あなたはどの金融機関を使えるか?最新の融資情勢お教えします!~裏側から見た銀行融資の通し方~

川端 彰
0

不動産投資でいうと、赤本は「融資審査」に通じます。自分が受けられる借金額を把握しておけば、ある程度絞り込んだ形で効率的に不動産探しができるからです。
ジェイワンキャピタルのセミナーは、その大切さを教えてくれるものでした。
目次
1 . 主催会社について
ジェイワンキャピタル株式会社は、不動産売買仲介を軸に賃貸・管理・リノベーション・コンサルティングを行う総合不動産会社です。年間取扱総件数562件、年間取扱総額210億円。取り扱い物件は全国が対象ですが、大半が関東圏に集中しています。
主催会社:ジェイワンキャピタル株式会社
設立:東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル14階
企業URL:
http://www.joc2008.com/index.php
2 . セミナーの概要

■開催日:2018年6月23日(土)
■セミナースケジュール
1部/14:00~14:20
「あなたはどの金融機関を使えるか。最新の融資情勢お教えします!~裏側から見た銀行融資の通し方~」
2部/14:20~15:30
「個別面談」
■所要時間:1時間30分~
■定員:3名
■講師:佐藤輝充主任(営業担当)
3 . セミナーのポイント
同社のセミナーのポイントは、「セミナー時間が短い」ことです。褒め言葉です。セミナーは20分です。最新の融資市況と審査を通過したモデルケースの紹介にとどまり、その後はサッと個別面談に移行します。
個別面談でガッツリ参加者の要望と想定借入可能額を算出します。借入可能額を把握しつつ、不動産のプロの助言を受ければ、その人はある程度「どんな物件を買うべきか」がわかるようになります。様々な金融機関の担当者とコネクションを持つ同社だからこそ自信をもってできることと言えるでしょう。スタッフ一人一人が、融資に関して網の目のように情報網を持っています。
言い換えると「自分がすべき準備に照準を絞ることができる」が同セミナーのポイントになります。
4 . セミナーの内容
融資基準とは実に曖昧なものです。金融機関によって異なり、支店によっても異なり、もっと言えば担当者レベルでも異なります。当然不動産投資に詳しくない担当者だと、融資のモチベーションは下がることになります。
共通して言えるのは、「物件価格の1-2割相当の自己資金を用意しよう」というものです。
これは担保評価額と購入価格の乖離を示した数字だそうです。
また、融資限度額を「不動産諸経費を含めた物件価格の9割」と定める会社もあります。
不動産を買うと、不動産価格の7%に相当する「取得諸経費」がかかります。登記費用、火災保険料、不動産取得税などです。
そうなると、1億円の物件を買うためには最低でも1700万円の自己資金が必要、ということになります。
そんな中でも、「××銀行の融資は緩い。年収の10倍以内という条件で…」ということもあるそうです。業者しか知り得ない裏情報を得られるという意味でもオススメです。
ジェイワンキャピタルのモデルケース
【物件価格】 1億円
【表面利回り】8%
【金利】 1.5%
【融資期間】 22年(築25年想定)
【融資額】 9000万円(自己資金は1000万円)
【ランニングコスト】20%
【年間手取り】約159万円
【不動産取得経費】700万円÷159万円=約4年4カ月
5 . セミナーで学んだこと

不動産投資の第一歩は「借入可能額」を把握すること。自分の身の丈にあった不動産投資をするうえで欠かせない要素です。
それを把握できれば、効率的に不動産を探せるようになるだけでなく、「確実に売りたい売主へのアピール材料になり、希望の物件を取得できる可能性があがる」というメリットも見込めます。
ジェイワンキャピタルの融資セミナーは定期開催しています。
この記事を機に一度参加してみては如何でしょうか。