかもしれませんね。

2 . 映画館に集会場~コミュニティ賃貸の最新事例

最近では実に多種多様なコミュニティ賃貸が誕生しています。 例えばグローバルエージェンツが提供するコミュニティ賃貸「ソーシャルアパートメント」は、映画館を完備した賃貸物件です。 40平米・20座席の小規模映画館を併設し、4Kプロジェクターやサラウンドスピーカーを駆使した映画を楽しむことができます。 また、個人所有のポータブルプレイヤーを接続しての上映も可能です。 さらに同物件では、映画館の雰囲気を演出するため、物件の入り口を劇場エントランス風にデザイン。 映画を通じて住民の間に共通の話題が生まれ、コミュニティ形成に役立ちそうです。

一方、大和ラフネクストと相模女子大学との連携で生まれた「L-commu+PLUS(エルコミュプラス)相模大野」は、コミュニティ賃貸型の学生寮です。 もともと社宅として使われていた賃貸物件にリノベーションを施し、ルームシェアやコモンルーム(集会室)を設けています。 また、学生専用ではなく、多様な世代を受け入れて空室リスクを減らしている点も注目です。 若い世代の意見を積極的に取り入れつつ、物件自体がひとつのコミュニティになるよう工夫されています。

3 . 精神的付加価値を高めるコミュニティ賃貸

このように、物理的な側面よりも精神的な側面から付加価値を高めるという点が、コミュニティ賃貸の要諦といえそうです。 もともと区分所有の分譲マンションで積極的に行われていた手法ですが、最近では賃貸物件でも成功例が増えています。 「長屋」や「下宿」など、日本には古くからコミュニティ賃貸の下地があるため、実は理にかなった考え方なのかもしれませんね。

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