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増税で税額はどう変わった? 相続税の計算方法

人が死亡した際に、亡くなった人の所有していた財産を遺族が引き継ぐことを「相続」と言います。また、遺言によって死後に財産を贈与することを「遺贈」と言います。 相続税は、相続や遺贈により取得した財産に課税される税金です。相続や遺贈などにより取得した財産の価額の合計額が基礎控除額を超える場合、相続税の課税対象となります。

1 . 相続税の計算方法は?

相続税の金額は、以下の計算式によって求められます。

相続税額=(遺産の評価額-基礎控除額)×税率-控除額

遺産の評価額は、現金や預貯金の場合は金額がそのまま評価額となります。土地や家屋など不動産の場合は、固定資産税評価額が評価額となります。
これらの遺産の総額から、債務、葬式費用、非課税財産※を差し引いた正味の遺産額に税率を乗じることで相続税の金額が決まります。

※非課税財産とは以下のものを指します。
・墓所、仏壇、祭具など
・国や地方公共団体、特定の公益法人に寄附した財産
・生命保険金のうち次の額まで
500万円×法定相続人の数
・死亡退職金のうち次の額まで
500万円×法定相続人の数

2 . 税制改正で基礎控除額が縮小に

相続税には、「基礎控除」があります。相続や遺贈により取得した財産が基礎控除額以下の場合、相続税を支払う必要はありません。この基礎控除額が、2015年の税制改正により以下のように改正されました。

【改正前】
5,000万円 + 1,000万円 × 法定相続人数

【2015年1月1日以後】
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人数

この改正により、基礎控除額は改正前より40%縮小されることになりました。改正前であれば課税対象にならなかった相続でも、現在では相続税が発生する可能性が高くなったのです。

3 . 税率が一部引き上げに

基礎控除額の縮小に加えて、相続税の税率も一部改正されています。
相続税の税率と控除額は以下のようになっています。

【改正前】

法定相続人の取得金額 税率 控除額

1,000万円以下 10% -
1,000万円超 3,000万円以下 15% 50万円
3,000万円超 5,000万円以下 20% 200万円
5,000万円超 1億円以下 30% 700万円
1億円超 3億円以下 40% 1,700万円
3億円超  50% 4,700万円

【2015年1月1日以後】

法定相続人の取得金額 税率 控除額
1,000万円以下 10% -
1,000万円超 3,000万円以下 15% 50万円
3,000万円超 5,000万円以下 20% 200万円 5,000万円超 1億円以下 30% 700万円
1億円超 2億円以下 40% 1,700万円
2億円超 3億円以下 45% 2,700万円
3億円超 6億円以下 50% 4,200万円
6億円超 55% 7,200万円

具体的には、2億円超~3億円以下の場合の税率が40%→45%に、6億円超の場合の税率が50%→55%に引き上げとなっています。

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